脳のエネルギー源となるも
「脳」というのは人体で一番複雑で大きな役割をしている箇所です。それゆえに脳で消費されるエネルギーは他の箇所と比べてかなり多いです。身体全体の体重と比較しても比率が「約2.5%」しかないというのに多くのエネルギーが脳によって消費されています。
脳には「1000億個以上の神経細胞」が存在しています。この1000億以上の神経細胞によって、脳の様々な部位が構成されているのです。
それら脳神経細胞のエネルギーとして重要になるのが「酸素」と「ブドウ糖」になります。脳はブドウ糖と酸素を反応させてることによりエネルギーを得て活動するのです。
脳は活動内容に応じて体のどの部分よりも新陳代謝が活発になります。そうなると常に大量のエネルギーが供給されます。血液中にあるブドウ糖の約50%は脳によって消費されていると言われているらしいです。脳は常に大量のブドウ糖を消費して活動していると言えますね。
上記からわかる通り、脳のエネルギー源としてブドウ糖は欠かせない存在です。しかし脳はブドウ糖を蓄えることができません。余ったブドウ糖は筋肉や肝臓においてグリコラーゲンという物質に変換されて蓄えられます。
これにより、脳がブドウ糖不足となって際には肝臓に蓄えられたグリコラーゲンを消費するようになるのです。
もしそれでも足りなくなってしまった場合は体の他の箇所にブドウ糖が消費されないようにすることで脳に優先してブドウ糖が回るようにするのです。
何気なくいつも摂取しているブドウ糖ですが生きていくうえで絶対に欠かせないものといのが脳を意識して考えるとよくわかります。ブドウ糖なしで人体はまともに活動することはできないのです。
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脳のエネルギー消費

上記で脳の体重は約2.5%と言いまましたが、脳に流れる血液量は多く体全体の血液量の「20%」程となります。1分間におよそ「800㎖」の大量の血液が流れているんです。
その脳に流れ込んできた800㎖の血液から必要な酸素とブドウ糖を摂取していくのです。大量の血液が流れているだけあって脳の消費するエネルギーは体の全エネルギーの「24%」にもなります。

今、自分の脳がそんなスケールで活動しているとは感じませんよね。いろいろ考えることに使っている自分の脳がどのように動いているかを自分で把握できていないってなんだか変に思います(笑)
今脳にどれくらいの血液が流れ込んでいるか、今脳のどの部分が活発になっているか、今どのほどのエネルギーがどの箇所に使われているか、など詳細が自分で分かれば便利だなぁ、って軽く私は思うんですよね。まぁ、把握できるようになってしまったら頭パンクしそうな情報量が流れ込んできそうですが(笑)
「脳科学 心理学 から学ぶ記事 脳に必要なもの」
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