言葉で人は成長する

「言葉」というのは私達の想像よりも大きな力を持っています。特に「名言」と言われる類の言葉は普段の生活からいろいろと聞いていて、そこまで特別なことではないように感じはしますが、タイミングが合った時に利くと永遠に忘れられないくらい、強い刺激と共に脳に刻まれることもあります。

私達はとても幸運です。先人たちが人生を費やして辿り着いた答えの一端を簡単に知ることができます。その言葉たちは私たちの人生を救ったり、成長させたり、奮い立たせたりします。

この記事の言葉の中には共感どころか気分が悪くなるようなものもるかもしれません。それほどにインパクトのある言葉もあるでしょう。

そういった言葉に反発し、自分の中で答えを見出せる可能性もあります。それほどに人の心の根底に触れるような言葉も存在する、ということです。

強い力を持つ言葉を「自分の力」にするのも、読み流してしまうのも自由です。しかし、「この言葉があったから」「この言葉で変わった」という人達もいるということを知っていて欲しいです。

何かを変えるキッカケを自分の中で作り出す為にも、「自分」という存在を分解して読んでみてください。

好きではない仕事、「今の仕事を続けていいのか…」「このままではいけない」と思った時にすること | DISA LOG

成長を促す言葉


僕はもうあのゴールを振り返っちゃいけない。
ゴールを振り返っちゃいけない。
それは、今回のゴールに限らず
いつも僕が思うことで。
酔いは捨てて次に向かう
これが大事なんです。

サッカー選手/三浦知良

人生は様々なことがあります。そんないろいろなことが起こる中で、一喜一憂することなく自分の心を整える必要があります。

乱れた心のままで何かを成すことは困難です。何かしらの悪影響が出てきます。失敗も成功も同じように起き続けるのです。

それは当たり前のことなので、そんなことにいちいち心を囚われてしまわないように平常心を保てる強い心持ちが必要なのです。


よく「人間だからミスはするもんだよ」
とい言う人がいますが、
初めからそう思っている人は、
必ずミスをするんです。

 
基本的にプロというのは、
ミスをしてはいけないんですよ。

 
プロは自分のことを、
人間だなんて思っちゃいけないんです。

元プロ野球選手、監督/王貞治

凄まじい言葉ですよね、「ミスは誰にでもあるしょうがないこと」というタイプの名言は数多く存在しますが、「ミスをしてはいけない」というタイプは貴重です。

しかし、このタイプの言葉は、ミスから立ち直る言葉と同じくらい大切なのではないかと思います。

「失敗しても大丈夫」「人生どんなことでもなんとかなる」こういった言葉を聞きすぎた私達に、どんな言葉よりも必要な言葉だと思います。

「人は他人のミスをずっと覚えている」らしいです。人間のネガティブ面の検知力は凄まじいです。慣れた仕事に緊張感を持てることは最高の能力なのです。


欠点の無い完璧な人以外は、
楽しいことを追及して、
楽しい面をみて、面白く暮らす方が
幸せな生活ができると思うわけで、
結果としては、そのほうが、
幸せな人の数は増えると思うんですよね。

経営者/ひろゆき

ゲームや娯楽などの面白い事は、お金を払わなくちゃすることができません。仕事のような面白くて難しいことは、クリアするとお金がもらえます。

ただただ面白いだけではダメなのです。それはある程度の難易度が高い必要があるのです。

経験値を稼いで強くなるゲームと、リアルの仕事の違いはこの難易度に差があるだけなのです。

楽しめない仕事で天才に勝つことはできないかもしれませんが、それが少しでも「面白い」と感じることができる仕事なのであれば、無限にチャンスがあるかもしれません。


仕事の報酬は仕事だよ。

経営者/井深大

面白い仕事っていうのは、必ずと言っていいほどにライバルが多い。

その仕事にありつく為にはやはり、目の前の仕事を大事にこなし続けていく必要があります。いい仕事は面白い仕事を運んでくるのです。

「面白くない」と言って転職してしまうのは間違いです。

なにせ、新人に面白い仕事を回してやるほど社会は甘くないからです。「仕事」という体裁を被った最高に刺激的な娯楽は働くことでしか得られないのです。


目的を持たない人は、
やがて零落する。
全然目的がないよりは
邪悪な目的でも
ある方がましである

歴史家/トーマス・カーライル

「目的が無い人」と「目的がある人」では、人間的なエネルギーの量に圧倒的差がでます。

何事も「意味」を持たせないと、何もやっていないのと一緒です。邪な目論見であっても、「モテたい」「お金持ちになりたい」と立派なことでなくても、目標は人に力を与えます。

