生活を変えないダイエット
あなたがダイエットに必要なことを考えた時に、最初に思いつくのはなんですか?
一般的には「運動」「食事制限」などが上げられると思います。確かにどれも場合によっては必要なことです。
しかし、多くの人がダイエットに失敗してしまう原因ってなんだと思いますか?なんとなく皆さんわかっていると思いますが…
ダイエットで一番難しいことは「継続」です。
運動して体重が落ちても、食事制限で体重が落ちても、どれも一時的なことです。理想の体重に持っていくこと、理想の体重にしても維持する難しさは皆さんわかると思います。
維持に必要となってくる考えられた食生活や、定期的な食事制限、一定量の運動、はとても手間になります。
「体重を維持するには代謝を良くして消費エネルギーを多くする」と考えると思いますが、それこそ継続がとても難しいです。
「代謝を良くする」=「筋肉量を増やす」という事なので、筋肉をつけ続けないといけません。日頃運動する機会の少ない人にそれは困難でしょう。
筋肉はエネルギー不足の時に優先的に分解されます。ちょっと風邪をひいたりしてしまえば、暫く続けてきたものはすぐに「0」になることは多いです。
上記のような理由から、理想の形で得られるダイエットには「生活スタイルを変えないダイエット」が必要になってくるのです。
因みにこれは、あくまで「生活スタイル」です。暴飲暴食や間食などなど、太った原因のある生活をしていては元も子もありません。
「生活の改善」は前提として必要になるので、間違いないように認識しましょう。
では、「生活スタイルの変えないダイエット」を考えた時にどういったものを思い浮かべますか?恐らく、「消費カロリーと摂取カロリー」を考えた生活、になると思います。
しかしそれだと、「そんなことはわかっている」「そもそも一日2000ちょいのカロリーで抑えられていたらダイエットなんてしてない」と思うはずです。
仕組みはわかっていますが、その通りに実行できないから苦労している。日常の消費カロリーなんてたかが知れている、となりますよね。
実はそんなことはありません。私達はその日常の消費エネルギーを生かしきれていないのです。
日常の消費エネルギーの効果をもっと出すことができれば、生活スタイルを変えるダイエットが不要になる可能性あります。
それだけでは痩せれないにしても、日常の消費エネルギーを生かせれば、間違いなくダイエットの助けになるでしょう。
今回はその日常の消費エネルギーを生かす方法を「脳科学と心理学」に基づいて解説していこうと思います。
缶コーヒーを飲む人は痩せない!どれだけカロリーを気にしても糖質を気にしない限り痩せるのは不可能 | DISA LOG


「思い込み」いよる身体への影響

「世界は、あなたが考える通りにある」という言葉を知っていますか?私達の意識は全て自分の経験や考えによって形成されています。
周囲の物事についての期待を作り上げ、慣れ親しんでいる形でその期待がみたさると想定されています。
そのことを実証した実験があって、下記のような内容で行っています。
一方のグループには、部屋の掃除をすると「スポーツをしたときと同等の負荷がかかり、客室を掃除するだけでも痩せる効果がある」という調査報告を伝えています。
もう一つのグループには、そのことを教えていません。
結果はどうなったと思いますか?この実験は驚くべき結果になりました。
という結果になりました。
因みに、もう一方のグループに関しては、体重は減らなかった、という結果になりました。
この調査結果に基づけば、「被験者は自分が痩せると期待した。だからその結果が表れた」ということになります。
「思い込み」で痩せる

上記の調査結果から、私達は無意識のうちにイメージを自分の期待に合うように作り上げてしまうことがわかります。
例えば、初対面の人を紹介する時に、非常に成功している重要人物として紹介された場合と、どんな人なのか説明をしないで紹介された場合とでは、相手に対する私達の反応は全く違うものになるでしょう。
私達の脳は自分の脳内で矛盾が起きないように無意識に調整しているのです。
「今私は痩せる動きをしている」「とても負荷のかかることをしている」と思っているだけでも、体への影響は変わってくるのです。
この結果が「胡散臭い」「そこまで信じられない」と思う方は、モチベーションを主体に考えるのもありです。
例えば、掃除の過程で「物を持ち上げる」という行動がありますよね、その行動をする時に、「重い、めんどう」などと思うより、「持ち上げれば身体に負荷がかかる」「良い運動になっている」「この行動が痩せに繋がる」と考えれたらどうでしょう。
何も考えないで物を持ち上げるより、間違いなく張り切って身体を動かせますよね。
拭く、持ち上げる、運ぶ、移動する、という動作に対して、「めんどうだ」「仕事だし」という思考であれば、体は少しでも楽をしようとします。
そういった行動が重なれば、運動量や負荷は大きく下がるでしょう。人間というのは無意識レベルで楽をしたがるものです。なんでも簡略化したり、コスパのいい動きが染みついてきます。
しかし、「いい運動をしている」「痩せに繋がる」と考えて身体を動かしていれば、無意識に動作もカロリーを使う活発な動きになるでしょう。
少し疲れるかもしれませんが、そこもよい運動だと思えますよね、仕事もクオリティが上がり早く終われますし、体に良い負荷をかけることもできます。
これは上記のような清掃業だけに当てはまることではありません。一日中デスクでの仕事をしていたとしても、くたくたになって家に帰ってきますよね、私達の日常の動作は充分にカロリーを消費します。
そうであれば、日々の動作や仕事や移動なども、エネルギーを消費している、と考えるだけで大きく効果があるはずです。
それは筋トレでも変わりません。筋トレの際に負荷をかけている筋肉を意識しながら酷使するだけでも、かなり効果が変わってくることはもはや基礎知識に近いです。
なので、ダイエットをする際には、食事制限や運動ばかりを意識するのではなく、まずは日頃の生活から意識をしてみて、「エネルギーを消費し、この動作は痩せに繋がっている」と考えてみるところから始めてみてください。
「脳科学 心理学 から学ぶ記事 生活スタイルを変えないで痩せる」



コメントを残す