脳を理解すればやる気は出せる
何を成しえるにも「継続」することが必要です。勉強だろうが練習だろうが継続できることによって効果が発揮されます。逆に継続できなければ大した効果は得られないし何も成しえないでしょう。
その「継続」に必要なものってなんだと思いますか?そう、「やる気」です。
やる気が無いと継続なんてできません。やる気なしの継続は恐らく「強制」が必要になってくることでしょう。しかし、強制される環境も整えるのは困難ですし、強制されたことは圧倒的に自分の実になりづらいです。
やる気をコントロールするのって難しいですよね。ある時はあるのですが無い時に頑張る苦痛は結構大きいです。ですが、そうは言ってられないので、いやいや苦痛に耐えながらも皆さん頑張っていると思います。
そんなやる気ですが、やる気も「脳」からでるものです。少し脳の仕組みを知るだけで、今よりやる気をコントロールしやすくなります。
完全にコントーロールできないにしても、やる気の無さを減らしたり、やる気を出やすくしたりすることは全然可能です。
少しの工夫で脳は大きく変化するし、その知識は日々の生活に活用できるものなのです。今回はやる気に関して書いてみたので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
別段、なにか手間のかかる事をするわけではなく、自分の頭の中でも終わらし切れるほどの簡単な工夫なので、軽く意識するだけでもできてしまいます。
読み流してなんとなくでも頭に入れておけば、意外にも効果を発揮するかもしれませんよ。
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やる気はかなり具体的な目標で湧いてくる

脳にやる気を出させるには「報酬」を利用します。何か報酬があるとやる気が出ますよね?それを脳内レベルで行う事によってやる気もでるし、能力アップにも繋がります。
脳の報酬といえば皆さん一度は聞いたことがあるでしょう「ドーパミン」です。
ドーパミンを上手く活用するには「目標」を立てる必要があります。ただの目標ではなく条件があって、まず、第一に具体的で細かい目標である必要があります。
例えば、タイムの目標があるのであれば、最終的な目標ではなく、「〇日までに〇秒以内」であったり、勉強であれば「次の小テストで平均70点以上」であったりと、具体的であればあるほどいいです。
なぜ具体的にする必要があるのかと言うと、確実に達成したかどうかがわかる必要があるからです。
曖昧であったり、失敗に何か理由付けしやすいものであったりすると、目標を立てた意味が薄れます。「達成」か「失敗」かがはっきりしていることが大事です。
目標を達成することが出来たら「やる気」が湧いてくるのが脳のシステムです。
目標が達成できる、という事は脳にとって「快感」になります。
目標を達成した時にドーパミン神経系が活性化して、快感が生じ、さらにその快感をもっと欲しがるようになる事で、どんどんやる気がでるようになるわけです。
ドーパミンが出ることによって、脳の神経ネットワークが広がりやすくなります。これにより、脳機能の上昇が期待できます。できることが増えたり、覚えが早くなったりといいことずくめです。
・目標を立ててドーパミンを出す
・目標は細かくより具体的に
・脳は目標を達成するとやる気が出る
・ドーパミンは脳の神経ネットワークを広がりやすくする
やる気を継続させる目標の立て方

2~3回の目標「確実に達成できる目標」立てる
やる気を出すには「目標」を立てると言いましたが、目標にも立て方があります。
まず、重要なのは上記の項目でも記載した「具体的な目標」です。さらに、継続していくうえで、目標は何回も立てていく必要があります。
最初の2~3回の目標は「確実に達成できる目標」にしましょう。まずはドーパミンを出して脳に快感を覚えさせることが大事です。
達成できて少しでも自分が「嬉しい」と思えるようなことにするとよいですね。
3回達成したら成功率を落とす
三回ほど目標を達成する事ができたら、こんどは少し難易度を上げた目標を設定しましょう。60%~80%くらいで成功できる難易度の目標を立てましょう。
なぜかというと、脳はかなり飽き性です。毎回達成できる目標だと脳は全く満足してしまわなくなるのです。
ここからは必ず達成しなくても問題ありません。最終的には達成できるかできないかのわからない目標を立てましょう。ここでずっと確実に無理な目標を立て続けるのはNGですが…
気持ち達成できる回数が多いくらいの目標が好ましいですね。頑張れば達成できるレベルの目標はモチベーションを大幅に向上させます。
目標設定できる難易度があがると、自分の成長も大きくなりますしね。
・3回達成したら成功率を落として、できるかできないか、くらいの目標に切り替える
一つで二つの目標を立てる

可能な範囲で問題ないのですが、一つの目標に二つの目標を入れるのも効果的です。
例えばですが、「次の試合で3点取って勝利する」という目標を立てると、3点取れなくても試合に勝つという目標が達成できたりと、点を取れなくてもドーパミンを出すことに成功できます。
毎回失敗が続く、という状態はよくありませんからね。目標に工夫してやる気を切らさないようにすることは結構有効です。
もし、「3点取る」という目標と「試合に勝つ」という目標の両方を達成できれば、ドーパミンから得られる効果は倍増します。
この感覚は簡単に想像できると思います。一度に全部のミッション達成を達成した時って気分いいですよね(笑)
目標の立て方で、いろいろと工夫できるので、どんどん試していきましょう。考えるだけでやる気はどんどん上がっていくはずです。
目標や理想はゾーンに繋がる

人間のイメージによる力はとてつもなく強いです。目標を立てる、という行為は未来の自分のイメージを具体的にします。よりリアルなイメージは「ゾーン」に入るキッカケにもなります。
ゾーンに入ることが出来れば、やる気などを一切気にしないハイランクな精神状態を手に入れることができます。
「集中」というと一点に意識を完全に集めている、「他の無駄なことに意識が向かない」という状態で、やる気や意欲を気にする所か、超集中による快感が得られるほどです。
これは結構近い経験をしたことが誰しもあると思います。気が付いたら何時間もたっていた、気がついたら陽が落ちていた、周りの事が全く気にならず作業できていた、などの経験をしたことがあると思います。
行動に移す前に、「自分の理想のイメージ、成功のイメージ」を持ちましょう。成功した時の事を考えるだけでやる気や目的意識が高まります。
これは脳科学的に見ても充分に効果のかる行動です。行動において「意欲」と言うものはそのクオリティを何倍にも上げることが出来ます。
成功させたときの事を考えるだけでも気分がよくなります。「やる気を出す行為」の為に目標や理想を立てる事が、より能力を発揮するゾーンに繋がるのなら、相乗効果でよりやる気がでますね。

「脳科学 心理学 から学ぶ記事」
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