成功することが難しい理由
まず、私達は「なぜ、成功することが難しいのか」ということを具体的に把握する必要があります。
「成功している人」が一握りであることはわかります。ですが、逆に言えばそれしかわからないのです。「なぜ一握りなのかの理由」をはっきりと把握していません。
よくある自己啓発文のように抽象的で「なんとなくわかったかも？」みたいな状態にしてしまう前に結論から言わせていただきますと、あらゆる分野のレベルが高くなってるからです。これは時代の影響あります。
少し悪い言い方になっていしまいますが、私達が思う理想の業界は昔なら今より簡単に成功できます。簡単にと言うよりは「勝率が高い」です。
例えばで言えば、今の漫画業界をどう思いますか？「絵のレベル」「話のレベル」「作品数」「漫画家を目指す人」どれも昔とは段違いに高いし多いです。
読まれる媒体も増えて新しい人が表舞台に顔を出しやすくなっているのも事実ですが、それ以上にレベルの高いライバルも多いです。
そして作品数に関しても、あれだけの漫画が毎日出てくるのなら一つ一つに触れてみる時間なんてないです。皆人気の作品に集中するでしょう。
誰が描いたかもわからない作品を読んでいる暇なんてないのです。人気の作品だって次から次へと新しい話が更新されていきますからね。
漫画に続いてアニメ業界でも最近のレベルの上がり方は異常です。「ufotable」「MAPPA」のような作画がとんでもなく良い会社が大勢の視聴者を取っています。
もし、「アニメ会社を設立したい！」と考えている人から見たら今の現状をどう思うでしょう。このレベルのアニメ会社がある中で、今更新しいアニメ会社を設立しようなんて思えない人が殆どでしょう。
漫画やアニメに例えましたが、このような現象がどの業界・分野でも起こっているのです。自分の人生を犠牲にするだけでは到底手の届かないモノだと分かってしまいます。
今の時代、今まで通用していた条件をクリアしていざ売り出したとしても「過去にありふれているモノをあなたから買う必要はない」と失敗してしまうのです。
正直言って、説明をしなくてもこんなことは全員がなんとなく分かっていることです。ですが、今の時代で意識を変えるにはこの考えを具体的に理解する必要があると私は思っています。
今のところ悲観的なことしか言っていませんが、「成功者が持っている意識」を紹介する記事です。なので、自分の目標を叶えるためであったり、目標までの距離を明瞭にするための一つの判断材料として読んで頂けるとありがたいです。
挑戦できない
上記で説明した通り、私達が理想を求める業界や分野において、今の時代はとんでもなくレベルが上がっています。
なので、「自分の人生をかけても手にいれきれない」「何か大きなアドバンテージが無いと無理」と考えてしまいます。そこで「才能が無い」「時間が無い」「お金が無い」と諦めていきます。
レベルの高さにビビッてしまうのです。これは殆どの人が当てはまるでしょう。「成功しか見えていない！」なんて漫画の主人公のような思考を持った人は文字通り漫画の中だけです。
誰もが自分の賭けたものが無駄に失われていくのは怖いです。他の人になったことなんてないので言いきれませんが、脳の仕組み的にもこれは全員と言っていいでしょう。
「時間を無駄にする」「お金を無駄にする」「努力を無駄にする」それでも何か得る物がある、なんて実践中は考えてられないです。欲しいのは成功なのですから、、、
そんな怖い思いをしてあんなレベルの高い世界で生き残ろうなんて少し考えただけで「無理」って思うはずです。
成功体験の不足
成功しないと諦めるも興味が無い訳ではないです。なので、今の時代知識を蓄える人は多いです。掲示板を見る、動画をみる、ネット記事を漁る、ＳＮＳを渡り歩くと、いろいろな手段で知識を得ます。
知識を集めるのはいいことですが、ここで一つの問題が発生してしまいます。それは知識を蓄えるだけで満足してしまうことです。
「知る」ことと「実践」ではとんでもなく大きな差があります。これはどの分野でも言えることでしょう。今の世代は始める前から終わりに向かっている人が多いのです。
知識を蓄えてシュミレーションをします。そして「やったつもり」になってしまいます。「やったつもり」は「やっていない」と全く同じです。
「ゆったつもりになることで、やる前から負けている」という状態になってしまっています。これが情報化社会の悪い所かもしれませんね。
「わからない」＝「やらない」、「教わってこなかった」＝「やらない」になったことはありませんか？私は最近この思考が自分の中にあるのをよく感じます。
この思考が「成功する人」と「変わらない人」の大きな違いになっていきます。
「成功する人」と「成功できない人」の違い
ここまで来てやっと本題です。悲観的な話を永遠とし続けてすみませんでした
