好かれない人、好かれる人

あなたの周りには「好かれない人」はいませんか?当然そういった人って、話しかけたい、関わりたい、って思えないですよね。

逆に、「仲良くしたいけど話が弾まない」「なんとなく距離を感じる」という人もいると思います。

そう感じる人はまだまだ改善の余地があるので諦めないで欲しいです。本当にどうしようもない人は、人との距離感すら感じとることができません。

そういった人は「嫌われているかも」という疑問すら出てこないんです。他の人に対して、距離感や自分の印象を客観的に見れないにしても、何か感じることができるなら問題ないです。

そういった人は今回の記事を参考にして見て欲しいです。コミュニケーションというのは心理的な印象がとても重要です。

「そんなつもりはなかった」という事でも、結果として相手にどう捉えられたか、が全てになります。

いくら自分の意志や心持が良くて、相手に好かれようと考えていても、相手に伝えるのは気持ちではなく、「言葉」です。言葉の使い回しが悪いと気持ちとは裏腹に嫌われてしまいます。

そんな、使ってはいけない「言い回し」であったり、印象の悪い文法になっていないか、という点も併せて説明しようと思います。

最初に嫌われる要素を言うと、「人の話を聞かない人」と「ネガティブな言葉を使う人」です。

この二点を基に具体的に説明していきます。

「ただ愛想がいい人」っていますよね、そういった人は表面的な付き合いは一時的にうまくいきますが、時間が経つとかるーく孤立しがちです。

逆に愛想がそこまでよくなくても、いつも人に囲まれている人もいます。そういった人はコミュニケーションの要点を抑えていたり、人に好かれない要素を把握している人が多いです。

コミュ障にはただただ愛想を振りまくのってしんどいですよね。上手く付き合える要点だけでも抑えて上手く立ち回っていけるようにしましょう。

人の話を聞かない

話を聞かない人の特徴

まず、嫌われる人、好かれない人、の特徴は「話を聞かない人」です。

今ここで「私はちゃんと人の話を聞いているな」と思った人こそ怪しいです。一度「自分はちゃんと人の話しを聞けているか」と考えてみてください。

ちゃんと話を聞ける人は、ここでちゃんと自分を疑うことができる人間です。そういった人は会話する毎に相手への配慮ができていたりします。

思い込みはすれ違いの原因になります。いつでも自分を客観視できるようにしましょう。「私は大丈夫」と思い込んでいる人ほど話を聞かないのです。

聞いていられない

それでは「話を聞かない」とはどういう意味なのかを細かく説明すると、いろいろパターンはありますが、大体は「最後まで話を聞いていられない人」が話を聞かない人です。

我慢ができないんですよ、話を聞かない人は会話の途中に割り込んできりするのです。これかなりうざいですよね。

最後まで大人しくは話を聞かずに、「それはそうと…」「ちょっと話は変わりますが…」などと言って、自分の言いたいことを言い始めるのです。

会話というのは、内容と同じくらいテンポやタイミングなどの要素から成り立つ雰囲気が大事です。

内容に自信があっても、人の話しを遮ってまでして面白い話なんてそうそうないです。相手にあるのは話を妨害された不快感だけでしょう。

そうやって無理やり話した割には、脈絡が無かったり、終わった話をし出したりと、面白くもない話を自分が満足するまで永遠に話します。

その人がどれだけ頼りになる人でも、どれだけ優しい人であっても、会話が面白くないと関わる気は失せていきます。結構致命的ですよね、好感度って大事です。

まぁ、そういった人は「つまらなくても最後まで人の話しを聞く」という大人のマナーができない、精神的にも未熟な人が多いです。

精神的に未熟だと、何をするにも途中でなげだしたりして続けることが出来ず、満足に何かを達成した経験も乏しい傾向にあります。

まずは基本の、「人の話しをしっかり聞く」という事を意識しましょう。また、改めて「自分は人の話しをちゃんと最後まで聞けているか」という点を考えてみましょう。

意味のない話に付き合わせる

「○○なんだけど…どう思う?」

このような言い回しをされたことがあると思います。ここで考えて見て欲しいのが、ここで考えたあなたの意見は通りましたか?

