序盤の印象の重要性

ビジネスシーンからプライベートまで、相手に対して「印象」というのはとても重要です。

仕事なら、「この人と良い仕事ができるか」「信頼できる相手か」「取引しても問題ないか」などなど、最初は相手の情報を多く取り入れようとします。

序盤に相手に与える印象で、これからの手順は大きく変わってるでしょう。

「信用できなさそう…」と思われてしまうだけで、大きく仕事の進み具合は変わります。逆に、「この人なら大丈夫」と相手に思わせることが最初にできれば、トントン拍子に仕事が進むこともあります。

実は序盤でなら、「この人なら大丈夫」「この人はできる人」って一目置かれるのは、意外と簡単なことなのです。

最初の印象が「ちょっと悪い人」って、もうその人の評価は完全に「悪い人」になりますよね。初めて会った時にミスをしている人なら、その人の印象は「ミスをする人」になるはずです。

この法則は逆にも働きます。最初が「ちょっと好印象」の人は、「好印象の人」として判断されます。

小さなことでもいいので、「少しできる所」を見せるだけで、相手からの印象は上向きになります。

一度好印象を得て、イメージが上向になれば、それからも印象も良くなりやすいです。これも逆に、最初が悪いとイメージは下向きになります。イメージを好転させるのが少し難しくなるでしょう。

今回は、序盤で「お、この人いいな」と、とても簡単に誰でも思わせることができる方法を紹介したいと思います。

記憶力の良いマジシャンの話

人の心理を利用したマジシャンのお話なのですが、アメリカのとあるマジシャンは「記憶力がとてもいい」ということで有名でした。

彼と知り合いになった誰もが、年末に彼から個人的なメッセージつきのカードが送られてきました。

そのメッセージの内容には、会った時に話した内容が必ず書かれていたそうです。

その時に話題にしたこと、家族の名前や、知り合った場所や状況、その際にしたショーの内容で話したことなど……これらすべてを、彼はさりげなくやっていました。

一人ひとりについて、そんな細かいことを記憶していたなんて信じられないですよね。カードを貰った人は感激して、このマジシャンのイメージはとても良かったそうです。

ここで謎になるのが、「このマジシャンは本当に会話の内容を記憶していたのか」という点です。

勿論そんなことはありません。どんなトリックを使ったのかというと、

彼は、誰かと知り合ったその日にうちにカードを書き、年末になったらカードを発送していただけなのです。

とていもいいアイデアですよね、内容を年末に書いてる気分で書けば、自然と相手には書いたばかりのように感じる内容になるでしょう。

この話を聞いて、「印象を良くしたければカードを書けってこと?」ってなった方がいるかもしれませんが、安心してください。そうではありません。

この「相手のことを記憶しているフリをする」ことを応用することにより、相手から簡単に好印象を得ることができます。

詳しくは下記の項目から説明していきます。

名前をフルネームで呼ぶ

人は自分の名前を呼ばれると好感を持ってしまう、という法則をし聞いたことがありますか?

人から好印象を得ようと考える場合は、今から誰かと知り合いになる時、初めて会ったその場で名前を確実に覚えるようにしてください。

「この人の名前を憶えよう」と意識さえすれば、名前は必ず覚えられます。

メモを取る、名刺を見返すなど、覚える方法はいくらでもあります。とりあえず名前を確実に覚えるだけで問題ないです。

お互い自己紹介をする時に、もっと注意を払って、新しく知った名前をずっと記憶にとどめてようと努力しましょう。覚えることに注力し、頭の中でもう一度おさらいすれば、名前を留めておけるはずです。

そして、次にその人に会った時に、ゆっくりハッキリとその人の名前をフルネームで呼んでみてください。

人は、自分の名前を呼ばれるだけでも嬉しくなります。しかも相手は、自分の名前をハッキリ呼ばれたことにより、自分へ気を強く持つことになります。

何より、一度しか会ってない相手に、淀みなくハッキリ名前を呼ばれたらどう思いますか?

「この人は私のことをこんなにもハッキリ認知してくれているんだ」となりますよね。

そして、「しっかりしている人」「記憶力のいい人」「有能そうな人」と好印象に思うはずです。

少なくとも、記憶力がいい印象を持たれている時点で、「頼りない人」「仕事が出来なそうな人」という印象は持てなくなるはずです。

これだけの効果があるにも関わらず、あなたがしたことは「ちゃんと名前を憶えて、呼んだだけ」なのです。かなり得していると思いませんか?

名前を呼び事のメリット

私達は名前で呼ばれることが好きです。また、名前を呼ぶことで相手がしっかりと自分の話しを聞いてくれるようにもなります。

「そこの新聞取ってくれない?」

「○○。そこの新聞取ってくれない?」

とても何気ない会話すよね。あなたはどちらの方が印象がいいですか?どちらの方が言う事を聞きたいと思ますか?

「今度の日曜にどっか遊びに行かない?」

「○○、今度の日曜にどっか遊びに行かない?」

どっちの方が誘いに乗りたいと感じますか?絶対に名前を呼んだほうですよね。ワンテンポある分、少し思考することもできますし、ちゃんと話を聞こうという気になります。

名前を呼ばれない場合だと、突然の遊びの誘いに混乱して、思わず断ってしまう可能性もあります。

それ以外にも名前呼びには様々なメリットがあります。詳しくは下記の記事に書いてあるので併せて読んでみてください。

「言葉使い」と「立ち振る舞い」

印象の話をすれば「身だしなみ」は欠かせないですよね。こういったことを調べれば必ず言われることです。

身だしなみと言えば、「清潔感」ですよね。容姿が特別良くなくても、清潔感があればよい印象を与えれる、とよく言われていると思います。

しかし、正直言って「清潔感」は意識しすぎなくても大体の人はクリアしているでしょう。

当たり前のことをすればいいのですから、さして問題視する必要はありません。わざわざ気をつかうようなことではないです。

では、何に気をつかうべきなのかというと、それは「言葉使い」と「立ち振る舞い」です。

改めて気をつかうのであれば、「言葉使い」と「立ち振る舞い」の二つに気をつかいましょう。

言葉使いは元気にハキハキ話すのもいいですし、冷静で知的な感じを出してもいいです。

立ち振る舞いは、丁寧な感じを題してもいいですし、アグレッシブな様子を出してもいいです。

ただ、どちらも共通して大事にするべきなのは、「落ち着き」です。

元気な様子を出すのもいいですが、「落ち着き」が無い人は、ただのあわただしい人、危なっかしい感じの人になります。

冷静で丁寧な様子を出すのも、「落ち着いた雰囲気」が無い人は、元気のない人、やる気のない人に見えてしまいます。

人は心理的に「安定感」をとても重視します。人の感情に「安心」「安全」に勝って優先されるものはとても少ないです。

逆に、どんなことでも「安定感」があれば、とても良いものと認められます。落ち着いて安定感のある人を目指しましょう。

落ち着いてさえいれば、安定感を演出できるのでとても便利です。

最高に好印象を与えるコミュニケーション術、「有能な人」と思わせるテクニック