睡眠薬の危険性、とりあえずで睡眠薬を飲むのは危険、寝れない人と眠りが浅い人の対処は違う
不眠症の辛さ
「布団に入っても目を瞑り続けているだけ」
「何時間も寝返りを打ち続けて逆に疲れて来る」
「少し眠れたと思ったらすぐに起きてしまう」
朝まで寝れないで過ごすのは本当に辛いです。「不眠」を経験している人はこれがどれだけ辛いかよくわかるでしょう。
ただでさえ寝れなくて辛いのに、朝はそんなことお構いなしにやってきます。
そして、疲れの取れない身体を無理やり起し、眠くなってきた意識を無理やり覚醒させ、眠気覚ましのまずいドリンクを効かないと分かりつつも飲んで仕事に行くのです。
意識も精神も不安定なまま、一日中睡魔と戦いながら過ごすのはしんどいですよね。眠くて効率も悪い上に何かやらかそうものならその日も眠かろうが熟睡できないでしょう…
今そんな不眠に悩む人が増え続けています。特に日本はかなりの不眠大国ですね。
インターネットを活用した不眠調査では、半数近くが「不眠症の疑いあり」と診断されており、20代が1番不眠の疑いが高いという結果が出ています。
そんな不眠生活から脱しようと手を出してしまうのが「睡眠薬」です。あまりにも寝れない人が多すぎて、「寝酒」にも手を出す人が増えています。
「寝酒」に関しては、週1回以上飲む男性は「48.3%」、女性は「18.3%」もいます。
「睡眠薬」に関しては、週1回以上使用する男性は「4.3%」、女性は「5.9%」となります。
かなり多くの人が不眠に苦しんでいるのが分かりますね。睡眠薬を使用する割合も多すぎます。
「睡眠薬」に関して間違った知識を持っている人が、かなり多くいると感じられる結果です。
睡眠薬にはリスクがあり、あくまで最終手段でなくてはならないのです。
「睡眠薬」に関しては、週1回以上使用する男性は「4.3%」、女性は「5.9%」
肩コリ・猫背・ストレートネックの人にオススメしたい熟睡できる枕のレビュー【ブルーブラッド‐BlueBlood】 | DISA LOG
とりあえずで睡眠薬を飲んではいけない
「眠れないし、とりあえず睡眠薬を飲んでみるか…」くらいのノリで飲んでしまう人がとても多いです。この考え方はとても危険です。
重ねて言いますが、睡眠薬にはリスクがあり、そんな手軽に飲むものではありません。
そもそも、睡眠薬というのは不眠症の「治療」の一環です。
少し元気が無いな、って思っただけでうつ病の薬は飲んだりしないですよね?生活習慣を変えたり工夫をして、まず自然に治すことを考えるでしょう。
うつ病を患っている、というわけではないのですから
「寝れない・寝つきが悪い」というなら、まず最初に考えるべきは生活習慣の改善です。
そして、不眠症を患っていると思うのなら、薬を飲み続けるより病院です。一二回試して自力で寝れるように飲まないといけません。
「寝れない」→「睡眠薬を飲む」を無限に繰り返し続ける人が多いです。
原則として、治療が必要なレベルな人でなければ、睡眠薬を飲んではいけません。
飲むとしても、ちゃんと睡眠薬のリスクを把握したうえで飲むようにしましょう。飲み方を間違えると悪化することもあります。
不眠症の治療の種類
不眠症の治療は主に二つに分けられます。薬を使用しない「非薬物療法」と薬を使う「薬物療法」です。
「病院に行ったなら薬を貰いたい」と思う人が多いかもしれませんが、どんな治療でも薬を使用しないことが1番です。
ましてやそれが不眠症なのであれば、完治の理想は間違いなく「非薬物療法」です。
どちらの治療法を取るかは、症状や状況に応じて、1番適切な治療法を医師が考えてくれます。
そこで、「薬物療法」が選ばれた時に、初めて服用するべきとなるのが「睡眠薬」です。市販されていますが、本来であれば、医師の判断のもとに処方されるべきものなのです。
そして、睡眠薬には大きく分けて2種類存在しています。
この2種類の睡眠薬の効果は全然違います。間違って飲むと余計苦しい思いをすることになります。
これも睡眠薬を服用するにあたっての大きなリスクです。その2種類については下記の項目から説明していきます。
2種類ある睡眠薬の大きな違い
不眠症には「眠れない人」と「眠りが浅い人」がいます。寝付けない人と、眠っても起きてしまい、朝になっても全然寝た気になれない人ですね。
この「眠れない人」と「眠りが浅い人」では、症状が違うので、服用する薬も違ってきます。
「眠れない人」超短時間型・短時間型
「眠れない人」は「超短時間型・短時間型」の睡眠薬を飲みます。対象となる症状としては、「なかなか寝付けない」「寝つきが悪い」という人ですね。
慢性化しておらず、一過性で不眠を感じる人が服用します。3~4時間で効果が和らいできます。寝初めに効果があり、目覚めに影響しづらくスッキリ起きやすいです。
【対象】
・なかなか寝付けない
・寝つきが悪い
寝初めに効果があり、3~4時間で効果が和らいでくる。目覚めに影響が出にくくよく眠れる為、スッキリ起きやすい
「眠りが浅い人」中間型・長時間型
「眠りが浅い人」は「中間型・長時間型」の睡眠薬を飲みます。対象となる症状としては、眠りが浅い、寝ても途中で何度も起きてしまう、途中起きると目が覚める、朝型に寝てしまう、眠気が取れない、という人です。
