長時間労働によるパフォーマンスの低下
睡眠をとらずに長時間起き続けると思考力、判断力、注意力などのあらゆる能力が下がることは皆さんなんとなく把握していますよね。
ですがいったいどれほど能力が低下している状態なのかと考えると感覚でしかわからないと思います。
言ってしまうと、皆さんが思っているよりだいぶ危険な状態になっています。「疲れているなぁ」で済まされないほどに能力は低下しています。
しかもそれは、数日の睡眠不足とかではなく、数時間の睡眠不足でもなりえるのです。
いつもちゃんと寝ている人でも、残業などの理由でいつも寝ている時間まで起きている場合でもかなり能力は落ちます。
ましてや、残業の場合だと忙しくて残っている事が殆どだし、脳をいつも以上に働かせている状態です。普通に起きてても能力が激しく低下するのに、いつも以上に脳は疲労困憊です。
「残業」による脳への負担は、一般的に思われているより大きいのです。
なので今回は起き続けていると脳にどれほどの影響が出ているのかを説明していきたいと思います。
能力が低下している時は仕事のミスに繋がったり、はたまた大きな事故に繋がったりする危険もあるので脳が疲れている状態を感覚ではなく正しい状況を把握する必要があります。
長時間覚醒はほろ酔い状態と同じ

人間はだいたい一日に15時間~16時間で眠くなると言われています。朝起きて普通に活動し、夜眠くなる一般的なサイクルの時間です。
場合によっては起こりうることですが、朝、普通に起きたのにも関わらず、日を跨いでも活動し続けた場合にその人の頭の中はどういった状態になっていると思いますか?
そんなことは滅多にないという人、そんなこと日常茶飯事という人、と、いろんな人がいると思いますが、人生で数回くらいはどんな人でも起こりうることだと思います。
もし17時間連続で起き続けた場合、脳の状態はアルコール血中濃度が0.05パーセント程度の時と同じ程度までパフォーマンスが低下します。この状態は「ほろ酔い状態」と相違ありません。
飲酒時と同じ状態まで思考力や注意力が低下しているというわけです。
もしこれが仕事で起き続けているとしたら、アルコールが入っていないだけで、状態としては飲酒時並みのパフォーマンスで仕事をしているのと一緒です。
そんな状態であればミスは多発し、簡単に重大なミスに繋がったりしてしまうでしょう。
これは仕事以外にも言えることですが、帰りの移動が運転だった場合、酒を飲んで運転しているのと変わらないと言ってもいいでしょう。一般的にもかなり起こりうるケースです。
交通量の少ない夜の方が圧倒的に事故が多い原因はこのことも関係しているのかもしれませんね。
長時間労働を避ける

長時間の覚醒はとても危険という事を説明してきましたがそうもいってられないです。早く帰れるなら皆さん早く帰りたいですもんね。
とはいってもやはり長時間労働は危険です。ミスをすれば後々さらに時間がとられるパターンが殆どなので無理をするべきではありません。
なので私の一つの解決策としては、限りある一日の時間を今より如何に効率よく過ごすかを強く意識することだと思います。
上記のような記事もございます。より効率よく一日を過ごせる方法を記載していますので良ければですが参考にしてみてください。
もし長時間の活動をしてしまっても、「今、自分の能力はかなり下がっているんだ」と意識できるだけでも行動はいい方向に変わっていくと思います。
この記事を読んでだ事がきっかけで少しでも皆さんが無理なく過ごせるようになって頂ければ幸いです。お読みいただきありがとうございました。
仕事でミスをしたくな人へ
ミスをしたくない。
働いていれば確実に考えることだと思います。ミスをすることは自分の評価を下げることに直結します。逆に、「ミスをしない」というだけで評価は上がるものです。ゆえに、ミスをするしないという事は働くうえでの最優先事項になるのです。
「ミスがない人」という評価があるだけで重要な仕事を任されるようになります。難しくない仕事でも大きな仕事をこなせれば確実に評価されます。なので「重要な仕事を任されるようになる」というのはとても大切なのです。
やはりそのためには徹底的にミスをしないように仕事ができるようになるべきなのです。
ですが社会というのは仕事のやり方を教えてくれても、「ミスをしない方法」は教えてくれません。
なので自分から学ぶ必要があるのです。「失敗して学ぶ」という言葉がありますが、正直に言いますとただ失敗し続けるだけでは成長はできません。自分から失敗しない術を学ぶ必要があるのです。
上記の本では「失敗しない為の術」を学ぶことができます。ミスをなくして仕事の効率を上げたいと考えている方にとてもお勧めなので是非読んでみてください。
長時間労働はアルコールで酔っている状態と変わらない。起き続けているだけでパフォーマンスが下がる

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