眼は生活の仕方によって変化する

唐突ですが皆さん眼を動かしていますか?

「眼」というものは日々の生活にとても影響を受けます。毎日筋トレをすれば筋肉を鍛えることができるように「眼」というモノも日々の訓練で強くすることができます。

眼はなぜか特別な部位に感じますよね。確かに特殊な方かも知れませんが、少なくとも他の部位と変わらないように同じ人体の一部です。

なので、いいようにではなく悪いようにも変化します。毎日たくさんの甘いものを食べている人が太ってしまったり、病気にかかってしうまうとのと同様に眼も悪い使い方をしているとどんどん悪くなっていきます。

正直今の私たちはかなり眼に悪い生活をしています。

仕事で一日中同じ画面をじっと何時間も見続けて、帰ってきたら長時間スマホを眺め続けます。

なぜPCやスマホが眼に良くないのかというのを簡単に言ってしまうと、近距離にピントを合わせて見続けることにより眼のピント調整をする筋肉にとても負担がかかるのです。

眼を動かさないで同じ距離をにあるスマホやPCを見続けていると眼のピント調整を行なう筋肉が固くなってしまい、ピント調整が困難になります。いわゆる「スマホ老眼」というやつですね。

そもそも人間の眼は、遠くを見る時は眼に負担がかからないのですが、近くを見る時はかなり眼に負担がかかっています。よく「眼を休ませるには遠くを見たらいい」というのはこの為です。

そうは言っても、「眼に負担がかかっている」なんて日頃から意識することなんてないですよね。わかりづらいですし疲れているなら寝ればいい、くらいにしか思わないです。

ですが、眼が疲れることやピント調整が難しくなってくることで影響は様々です。

・集中力の低下
・処理能力の低下
・動体視力の低下
・作業効率の低下

上記のような能力の低下が明確に現れます。仕事などにも大きな影響がでますし、能力を行使する趣味などでにも影響がでてしまいます。

私は普段「FPS」や「格ゲー」などのゲームをしているのですが、「眼の状態」に気を使うだけで、かなり集中していられる時間は伸びましたし、レート戦などでも眼に見えて結果が変わるようになりました。

なのでまずは、運動不足や食べ過ぎなどの生活習慣による体の心配をすように、眼にいいことや、悪い事をしっかり把握し、意識して生活することが必要になってくるのです。

普段の生活の中でできる、眼の筋肉をほぐしたり、鍛えることのできる方法を紹介していきますので、眼を鍛えながら状態をよくしていき、能力の向上をはかりましょう。

眼から得る情報を増やす

普段なにかを見る際に「見えている」「見えていない」なんて意識しないですよね。

ではあえてここで「ちゃんと眼に映っているか」を意識して見て欲しいです。手元のスマホを見ているならスマホ画面を見えているか、PCであっても映像をちゃんと視認できるレベルで映っているか「意識」してみましょう。

それができたら、その物体を細かく観察しましょう。大きさはどうほどか、どんな形をしているか、模様は、汚れていないか、など得られるだけ得られる情報を得ましょう。

これを日頃からできるようになれば、「集中力」「観察力」が大幅に増します。「見よう」と意識を追加するだけで情報量は跳ね上がります。

人間は常に何かを考えている生き物なので、視認しているだけでは脳は別の事を考えてたりします。ですが、こうやって眼に映るものに意識を向けるようにするだけで、無駄な思考が削ぎ落すことができます。

こうする事により、ミスを防いだり、考えが纏まりやすくなり、そのことに対して頭が回るようになるのです。意識一つでこれができるのでとても簡単です。

意識できる範囲でいいので物事を意識して「見る」ことを頭に置いておきましょう。

「見る」という行為は眼だけで行うものではなく、「眼と脳」で行うものです。眼で見たものを脳が認識して初めて「見える」のです。脳を使ってみることを習慣にしていきましょう。 

眼のトレーニング

眼が衰えている人ほど何かを見る際に眼球ではなく顔を動かします。顔を動かしてしまうと眼を動かす必要がなくなる為、眼が運動不足のような状態になります。

眼を動かさないことにより、眼の周辺の結構が悪くなり、房水の循環がままならないので眼病に繋がることもります。

基本的に眼によく鍛えられる動きというのは眼球を動かすことです。眼の端で捉えられる時は顔を動かさずに眼だけを動かすようにしてみましょう。

眼の端を使ってなにかを見ようとすると脳の刺激にもなるので、脳の活性化にも繋がります。

とりあえず眼を動かせればいいのです。日常の中で動くものを眼だけで追いかけましょう。

トレーニング1 瞬間記憶を鍛える

日常生活でよく見る動くものと言えば車です。顔を動かさず眼だで車を見て追うのは結構トレーニングになります。一番いいのは「車のナンバー」を見て覚えることです。

脳による記憶と眼による追従でかなり見る力が強化されます。これは結構効果がわかりやすく出ますね。動体視力のある方と無い方ではかなり結果に差も出ます。

「瞬間記憶」の力はかなり動体視力に依存します。動体視力テストなどでも一瞬の番号を記憶するタイプの問題が必ず項目にあります。記憶力も鍛えられるのでかなりお勧めです。