こういった方は効果の長いものを服用しないといけません。短時間型でも途中で目が覚めてしまう人は、効果が長い睡眠薬に変更しないといけない場合があります。
効果が長いとなると、起きるのが辛くなったり、睡眠時間が足りてないとボーっとしてしまう人もいます。
スッキリ起きて眠くならないように睡眠薬を飲んでいるのに、薬のせいで余計眠くなってしまっては本末転倒なので、使うにはかなり注意が必要です。
【対象】
・眠りが浅い
・寝ても途中で起きる
・朝型眠い
・眠気が取れない
・短時間型が効かない
短時間型でも、睡眠が足りない状態で起きてしまう人向け、効果時間が長い分、起きるのが辛くなったり、起きてもボーっとしてしまう可能性がある。
もし、超短時間型・短時間型で充分な人、又は寝つきだけ悪い、という人が、何も知らずに中間型・長時間型を服用してしまったら大変ですよね。
変に眠り過ぎて朝が辛くなるし、服用しない日に眠れなくなる可能性があります。睡眠のバランスが崩れて、起きれない眠れないの負の連鎖になりかねません。
これも大きな睡眠薬のリスクです。何も知らずに飲んだらほぼ悪化すると言ってしまってもいいでしょう。
逆も怖いですね。中間型・長時間型の人が、短時間型を飲んで、「飲んでも途中で起きてしまうから量を増やそう」又は「途中で起きてしまうからもう一回飲もう」なんてしてしまったら、間違いなく悪化します。
生活も辛くなるし、睡眠のバランスも崩れるでしょう。まともに寝れなくなるので、さらに睡眠薬に依存します。
服用するなら、必ず説明を受けてから飲むようにしましょう。
睡眠薬を飲むうえで絶対にやってはいけないこと
追加で飲む
上記でも軽く触れましたが、薬を服用してよくあるパターンとして、
「少し時間たったけど効かないし…もう一錠飲もうかな…」
これを普段からしていませんか?やっている人は絶対にやめてください。
睡眠薬の効き方は様々です。30分過ぎたくらいから唐突に眠くなることもありますし、そもそも効き方には薬や個人によって大きく異なります。
意識が朦朧としてくることもありますので、服用したらすぐにベッドに横になり大人しくしましょう。薬を飲んで寝る準備を始めたりしてはいけません。
また、睡眠薬を長期間服用して、自己判断で突然中止するのこともやめましょう。
逆に悪化させてしまったり、メンタル面に悪影響を及ぼすこともあります。しっかりと医師に判断してもらって、徐々に薬を減らしていけるようにしましょう。
お酒と一緒に飲む
「なんとなくダメなのはわかるけど…」と言いつつ、手元にあるもので服用してしまおうと、酒で飲んでしまう人もいます。
なんでダメなのか分かっていないので、「まぁ大丈夫だろう、飲めれば一緒」と考えてしまっているのでしょう。
アルコールに作用して、どういったことが起こるかは薬にもよりますが、全く効かなくなったり、逆に効き過ぎてしまったりと、かなりリスクがあると考えていいでしょう。
どんな薬でも副作用はあります。普段みなさんが使う鎮痛剤や風邪薬でも、飲めば大きく身体は変化しますよね?
そんな副作用が大きく出てしまったらと考えればわかりやすいと思います。胃腸の調子悪くなったり、激しい頭痛に襲われたり、頭が回らなくなるだけでも日常生活に大きく支障がでます。
体内に充分吸収されるように、コップ一杯の水分を補給しつつ飲みましょう。
睡眠薬を併用して飲んではいけない
睡眠薬の研究は日々進化しています。「GABA受容体作動薬」に加え、「メラトニン受容体作動薬」「オレキシン受容体拮抗薬」などの新薬も開発されています。
かつてよりも副作用が軽減されて、安全性も高まっていますね。治療の幅も広がっています。
しかし、副作用があることはかわりません。正しい飲み方をしないと効果が得られなかったり、悪化させてしまう恐れもあります。
間違った飲み方、で言えば、他の薬と併用して飲むことです。これは睡眠薬も例外ではありません。
もし、風邪薬と一緒に睡眠薬を飲んでいる人がいるのであれば、絶対に一緒に飲まないようにしましょう。
知っているとは思いますが、風邪薬にも睡眠作用があります。これにプラスで睡眠薬を飲むと、コントロールできないほどの眠気に襲われる危険があります。
一般の人が薬の効果をコントロールすることは殆どできないでしょう。もし、運転中や仕事で危険な作業などをしていたら命にかかわります。
不眠に関しては、普段の生活習慣を改めるのが一番です。自分一人で改善が難しいそうであれば、早い段階で医者を頼りましょう。
睡眠の改善について知りたい方は下記の本をお勧めします。
眠れない方には
夜が眠れない方はサプリメントなんかが手っ取り早く効果的です。睡眠薬に頼ってしまう前に、健康的に睡眠を促す成分が摂れるサプリメントを試してみましょう。
多くの睡眠障害はストレス性のものが多いです。なのでリラックス効果の高いアプリがオススメになります。リラックス効果を得られる成分が多く入っているサプリであれば「【楽睡】」なんかがオススメです。
楽睡には睡眠促進で話題の「L-テアニン」が他のサプリと比べて多めですし、リラックス効果の高い「GABA」も併せて配合されています。
「ゆったりな睡眠」「深い睡眠」「スッキリな目覚め」をしたい方は下記から楽睡のサイトを覗いてみてください。
睡眠薬のリスクについて、とりあえずで睡眠薬を飲むのは危険、寝れない人と眠りが浅い人の対処は違う