三年後、五年後の目的を設定しましょう。自分の「欲」を持て余すのは、とても勿体ないことです。


月にいこうという
目標があったから、
アプロは月に行けた。
 
飛行機を改良したから
月に行けたわけではない。

経営者/三木谷浩史

分かりやすく、目標を持つことの強さを示した言葉ですね。

年を取ると何もかも諦めがちになります。自分にはそれが実行できる経験や知識などの力が備わっているというのに。

そんなことも考えずに無意識のうちに諦めてしまいます。

何も力を持たない若者がいろいろな目標を立て、成功していくのを見守るばかりです。

年下から得られる力もあるし、目線を上げて努力を惜しまないことはいくつになって必要なことです。


チャレンジして
失敗を恐れるよりも
 
何もしないことを恐れろ

経営者/本田宗一郎

人にもよるかもしれませんが、人生はとは一つのチャンスと考えきれます。

そのチャンスを使わないのは一つのチケットを使わずに期限切れにしてしまうのと一緒です。

人に夢を語り、周りを使って自分を追い込みましょう。

人は怠ける生き物です。追い込み続けて夢を見続けましょう。そうでないと歩みを止めてしまうのですから


人は、他人の事は
行動で判断するのに、
自分のことは決意で
判断することがよくある。

 
しかし、行動を伴わない決意は
期待してくれている人に
対する裏切りでしかない。

ジョーンズ(アンディ・アンドールズ著『希望をはこぶ人』)

有言実行>有限不実行>不言実行>不言不実行

不言不実行が一番最低です。何もない、そこにいない、誰の目にも止まらない、いないのと一緒です。

「言ってばかりで行動が伴わない」とよく言われますが、言わないと何も始めれないし、始まらないです。

何を考えてるかわからないやつは不気味です。何も発信せず簡単な批判しかしない人はいらないのです。


僕は天才ではありません。
なぜなら自分が
どうしてヒットをうてるか
説明できるからです。

プロ野球選手/イチロー

成功をしている時に人は、「自分には才能がある」「自分にだけ備わった実力がある」と考えがちです。

ここで自分を客観視できる人間はとても強いです。「なぜ成功しているのか」「なぜ上手くいくのか」ということを説明できるからです。

この「なぜ」を説明できることによってはじめて、その実力を成しえたと考えはじめることが出来るのです。

「なぜ」が説明できないうちは、ある日突然「次」を失うことでしょう。


知識への投資は、
常に最高の利息がついてくる

政治家/ベンジャミン・フランクリン

たった一時間の勉強で英語をマスターすることは不可能です。

しかし、それが数年続けば、日常会話程度の実力が付く可能性は充分に出てきます。

一切英語の勉強を行わない人は、永遠に話せるようになることはないでしょう。

「コツコツ努力を重ねることが出来る」これだけで大きなものを手に入れられるし、それだけでその人は評価に値するのです。


きっと働いている
人間はみんな
多かれ少なかれ溺れている

高田悦郎(おかざき真理著『サプリ』)

生きていく、というのは辛いことが続きます。

仕事をして、お金を稼ぎ続ける毎日は息苦しくどうしようもないことの連続です。

苦しい思いが続けば溺れているような感覚に陥ります。しかし、溺れている状態は動けなくなっているわけではありません。

身体全身を動かすことができます。手足を思いっきり振って藻掻くことが出来ます。そうするとなんとか浮き続けれます。

悪あがきの連続で人生は続いていきます。動かずジッと沈んでいくことは生きる事を放棄してしまうことなのです。


今いるところが
どうしても嫌だったら、
ここからいつか絶対に
抜け出すんだって、

心にきめるの。
 
そうして運よく
抜け出すことができたんなら、
あの嫌な、つらい場所にだけは
絶対に戻らないって、
そう決めなさい。

漫画家/西原理恵子(この世でいちばん大事な「カネ」の話)

生きていくためにはある程度辛いこともしないといけない。楽しいだけの職場なんて存在しないことは誰もがわかっています。

だからと言って、自分を誤魔化し続ける必要はないのです。自分の人生のあり方は自分で決めるしかないのです。

ただ、逃げるのは楽なことではない。

逃げた先が楽園か地獄かはまだわからないのですから、そして、楽園である可能性は限りなくゼロに等しい、という事を覚悟する必要があるのです。


大事なのは、勝ちたい
という気持ちではない。
 
それは誰でも持っている。
 
大事なのは、勝つための
準備をすることだ。

全米大学フットボールコーチ/ポール・ブライアント(『あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言』)

主にあなたの日常は二つに分かれていると思います。

一つは仕事や学校、もう一つはプライベートの時間です。この二つを上手く両立させることに日々を費やしている事でしょう。

しかし、「勝ちたい」と思う人は、それだけではダメです。サードプレイスで将来勝つための準備をしましょう。

ビジネススクールでも、NPOでも、何だったら資格や英語の勉強などの、自分を磨くものなら何でもいいです。

自分が憧れている地位の人、参考にしたり、勉強になる人との交流を社外でするのもよいです。将来勝つための準備を始めましょう。


「脳科学 心理学 から学ぶ記事 人生を変える言葉」