自己肯定感の必要性

皆さん自分を褒めていますか?只管に自分を卑下してネガティブな思考に陥っていませんか?

まず、最初に言っておきますが、実際にどうあれ「自分を褒める」という行為は、脳科学的に見てもとても良い効果のある意味のある事です。

特に日本人は「謙虚」な人が多く、自分を褒めることより自分を下げて大きく見せない、という美徳がありますね。

私もその思想には大いに共感します。自分を過大評価せずに、謙虚にひた向きな姿勢はとてもかっこよく思います。

ですが、その思想が根強くあるせいで、日本では自分を良く見せる行為は「卑しい行為」として見られがちです。その影響もあって、私たちは、自分を過大評価しすぎたり、過大評価されてしまわないようにとネガティブな思考に陥りがちです。

これはとても勿体ないことです。ネガティブな思考は様々なデメリットを生むだけでなく、「自己肯定感」をとても下げてしまいます。

そもそも、人間の脳とは「褒めて伸びる」仕組みになっています。厳しくしていい事は基本的にありません。気分がよくなったり、達成感などで成長する仕組みになっています。

ストレスや緊張感から能力が発揮される場面から考えて、甘さや警戒心の緩みが出てしまわないように、ストイックな思考が良いと考える人も多いと思いますがそんなことはありません。

それは、勝負事などの一時的な場面で言えるとであって、「脳の成長」に関しては褒めて伸ばした方が圧倒的によいです。

常に勝負中の人はいませんよね?もしそうであれば、緊張状態が続いているその環境は間違いなく身も心も労費している状態なので環境を変えた方がいいでしょう。

人間と言うのは誰しもが、「人に褒められたい!」という欲求に駆られいます。認められない、という状態の人間はストレスすら感じてしまう生き物です。

まず、人間と言うのは人に褒められた生き物であるという事を意識しましょう。「自己肯定感」は自分の成長にもとても重要になってくるので、自分を褒めることを忘れないようしましょう。

ポイント
・「自分を褒める」という行為は脳の成長に繋がる
・日本人の思考はネガティブに陥りがち
・ネガティブな思考は自己肯定感を下げてしまう
・人は「褒められたい」生き物である
・人に認められないとストレスを感じる

褒められないと脳は働かなくなる

上記でも記載した通り、脳は褒めて伸びる仕組みになっています。

教育上の考えで「褒められて伸びるタイプ」と「厳しくされて伸びるタイプ」と違うタイプの人がいたりしますが脳は違います。

脳に関しては誰であっても「褒められて伸びるタイプ」となります。

逆に褒められていないことにはストレスとなります。認められないと感じると脳はマイナス思考に陥ってしまい、マイナス思考になると脳の働きは鈍くなってしまいます。

脳の働きが鈍ってしまうと、脳番地の働きが止まって同じ場所を回り続けてしまったりし、正常に働いていない状態になってしまいます。

自己肯定感が下がると能力も低下するのです。

よくある自己肯定感が下がる要因

一人暮らしの方がよく鬱に陥ったりするのを聞いたことがありませんか?自己肯定感の減少は鬱の原因にも関係していたりします。

一人暮らしの方は人と関わる機会が少ない人が多いです。職場でも特に人と関わることが少ない人なら、褒められる事がほとんどなくなるので自己肯定感は下がります。周りに人がいないから仕方ないですが…

何か悪い事があるわけでもないのし、何かがうまくいってないわけでもないのに、自分が肯定されていない毎日を送っていると、「私は何か間違えているのではないか…」と勝手に思い始めてきたりしてしまうんですよね。

人の精神を安定させるためにも「肯定感」は必要になってくるのです。

ここで大事なのが、「自分を自分で褒める」という行為です。

人がいないのなら自分で自分を褒めるしかありません(笑)この行為はちゃんと効果があり、日頃からできているかいないかでは結構変わってきます。

自分を褒める

ここで変に日本人特有の謙虚さはいりません。自分が「よくできたな」「頑張ったな」って思えることは思う存分に自分で褒めていきましょう。

自分を褒めやすいように、自分の長所であったり、自分の目標であったり、個性であったり、と自分の特徴を意識してみましょう。自分を褒めやすくする行為や情報は沢山あるといいです。

別に周りに人がいる環境の人でも自分を褒めて構いません。自分が凄いと感じたことがあれば存分に褒めてあげましょう。

私はよく自分を褒めてます(笑)友達と遊んでいる時でもガンガン自分を褒めてます(笑)

自分で自分を褒めているとナルシストな感じがしてカッコ悪いんじゃないか、と思う人もいるかもしれませんが、案外そんなことはありません。

良い行為やよくできたことを褒めているだけです。何かを自慢しているわけではありません。正直、不快に感じたり自慢に感じたりするような言い方なんて言う前にわかることだと思います。

よくできた自分を褒める行為は案外周りからも楽しそうに見えます 。自分が嬉しそうだったり楽しそうにしていると周りも愉快になってきます。

一緒にいるんだから楽しそうにしている方がいいのは当然ですよね。周りを褒める事ができたらさらにいいです。「褒める」という行為を日頃から行っていきましょう。

嫉妬は脳に悪影響を及ぼす

嫉妬」というのは皆さんしたくてするものじゃないですよね、嫉妬心を抱いてしまったからと言って悪いことではないという事を最初で言っておきます。 

ですが、脳科学の観点から見て、嫉妬心を抱いた時に脳にどのような影響がでるのかというと、思考力が下がってしまいます。

嫉妬している時の脳は熱を帯びて「超前頭野」の血圧が上がります。血圧が上がると脳の酸素効率が低下してしまうという流れです。

酸素効率が低下してしまうと、思考力が低下して複雑なことが考えられなくなっていしまいます。

嫉妬しているだけでは脳に悪影響しかないという事です。

嫉妬は憧れに変換できる

嫉妬が脳に悪いからと言って嫉妬しないようにすることは難しいですよね。ですが、嫉妬と言うのは自分もそうなりたいから生まれる物です。

そうであれば嫉妬は「憧れ」に変換することが可能です。

相手を負の感情で捉えるのではなく、目標や憧れといったポジティブな印象で捉えるようにしましょう。

ポジティブな印象で認知すれば、逆に「超前頭野」がクールダウンして脳の酸素効率が良くなります。

頭が冷静になれば、観察力があがります。相手を羨ましがるだけではなく、「なぜそうなのか」「どうすれがそうなれるのか」を観察しましょう。

何事にも理由があります。ただ羨んでるだけでは自分が変わることはありません。嫉妬した時はチャンスだと思い情報を集めましょう。

人生なんて常に嫉妬の連続です。これをただの負の感情として処理していくだけでは勿体ないです。

嫉妬している自分にも嫌気がさしますしね、自己肯定感を下げる要因にもなりかねないです。

嫉妬しないでプラスに受け止め、嫉妬の対象を目標にできる強い人間として、そのことでも自分を自分で褒めれるような人間として、余裕のあるポジティブな人格にできるよう意識していきましょう。

自己肯定感は脳を成長させ、嫉妬は脳を非活性にさせる。おめでたい人間は強い