実はこのトレーニング法は、プロ野球選手である「イチロー選手」も行っていた方法でもあります。学生の頃からこのトレーニングを行っていたそうです。

アプリなどでも似たようなトレーニングが行えるので気になる方は探してみるのもありです。

アプリや本の紹介はこちらの記事でも紹介しているので良ければ見てみてください。

トレーニング2 ピントを変える

眼を鍛える重要な要素として、「遠近法」というものがあります。

遠くのものにピントを合わせたり、近くの物にピントを合わせたりし、連続でピント調整を行うことにより眼のトレーニングを行う事ができます。

見る物はなんでもいいです。目の前にテーブルがあるならその奥のキッチンに視線を変え、すぐさま目の前のテーブルに戻す、みたいな感じで見る物の距離を変えることでトレーニングになります。

理想は三種類くらいあるといいですね。「近距離(手元)」「中距離(手前)」「遠距離(奥)」みたいな感じで三種類の距離感を連続で切り替えます。

注意点として、ちゃんと一つ一つピントを合わせて、上記でも記載したように「見える・見る」ことをしっかり意識してみるようにしてください。

本当になんでもいいです。本や雑誌、電車の中吊りや広告、並んでいる人、などいろいろなものに視点を切り替えて遠近法のトレーニングをしましょう。慣れてきたらどんどんスピードを上げていくといいです。

やり方
・近距離・中距離・遠距離で連続で視点を切り替える
・ピント調整をしっかり行う。

上記の記事でも紹介しているのですが、この練習を効率的に行えるトレーニング器具があり、「ブロックストリングス」というものがあります。

1500円程のお手頃価格で購入できるので気になる方は試してみてください。私は家でこのトレーニングをするときは必ず使っています。このトレーニングを一番うまくできる器具だと思います。

トレーニング3 血行を良くする

今度はトレーニングと言うより目の血行を良くして疲労回復をする方法です。

お風呂に入った際に目を閉じて温かいシャワーを10秒程まぶたに浴びせましょう。シャワーの強さは気持ちよいくらいの強さにしましょう。目に全く負担のかからない強さでいいです。

シャワーをかけることによって、目の周りの筋肉を心地よく刺激してくれます。

目の周辺を温めたら今度は冷たいシャワーを同じように10秒間ほどまぶたに浴びせましょう。この際に身体を冷やさないようにお湯を溜めたり、湯船につかりながらやるといいです。

これで目の周辺の血行を良くすることができます。交感神経と副交感神経の乱れを抑え、リラックス効果がえられます。

脳と目の両方をかなり簡単に回復させることができるとてもいい方法です。

やり方
1 まぶたを閉じ温かいお湯を10秒程まぶたにかける
2 まぶたを閉じ冷たい水を10秒程まぶたにかける

最近は目によい器具や用品も充実していますね。疲れ目に困っている人は試してみるのもいいかもしれません。

まとめ

まずは「見る」ことを意識して、脳と眼をリンクさせましょう。眼を鍛えるということは脳を鍛えるという事と同意です。「見える」「見る」の意識できるようにしましょう。

そして日頃から眼球を動かす癖をつけることが大切です。眼の筋肉を凝り固まらせない為には眼球移動を行い、鍛えることとストレッチさせることが重要です。

あとはピント調整をうまくできるように、常日頃からピントを頻繁に切り替える癖をつけるとよいです。ピント調整は将来的な眼病予防に繋がるので、早い段階から始めることが大切です。

最後に目の血行をよくして、しっかり目の疲労とるようにしましょう。とりあえず眼を温めると疲労回復に繋がるのでお湯シャワーはかなり手軽で簡単です。リラックス効果が高いので睡眠不足の方などは「ホットアイマス」など利用するといいかもしれませんね。

【FPS・格ゲーに生かす】生活の中で動体視力を鍛える。簡単にできる眼と脳のトレーニング方法