脳は時間制限を設けると活発に働く
人生において、何かを記憶する、ということは誰であっても何度も必要になってくると思います。学生の頃は常にテスト勉強が付きまといますし、大人になっても覚えることは増えていく一方です。
記憶力の悪さは、容量の悪さに繋がってたり、対人関係に影響したり、重要な場面で後れをとってしまったりと影響は大きいです。
そんな何かを記憶する行為は、脳の機能を利用して少し工夫するだけで、より効率的に記憶できるようになります。
記憶力に関して考える時、最初から「あの人は記憶力がいい」「自分は記憶力が悪い」と考えがちな人が多いですが、一般的には記憶力に違いなんてさほどありません。
実際は、脳の使い方であったり、記憶する方法違う、というのが殆どです。
今回は、そんな記憶法に関して、勉強などにも使える一つの記憶術を紹介させていただきます。
通常なら勉強を始める際には普通に机に向かって黙々と反復して教科書を読み直したりすると思います。ですがその前に一つ試していただきたいことがあります。
机に向かう前に20分から30分なりの時間制限を決めて、その間集中するようにしましょう。
時間制限による脳の変化

時間制限をするとその間に覚えることに対して集中力があがります。
時間制限を設けると脳が制限を意識し、記憶系脳番地が活性化します。制限を設けた際にその事柄にたいして脳は集中する性質があるということです。
もし、制限を設けなかった場合はかなり集中力が低下しやすいです。
これは皆さん経験が沢山あると思うので感覚を理解してると思いますが、時間を決めていないと、「これから頑張り続けなくちゃいけない…」とやる気がどんどん下がっていきます。
あとはもう机に座っているだけで、スマホをいじりだしてしまったり気が付いたら眠ってしまっているというわけです。
ポイントは時間設定を長くしすぎないことです。
二時間かけてだらだら記憶するより、「30分は集中して暗記だけをする!」と決めた方が効果てきめんです。無駄に時間を消費しなくてすみますし、短期集中は恩恵が多いです。
忙しい人はまとまった時間が取れないことが多いですよね。ですがこの方法を使えば少しの空いた時間を活用できます。
一度決めてしまって継続し続ければ、その時間は勝手に脳が集中しようと頑張ってくれるのでこれほどいいことはないです。
・制限は長くしないで短期集中にする(30分程)
・空いた時間を「暗記する時間」と決め活用するとよい
タイマーを準備する
最近はオシャレで便利なタイマーや砂時計が多いです。結構モチベーションが変わります。買ってしまえば「せっかくだし使ってみたい!」ってなって、勉強を始めるキッカケにもなります。
何よりの理由ですが!タイマーをセットするときに皆さん何を使いますか!!
そう!スマホを開いてしまいますよね!!もうおしまいです(笑)
スマホを一度開いてしまえばもう意識は勉強に向かないです。タイマーを設定するだけで閉じれるわけが無いのです(笑)
これは精神的な弱さとかではなく、仕方のない事です。
「自分は大丈夫」と思っている方もいると思いますが、勉強する度にこれを毎回するんです!
毎回このリスクがあるのがどれだけ危険かわかりますか?「よし!勉強しよ!」って言ってせっかくスマホを置いたのに、たかがタイマーをセットする為だけにスマホをもう一度開けることがどれだけ勿体ないことなのか考えてみてください。
一度触らないと決めた段階で触れなくできるようにタイマーは是非準備してみてください…
砂時計なんかは日頃見ることもないし、なんか見てて癒されるのでお勧めです。
毎日簡単にできる記憶アップ術

道具も大した時間も使わないどころか動作も必要ないのでリラックスしている時にでもやってみてください。
内容としてはその日に発した言葉を思い出さすことです。その日発した一番いい言葉と、一番悪い言葉を思い出しましょう。
言葉と同時にその時の情景なども一緒に思い出せるとより記憶力アップに効果的です。一日を振り返ることにもなるので良い習慣になります。
記憶系脳番地の活性化に繋がるので「覚えられる脳」になります。
「一番いい言葉」を思い出せれば、自分がどのようなにポジティブな行動をとったか、どのような言葉で相手を喜ばせたか、と自分を褒める材料が探すきっかけになります。
自分を褒める行為は「自己肯定感」を向上させることが出来ます。自己肯定感は脳の大好物です。ストレスを軽減したり、脳を元気にしたりと、脳の健康面にかなり効果があるので、是非、自分をいっぱい褒めてください。
「一番悪い言葉」を思い出せれば、日々の反省に繋がります。この行為を続けて入れば自分を「客観視」できるようになるので、判断力や冷静さを保つ力が強くなります。
客観視が自信に与える影響はとても大きく、集中力の向上したりケアレスミスが減ったりと、脳を働かせる行為の基盤になります。
瞑想などのメンタルトレーニングも言ってしまえば、自分を客観視する力を鍛えているの一緒です。
なにより、感情的な行動が減るようになります。これだけでも充分な恩恵を得られますね。感情的になってうまくいくことなんてほとんどありません。
日々の生活を良くするには、自分の事を見直すことが一番の近道です。日々の反省を習慣にして、少しづつ人生をいい方向に持っていけるように意識しましょう。
・その日発してしまった一番悪い言葉を思い出します。
その言葉を発した際の情景を合わせて思い出すと良い
脳を知ることで生活が変わる
日常に使える脳の知識を簡単に学ぶことができます。
「やる気の出しかた」「集中力の出し方」「記憶力の上げ方」「正しい休み方」「日常に活気を出す方法」などの脳科学に関わる役に立つ知識が纏まってて便利な本です。
脳の知識があるだけで生き方が大きく変わります。ですが脳について完全に知るにはとても時間がかかりますし難しいです。
そんな人は是非読んでみてほしいです。書店で見かけてなんかボリュームある見た目のわりに結構値段も1000円以内とお得だったので買ってみました(笑)私は値段以上のものを得れたと思いますのでお勧めです。
「脳科学 心理学 から学ぶ記事」

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