見ているもので結果は変わる

自分が見ている景色と他人の見ている景色が違うことを意識したことはありますか?

まず、自分と他人の見ているものが「違う」と意識したことが無い人は、かなり狭い視野で生きていることになります。

映画を観終わった客に感想を聞いた時はだいたい反応が違います。「面白かった」「面白くなかった」「どこが良かった」「どこが良くなかった」と、その人が見ている箇所も違うので感想が違うのも当然です。

単純なことですが、これが案外大きな影響力をもっていたります。

働くうえでも「上司の評価」を気にして働く人と、「お客様からの評価」で働く人は動きが変わります。

「プレゼントをあげること」に喜びを感じる人もいれば「プレゼントをもらうこと」に喜びを感じる人もいます。

例えば、足つぼマッサージの長い床があったとします。ただ道を渡るようにお願いをしても、大体の人は途中で音を上げてしまうでしょう。

「歩くと=痛い」のイメージが強く、痛みに意識が向かう為、大きな苦痛を伴ってしまうからです。

しかし、その床を渡りきると報酬があるとしましょう。大袈裟に「100万円」が貰えるとします。

まぁ、そうなれば大概の人は簡単にクリアしてみせるでしょう(笑)意識は痛みなんかより「100万円」にしか行かないからです。

これを聞くと「報酬があれば話は別」「脳の状態が違う」という事も考えるでしょう。その考え自体に全然問題も間違いもないです。

ここで考えて欲しいのは、この足つぼマッサージの床を渡れる時と渡れないの違いは意識変えただけ、ということです。身体能力や身体のコンディションに違いはありません。

意識の違いだけで脳のコンディションは大きく変わり、実際の結果を正反対のものにしたのです。

このように「意識」の向ける先で結果は大きく変化します。しかし、人の意識というのはほとんど、「自分が今意識を向けていること」の為に使われています。

なので、上記の「100万円」のようなわかりやすい目の前の意識しかコントロールしていないのです。

この「意識」の向け方は、いろいろと応用が可能です。目先のことに意識を向けると、それを処理する為に力を使う事と同じように、未来のことに意識を向けると、その未来で意識していることをかなえれるようになるのです。

かなり抽象的な話になっているので、具体的な意識による結果の変化は下記の項目から説明していきます。

SNSが奪うのは時間だけではない!SNSは夢や目標を遠ざける!TLを眺めるとやる気を失っていく | DISA LOG

自分の想像は行動に繋がる

何かに挑戦する時や何かに挑戦した後って何を考えて次の行動に移しますか?

例えば、あなたが新人営業マンだったとします。自分がアポイントを取る姿を想像した場合、アポイントを「拒否された姿」に意識を向ける人は多いでしょう。

そのイメージした「拒否されている自分」という妄想は、「自分はダメな人間」という情報を脳に与えてしまいます。

逆に「自分が成功している姿」に意識を向けているとします。その場合は「こんな営業もこなせてしまうすごい自分」というイメージが脳に与えられます。

この二つのパターンの意識で、成績が良かったのはどちらだと思いますか?結果は「自分が成功している姿」に意識向けた営業マンが大きく差をつけて成功します。

同じ能力の人間であった場合でも、意識一つで結果は大きく変動するのです。

失敗した時や、もしもの事態に備えて、最悪のパターンを想像するのもわかります。成功するもんだと挑んで大失敗なら大ダメージになります。

しかし、大失敗になる大ダメージの方が大きく成長できます。自分にダメージが無いように、その場しのぎで生きていくと、大きな成長のチャンスを潰すことになります。

失敗したい際の意識の向け方でも差が出ます。「あの時は全然ダメだった…」と過去の事を考えるのと、「次にうまくできたらどれだけ嬉しいだろう」と未来のことを考えるのとではモチベーションに違いが出ます。

反省するのはとても重要なことです。しかし、やり方を間違えれば、ただただ大きくモチベーションを下げ続けてしまうだけです。

結果と行動は全て「あなたの考えと意識の方向でできている」という事を知っておきましょう。

見ている先の違いで、周りと大きな差を作ることができます。

最強の自分は作れる

人の能力というのは必ずばらつきがあります。「早く走れないけど勉強ができる」「力が弱いが繊細な作業ができる」「運動が苦手だけど絵が上手い」などなど

必ず「自分に欠けているもの」があれば、「自分が持っているもの」があります。

「自分に欠けているもの」にばかり意識を割いていると、あれもない、これもない、これもできない、何もできない、と不足感しか生みません。

「何事も努力が大事」とは言いますが、自分にないものを無理に取り繕う必要はありません。

そういったものは「平凡」の範囲を超えないとも言いますしね、「自分にないもの」ではなく、「自分にあるもの」に意識を重点的に向けましょう。

「自分にないもの」に意識を向けても、不安感が募るだけですが、「自分にあるもの」に意識を向ければ、自信や、恵まれているという感謝の気持ちなど、何より「自分はどうすればいいのか」という道が見えてきます。

「自分にないも」に関しては、「理解」をしましょう。悩んだりするより、自分にはないと切り捨てるのも有効です。半端に勝負しなくなるので無駄な時間を取られません。

理解さえしていれば、対処も早くできます。バスケであれば身長の低い選手がゴール下で身長の高い人とジャンプで勝負したりしないです。変に空中戦をせずに降り際のタイミングに勝負を仕掛けるでしょう。

「自分の持ち味を生かした戦い方」をできるように、自分の長所に意識を向けましょう。やるべきことや、やれることが明確になるはずです。

まずは現状を理解する事をおすすめします。今自分の意識が常に何に向かっているか、周りの意識はどこに向いているか、今どこに意識を向ける事が重要か、という事を日頃から考えれるようになれば、一歩先に進んだ人になれるはずです。

「脳科学 心理学 から学ぶ記事 有能な人がやっている意識の向け方」