ゾーンについて

皆さん「ゾーン」をどんなふうに認識していますか?

「物凄い集中している状態」「潜在能力を解放している状態」などの凄まじい集中力でスペックが上がっている状態、って感じで認識していると思います。

「そんな漫画みたいな状態ないだろ」って思う方もいると思いますがそんなことはありません。上記の認識は間違っておらず、人が圧倒的集中力を手に入れた時の能力はとてともなく高いです。

「ゾーン(フロー状態)」は、外国の大学の研究チームにより存在が提唱されており、スポーツ業界などでも注目されています。「一部の人しか到達できない領域」って感じの見方をされているので信じきれてない人もいるかもしれませんね。

※シカゴ大学 心理学者ミハイ・チクセントミハイと彼の研究チームが「フロー」という概念を提唱している

ですが、どんなジャンルの人間であっても能力を引き出せる状態というのスルーできない内容です。研究はどんどん進み、ある程度仕組みから説明できるようになっています。

今後はもっと研究が進みあらゆる人がその手法を活用してくるかもしれません。そんな超技術である「ゾーン」に入りやすくするための条件、又は似た状態に持っていく方法を解説していきます。

人間が能力を発揮できる状態について他記事でも纏めているので良ければ読んでみていただければ嬉しいです。

ゾーンの条件・効果

ゾーンがどんな状態であるか

「ゾーン」というのは「完全に集中しきっている状態」の事を指します。極度の集中状態ですね。

「集中」というと一点に意識を完全に集めている、って感じで難しく感じるかもしれませんが、考え方を少し変えると、「他の無駄なことに意識が向かない」って感じで捉えてると分かりやすいと思います。

これは結構近い経験をしたことが誰しもあると思います。気が付いたら何時間もたっていた、気がついたら陽が落ちていた、周りの事が全く気にならず作業できていた、などの経験をしたことがあると思います。

この時の感覚を覚えることができれば、よりゾーンに入りやすくなるかもしれませんね。

人間はなにか一つの事をしていると、他のことに意識を向けずらくなるので、割と集中するようにできてはいるんですよね、まぁ、一つのことに集中しすぎて危険察知が遅れないように、定期的に集中が切れるようにもできてはいるのですが…

ゾーンにはどんな人が入れるか

上記でも記載したチクセントミハイさんの研究結果により、「フロー状態」に入るには自発的なやる気が重要視されているとのことです。

「内発的動機づけ」とも呼ばれるもので、自分の中から湧く欲求によって引き起こされる行動のこと指し、モチベーションが外部や誘因に関係なく、自分で生みだせいてる状態です。

お金とか称賛などを目的としないで、幸福感を得ることが出来る人は困難な状況に立たされても物事をポジティブに捉え、乗り越えていきやすい、ということですね。

「周りから認められたい褒められたい」などの動機でやっている人より、純粋にその事柄を楽しんでいたり、「楽しもう」する少年漫画のような人の方がゾーンに入りやすいそうです。

これは今の世代には厳しいですね(笑)私達はSNSなどの普及による承認欲求が強くなっているので、何かに打ち込んだり、結果を出した時には、皆から褒められたくてやっている、という気持ちが結構あると思います(笑)

褒められる、報酬目当て、とかじゃなく、純粋にその事が楽しい、楽しめる人間を目指すことがゾーンに入れる第一条件ということですね。

ゾーンにはストレス軽減効果がある

実はゾーンに入ることによって、「脳のストレスを劇的に減らすことが出来るのです。」

ゾーンに入ると、脳はドーパミンやエンドルフィンなどの快楽物質を多く出します。

集中状態が心地いいのはこれが理由ですね。疲労を考えず、思いっきり身体を行使している状態なのに全く苦痛を感じない原因がこれにあたります。ずっとこの状態を維持できればいいとすら思えてきますしね。

ストレスを感じるどころからストレスを減らしつつ脳も身体も限界まで使えるとなれば、はやり最高の状態に相応しいです。

ポイント
・ゾーン(フロー状態)とは「極度の集中状態を指す」、わかりやすく言うと、他の事が気にならないで一つの事柄だけに意識が向けれていれば集中できている状態と言える
 
・ゾーンに入りやすい人の条件は「自発的なやる気」を持っている人。報酬や称賛などより、純粋のそのことに対して楽しさを見出してる人が入りやすい。
 
・ゾーンに入ると脳のストレスを劇的に減らすことが出来る。ドーパミンやエンドルフィンなどの快楽物質を多く出すことが出来るため。

ゾーンに入れない行動

ゾーンに入るのが困難なものがあります。それは「簡単すぎる作業」になります。

また、上記でも記載した、「純粋に楽しむ」という感情が湧かない、「退屈」と感じるもことでも入ることは困難です。

大体は「ストレス」を感じてしまう作業に対して、ゾーンにはいるということは無いです。イライラしてくるとゾーンに入るどころか、集中力はどんどん落ちていきます。※緊張感によるストレスなど適度なストレスは除きます。

ゾーンに入る理想の活動としては

少しだけ困難で自分の能力を試せるようなやりがいのあるレベルの事です

その他で言えば、取り組んでいることに自分が「どれほど関心を持てているか」も重要になってきます。

その活動に意味を感じなかったり、難易度が高すぎて自分がやるべきことではないと思っていると、ゾーンに入る事が困難になります。

言ってしまえば「自分に相応しいレベルの関心を持った事」でしかゾーンに入るの困難

という事になります。もしゾーンに好きなように簡単に入れる人間が出てきたとしてもお皿洗いとかでも入られるとなんか嫌ですもんね(笑)

理想を持つことが大事

人間のイメージによる力はとてつもなく強いです。それはゾーンに入る為にも大いに役立ちます。

行動に移す前に、「自分の理想のイメージ、成功のイメージ」を持ちましょう。成功した時の事を考えるだけでやる気や目的意識が高まります。

これは脳科学的に見ても充分に効果のかる行動です。行動において「意欲」と言うものはそのクオリティを何倍にも上げることが出来ます。

成功させたときの事を考えるだけでも気分がよくなりますからね。

ゾーンに入りやすくなる活動

普段から起こってると脳がゾーンに入りやすくなってよりとされている事を纏めました。

・ハイキング
・水泳
・瞑想
・サイクリング
・ランニング
・絵を描く
・文章を書く
・料理をする

やはり、身体を動かすものが多いですね。身体を動かす行為は無駄な思考を削ぎ落しやすいので脳の整理にも効果的です。

絵を描く、文章を書く、などの行動は「集中力」が必要になりので、普段から行って入ればかなり効果は高いと思います。やはり、集中して脳を鍛えることがゾーンに入るうえでかなり重要になってくると思います。

料理や瞑想も無駄な思考を省き、絶大なリラックス効果とストレス軽減が望めますね。

普段から何かに打ち込む際は、ゾーンに入れるような集中力をもてるよう意識してみるといいですね。よければ参考にしてみてください。

「ゾーン(フロー状態)」に入りやすくする方法。状態の仕組みや条件を理解する