続けることは難しい

人のやる気というのはとても脆いものです。特に「○○になりたり!」「〇〇を達成する!」みたいな「目標系」のモチベーション維持はとても難しいです。

「○○しないといけない」みたいなものもやる気は出ないのですが、最終的にやらないと自分の身があぶないので結局できてしまいます(笑)

しかし、自分の願いの為に行う努力などは、自分の立場が危うくなったり、「最悪」の事態になったりすることが無いので、続かなくなることが多いです。

「もうこれくらいでいいかな…」とか「自分には合わないな」と、理由を付けて諦めてしまうパターンに入ることが多いです。

なので、何を始める際にも最初は「人のやる気はとても脆く、気合や根性だけでは絶対に続かない」と意識したうえで挑むことです。

続けていくには工夫であったりなにかの強制力が必須になってくるのです。気合や根性で初めても時間やお金を無駄にすることになるでしょう。

これは続かない人が悪いというわけではありません。人間とはこうゆう生き物です。何らかの工夫や理由がないと続かないのは全員一緒です。

「あの人は優秀だから」「自分はダメな奴で何をやっても続かない」ということは無いのです。同じ人間なんですし脳の仕組みは基本的に一緒です。

問題は脳の使い方が違う、という点です。この使い方、という点で言えばやる気を維持する方法はとても沢山あります。

今回はその中でもかなり簡単で、かつ、多くの人が実践しやすいやる気の出す方法を紹介していきたいと思います。

「ゲームならいくらでもできるけどな」「漫画ならいくらでもよめるけどな」「サッカーなら毎日したいと思う」「ゴルフならやめないで定期的に続けられる」と言う風なことを考えたことがある人なら実用しやすです。

また、「人と関わりながらならやる気が出る」と言う人や、友達が多い人などに有利な方法も紹介していきます。

「何をやっても続かない」と言う人は、一度読んでみて実践してみてください。

理想の人、憧れの人に近づく方法、脳の習性を利用して自分を理想の人間に変える | DISA LOG

得意分野を利用する

上記で軽く触れましたが、ゲームや漫画等の趣味などを好きなことへのやる気に繋げやすい方法があります。

それにはまず、自分の好きなことが「なぜ好きなのか」という点を分析する必要があります。

例えば趣味が「ゴルフ」であれば、下記のように分ける事ができます。

ゴルフ好きの特徴を細分化
・「スポーツが好き」
・「技術力を競う」
・「スピード勝負ではない」
・「スコアが重要になる」

などなど、様々な特徴が出せると思います。上記のようになった場合、ゴルフのどういった点が好きなのかと言うと、「身体を動かすのが好き」でったり、「高い成績を取る」ことであったり、「人と競うのが好き」という点になります。

こういった点を勉強などのやる気が必要なものに取り入れていくとモチベーションが上がりやすいです。

この場合なら、テストで良い成績が欲しい時は「高い点数を取る」という目標でなく、「○○より高い点を取りに行く」などの、「競う要素」を取り入れるといいです。

ゲームが好きの人で「対戦ゲームが好き」というパターンであれば、同じように対戦相手を決めることでモチベーションを上げれます。とりあえず「○○より高い点数を!」見たいな感じでもいいです(笑)

「競う事」「勝つこと」の楽しさや達成感を意識しましょう。

「本を読むのが好き」と言う方は、面白くはないと思いますが、好きな本を読む前に少しだけ物語を読むつもりで教科書を読む、などの工夫をしてみるのもありです。「そのつもり」は結構効果があります。

筋トレでもダイエットでも、好きなことを細分化すれば何か当てはめきれる要素があります。好きなことの特徴を頑張りたいことに生かしましょう。何も意識しないことよりは大きく継続しやすくなるはずです。

苦になることなく続けられる理由をわかりやすくすると下記のようになります。

・好きである
・やらないと大変なことになる
・競争の要素がある
・得をする
・やっていて楽しい
・やっていて気分がいい

この要素を意識して取り入れればどんなことでも続けやすいと思います。今まで自分がやってきたこと、やらねばいけなかったこと、を思い出してみてください。だいたいは上記の要素が原因だったはずです。

自分の苦手な分野を伸ばす事にも使えますね。得意分野を利用して苦手なことにも取り組んでいけるようにしましょう。

強制力を使う

同じことを言いますが、人の脳の仕組み的にやる気のない事の「継続」とはとても困難です。自分の意識だけだと成功率は低いです。

なので自分からではなく、外部からの「強制力」を利用するのが効果的です。上記の「やらないと大変なことになる」という要素も、外部(他の人)の影響であることが多いです。

外部の強制力を生かす手段として、他の人を巻き込むようにしましょう。

もし、毎朝ランニングをしたいとします。そして一人で始めたところで多くの人が三日坊主となることでしょう。

結構大変なんですよねランニングって(笑)私は一回でやめたことすらあります。今までランニングをしたことが無い人が一人で始めるなんて無謀に近い事です。

そんな時は一人で始めようとせずに、同じように「毎朝ランニングしてみたい」と思っている友人や知人と一緒に始めてみましょう。できれば家族以外がいいです。

なんだったら、毎日でなくてもいいです。週二回や三回とかでもいいです。仲間という「外部の強制力」を作るようにしましょう。

「朝、他の人が待っている」となれば、サボるという選択肢がなくなります。

もし、他の人が辞めてしまっても、少しの期間でもその習慣が続けば、一人になったとしても続けやすいです。人間は習慣の生き物ですからね、「やらないのが気持ち悪い」という思考に持っていければ勝ちです。

これは部活でもダイエットでも筋トレでもなんでもいいです。仲間の存在は動機付けを高める効果を持っています。

「アブラハム・マズローの欲求段階説」をご存じでしょうか?人間の欲求を五段階に分類したものです。

第1段階:生理的欲求
第2段階:安全欲求
第3段階:社会的欲求
第4段階:承認欲求(尊重欲求)
第5段階:自己実現欲求

仲間と目標に取り組むことは「第3段階:社会的欲求」「第4段階:承認欲求(尊重欲求)」を満たすことができます。

頑張れば満たされるのも自分だし、成果を出せれば、それで得をするのも自分です。自分の為だと思い、仲間の為に頑張りましょう。

「脳科学 心理学 から学ぶ記事 理想の人、何をやっても続かない人へ」

Kagg.jp