散々「今の時代は成功するのが難しい」「挑戦すること自体が難しい」という旨を説明してきましたが、ここからはその意見に反抗するような内容になります。
これだけ「挑戦や成功は難しい」と言ってきましたが、「成功する人」は「どんなことでも実践している人」です。
「実践しないと夢は叶わない」なんてありきたりなことを言いたいのではなく、「実践する人」と「やらない人」とでは大きな格差があるということを言いたいのです。
最近の若い世代は「能力の格差が激しい」と言われています。昔では考えられなかった「２０代で億万長者」になっている人が増えている中で、「一切仕事が出来ない」という人も増えています。
本当に「２０代でお金持ち」なんて人は今では珍しくなくなっています。昔はお金に関して「歳」がものを言う時代でしたけどね、今は稼ぐやつは稼ぎます。
その反面、「まだまだ仕事ができない」なんてレベルの話しではなく、「もはや仕事にならない」という人も増えているのです。とても両極端な状態と言えます。
そして、この格差を生み出している原因となるのが、上記で説明した「体験の不足」と言われているわけです。
最近は「わからない」＝「やらない」となった時に、「やってみたら？」と言ったところで、「教わってこなかった」＝「やらない」にループしてしまいます。
今の人は本当に「やらない」に尽きるのです。実践への抵抗力が半端ないです。
先ほどの流れから例えると、「漫画家になりたい」となった時に、「試しに出版社に持っていってみたら？」と言っても、まずその人が持ち込むことはないでしょう。
この会話をみて思うことがある人は多いのではないでしょうか。本気で目指しているかにもよると思いますが、正直言って私も「持ち込み」なんて抵抗を感じると思います。
確かに今の時代では、ツイッターなどのSNSやネットから逆に声がかかるかもしれません。それなら恥をかくリスクもなく夢に近づけるかもしれません。
しかし、それこそほんの一握りです。それこそ才能頼りです。普通の努力をしている人にはまず起こらないイベントでしょう。
「普通に努力している人」は大勢います。「自分で持ち込んでいる人」も大勢います。そんな中、最低限の行動すらしていない人が成功なんてするはずがないのです。
挑戦して初めて自分の価値を知る
上記で「過去にありふれているモノをあなたから買う必要はない」ということを言いましたが、これは速い段階で体験して知ることが必要な大事な要素です。
どんな分野であっても基本的には「自分自信が買う気になるか」ということを知る必要があります。売り買いであったり、自分が選定する立場になって考えれるようになるには、その分野を経験するしかないです。
そのことを知る際、多くの人が自分のプライドを傷つられるでしょう。「自分を安く買い叩かれた」という経験をします。
そしてそれを経験することによって自分という人間の相場を知ることができるのです。普通のモノは誰にも買ってもらません。そんな中で自分の価値をどのように光らせるかは経験してみないと一生理解できないのです。
成功には回数が必要
ここまでを簡単に纏めてしまうと、
・挑戦できなくなっていること
・情報だけで満足していること
・実践しないと能力に格差がでること
・失敗して自分の価値を把握すること
上記のようになります。成功が難しい理由に関しては、その業界や分野によって変わるので自分で体験して知る必要があります。
まず前提として、「成功するのは難しい、まず失敗する」を頭に入れておくことが大事です。私達は常に周りと比べてしまいます。
そして「たった数年で成功した」「数か月で成果が出た」「学生の頃から始めていた」という成功している人達ばかりを見てしまうのです。
やらない理由を探し始めたら無限にあります。特にそうやって周りと比べて萎えてしまい、やる前から終わってしまえば経験値も「０」です。
成長しない人の思考は「失敗」→「終了」です。まずそこから変えましょう。通常は成功する方がありえないのです。
成功する人は思考は「失敗は当たりまえ」→「成功するまでやる」です。１００回やってたった１回を成功に持っていくつもりでやりましょう。
再度言いますが、今はどんな分野でも成功を収めるのは難しいです。１００回に１回でも１０００回に５回でも回数を重ねましょう。
絶対に何か失うしプライドを傷つけられて心を折られることもあります。しかし、それは成功するために必要なことです。
最初から犠牲になるものを承知して挑戦してみるといいです。失敗する理由は何も失わないで成功しようとするからです。
とりあえず何事もネットの中だけで終わらずに自分で実践してみるようにしてみましょう。
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