どういった意味かと言うと、「どう思う?」と質問した時点でその人は意見を聞き入れるつもりなんてないのです。

「今…彼と別れようと思っているんだけど、どう思う?」

「悩んでいるなら上手くいくよう話をしてみて、もうちょっと様子を見てからにしたら?」

と意見を出してみれば

「もう修復できる気もしないし、別れちゃいたいと思う」

と、答えるのです。

逆パターンもありますね、最初から決めているなら聞かなくていいのでは?ってなってしまいます。

悩んでいるのもわかるので無下にはできないのが嫌なところです。しかし、間違いなくこちらは無駄に思考を巡らせて、損をしているのです。

こういった回りくどい言い方をするのは、相手の助言を引き出して、それを否定することにより、自分の気持ちを確実なものにしているのかもしれません。

ですが、付き合わされる側は大変です。意見を求めるならしっかり考慮して、自分勝手に利用しないようにしましょう。人によっては距離を取られかねないです。

話す前の一言

意見を求めたのであれば、その意見をちゃんと一旦受け止めてから答えをだしましょう。その意見の詳細を聞く、引っかかることがあるなら自分の追加情報を話す、などなど、もらった意見からなる返答をしないと相手の意見が無駄になります。

愚痴を聴いてほしいだけなのなら、最初に「少し愚痴に付き合ってほしい」というだけでも相手の捉え方とストレスは大きく変わります。

唐突に強引に共感を求められたあげく、意見をしたらケンカになってしまう、なんてカップルでもよくあることです。前置きの一言だけで大きくかわることを頭に入れて置きましょう。

急かしてくる人

これはわかりやすく嫌われますね!ですが「私は正しい事を言っている」と思って嫌われるなんて考えてない人は多いです。

「まだやってるの?」
「もっと早くならない?」
「まだ?」「急いで」

これ言ってませんか?口癖になっていませんか?確かに遅い人の合わせるのがストレスになることはあります。しかし、そこで急かさないでいられる余裕のある人が好かれます。

さらに言えば、急かせすだけなら誰にでもできます。

そこで急かすだけじゃなくて、助言をしたり、助けに入ったりできる人は信頼されます。逆に好感度を上げるチャンスにもなりえるので、できるだけ急かさように意識しましょう。

「まだ?」「できてる?」と急かすのではなく、「今どんな感じ?」と状況確認をするようにしましょう。言っても「あとどれくらいかかりそう?」です。

その返答に不満があれば内容を細かく確認して、何に時間がかかるか聞いたり、滞ってる要素を一緒に上げましょう。

出来なかったり、遅くなる原因は人それぞれです。「こんなのすぐできるでしょ」と見捨てるのではなく、なぜ遅くなるのかを解決するのが大切です。

「良好な関係」はどんなことであってもパフォーマンスの向上に繋がります。自分の都合を押し付けないことも人との付き合いで重要なことです。

印象を悪くするネガティブな言葉

心理的に、嫌いな人や苦手な人と話す時って、発する言葉もネガティブになるって知っていましたか?

逆に、仲のいい人や好意のある人との会話にはポジティブな言葉多く含まれる傾向にあります。

例えば病気で入院してしまった人がいたとして、その人の見舞いに行った時に、苦手な相手なのであれば「大変ですね、お辛いでしょう」と、ネガティブな言葉を言いがちになります。

しかし、心の打ち解けた人であれば、「ちょうどいい休養になったじゃありませんか、これを機にゆっくりしてください。」と笑顔をで話せたりできます。

気の合わない人だと、つらい、いや、暗い、大変、冷たい、などの言葉を使いがちですが、仲の良い相手には、良い、面白い、楽しい、明るい、温かい、などの事が多くなります。

使う言葉は相手の印象に影響するのです。この心理はコミュニケーションに利用できます。

良い印象を持たれたければ、ポジティブな言葉を使うようにしましょう。

相手の立場になって考えてみてください。ネガティブな発言が多いより、ポジティブな発言が多い人の方が良い印象になるのは当然です。

誰かの悪口をよく言っていませんか?文句ばかり言っていませんか?

そんな人が好かれる確率は低いでしょう。なんでも文句ばかり言っている人って結構いるんですよね。

文句を言う度に自分の印象も下げているので控えるようにしましょう。

いいことは最後に

「いいこと」と「悪いこと」は伝える順番で大きく印象が変わるのを知っていますか?

「私はあなたのことが好きだけど、でも、ちょっと嫌なところもある」

「ちょっと嫌なところもあるけど、でも、私はあなたが好きよ」

とても印象が変わりますよね。「いいこと」を後に伝えるだけで、その言葉の内容はポジティブになります。

しかし、「悪いこと」を後に伝えてしまうと、ネガティブな内容になってしまいます。これだと、嫌な要素が勝っている印象になりますね、違いは順番だけだというのに。

これは注意を促す時や、部下を叱る時などにも応用できますね。

「おまえのことは信用していたいのに、こんなミスをされては困る」

「こんなミスをされては困る、私はおもえのことを信頼しているのに」

部下にもっと頑張って欲しいと願うなら、後者の叱り方が励ましになります。前者は文法的にも信用を失ってしまっている感じになっています。それだと部下はショックのみが大きくなり、頑張るより萎えてしまう可能性が高くなるでしょう。

最後が心が「+」の方向になるか、「-」の方向になるかで進みやすさが変わるのは当然です。マイナスで終わってしまうと、その延長線上に「+」は無いです。

気持ちが上向きになるよう、いいことは最後に付けて伝えるようにしましょう。

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