記憶は感情できまる

不愉快で思い出したくない事ってありますよね。そんな記憶に限ってずっと頭に残って消えないです。

なにかの拍子に思い出しては、意味もないのに思考が停止するほど悩み続けたりしてしまいます。

脳の仕組み的に、良かった悪かったに関わらず、強い感情を伴った出来事は脳に強く刻まれる ようになっています。厄介な仕組みではありますがこれは良かった記憶も同様です。

良かった記憶も残ると言っても、つらい感情が伴った出来事の方が同様の出来事を避けるようと学習する必要がある為思い出しやすいですが…

記憶は「感情+過去の出来事」という形で脳に記憶されるらしいです。

大したことが思い出せなくなるのは、大きな感情を伴わない為、そもそも記憶に刻まれないから思い出せなくなるのです。

嫌な記憶って思い出してしまうと割と大きく影響がでますよね。目の前の事が手につかなくなったり、寝る前だったら寝れなくなるし、それが起点になり他の嫌な記憶まで出てきたりといいことなんてありません。

私は思い出してしまった時にその影響が頭の中で納まらなくて少しだけ態度にもでちゃったりするんですよ、「あぁ…」って声が出たり、手で頭を抑えたりしてしまします(笑)

仕事中に出てきたりすると厄介なんですよね。簡単な仕事をしている時とか思考に無駄な余裕が出てきてしまうせいで変なタイミングで思い出したります。

そのせいで簡単なことでも手がつかなくなったり、集中力がガタ落ちしてしますこともあります。

なので今回は私もやってみてなかなか改善された方法を紹介したいと思います。

嫌な記憶ってたぶん死ぬまで付きまとってくるので早い段階で対応策を持っておきましょう。

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今に意識を切り替える

つらい過去の記憶がよみがえってきた時に重要なことは「意識を切り替える」ことです。

無理に忘れようとしたり、気にしなようにするのはかえって逆効果になります。意識を向けているかぎりは、より強く頭に浮かんできます。

過去のことに向いている意識を今の自分に起きていることだけに切り替えましょう。

瞑想などでもよく使われる方法ですが、意識を自分の身体に全て向けることによって、無駄な思考がでないようにする事ができます。

意識する事で言えば、「今自分が見ているもの」「聞こえてくる音」「身体に触れているもの」「匂い」に意識を向けましょう。

こうすると記憶を巡る余裕なんてなくなりますし、リラックス効果もあり、嫌なことを思い出して不安になった精神を安定させることができます。

無駄な思考がなくなり、現状の詳細をしっかり把握できるため、集中力アップの効果もかなりあります。

ずっと意識を上記に記載した5感に向け続けるのは難しいので、ある程度の現状を把握できたら、今度は呼吸に意識 を向けましょう

やり方はまずお腹に手を置き、「ゆっくり息を吸う」→「お腹が膨らむのを感じる」→「ゆっくり気を吐く」→「お腹が萎んでいくのを感じる」

という感じに呼吸することで、起こる体の変化に意識を置きながら呼吸にのみ集中するので無駄な思考が出てきづらくなります。

これも一般的な瞑想のやり方の一つなので、普段から時間の合間にやることを習慣づけれるといいですね。

ともかく重要なのは「嫌なこと思い出しなぁ…」ってなったら、思考が深くなる前に意識を「今」に向けれるうにする事です。

これがきっかけでマインドフルネス瞑想を習慣するキッカケになれば儲けです♪

つらい過去を利用して雑務をこなす

上記でも記載した通り、忘れようとしたり、悩んだりせずに、意識を他に向けるのが一番効果的です。

しかし、意識レベルだけではどうしようもない時もあります。自宅で一人などの自由な空間にいるのであればもだえ苦しむことになりかねません(笑)

そんな時は「単純作業」を行うといいです。片づけやトイレの掃除、溜まっている洗い物など、なんでもいいので軽い雑務を片付けましょう。

「新しく何かを始める」という行為は意識が向きやすいです。やっていたらそのうち無心になったり忘れたりすることができます。

能動的に単純作業を行うと、集中力があがり効率がかなりよくなります。やることを片付けきれて気もまぎれるなら一石二鳥です。

重要なのは意識を「内」から「外」に向ける事です。無心になってまた思い出すようであれば、作業的にやるのではなく観察したり丁寧にやったりと、その作業への集中力が増します。

単純に家事はリフレッシュにもなりますからね。今の自分と身の回に意識を向けていきましょう。

「脳科学 心理学 から学ぶ記事」