円満に別れる方法。別れ話をする際の注意点や相手を傷つかけない切り出し方。lineやメールはありなのか

別れ話を切り出すのってしんどいですよね。タイミングを見計らっているあの瞬間は逃げ出したくなるほどです。

だからと言って、唐突にズバッと言ってもやはり相手の反応は悪いですし、真摯に向き合おうと正直にぶちまけて大変な状況にあったこともあります。

どうあってもスッキリ終わらせるのが難しいことではありますが、今回は心理的にだけでも、できるだけ穏便にすまし、自分も相手も苦しくなく別れる方法を紹介します。

感謝をすると敵意を向けられない

別れ話で億劫に感じることは、「非難」や「執着」です。

別れ話を切り出した後にいろいろな理由を付けて責め立てられるのも嫌ですし、反抗的な態度で罵られるのも、何とかしようと「別れたくない」「直すから」なんて食い下がれるのは嫌ですよね。

相手をそういった態度にしづらくする方法が「感謝を伝える」 ことです。

理由を伝えたのち、
「でも本当に楽しかった。とても感謝してるよありがとう」

という風に、最後に感謝の気持ちを伝えましょう。相手が感情的になってしまう理由は「自分を否定された」と思う気持ちからです。

お礼を言えば「自分が悪くなかった」「価値のある時間だった」と否定的な感情が湧いてきにくいです。

後々詳しく説明しますが、ここでただ相手を肯定する形で話をしてはいけません。よくある「それならなんで別れるの!?」という展開になりかねないです。

ただ只管に、「ありがとう」と伝えることが事だけが、円満に別れる方法なのです。

ポイント
別れ話の最後には「ありがとう」と感謝を伝えると感情的になりづらい

ある程度は覚悟しておくこと

まず、別れ話という時点で相手が言い気分になることは通常ないです。絶対に良くない雰囲気にはなるのでそれは覚悟しておきましょう。

相手も人間です。プライドもあるし執着心もでます。何も言われずに了承してもらえることなんてないのです。

なので重要なのは、できるだけ「納得してもらうこと」と「相手に反抗心」を持たれない事なのです。だから上記の内容が重要になってくるのです。

自分にも非があるとしっかり意識して、相手の言い分を受け止めつつも、しっかり自分の意見を押し通しましょう。

直接あって話す

別れ話をするなら「LINEの方が穏便にすまない?」なんて思ったりしませんか?文章だし冷静にことが進みそうな感じもしますよね。

何より相手の顔を見ないですむし、気まずい思いをしないで別れることが出来るかもしれません。

ですが、心理学的にはチャットによる別れ話はお勧めできません。

別れ話をする場合は直接会って話す方が円満に別れきれる可能性が高いです。

顔の見えない相手に対して攻撃的になるのは、現代社会で生きる私達にとって誰でも経験があると思います。電話、SNSと、見えない相手から被害を受けた時、とても攻撃的な感情を抱いてしまいますよね。

隣人問題であっても、一度顔を合わせて挨拶をしているだけでも結構許容範囲が変わります。一切あったことない人から被害にあうと、怒りは無限に増長していくものです。

それほどに、「顔を合わせている」という状況は、案外心理的に自分の身を守る手段になるのです。

会って話をすると「情に流されない?」「余計執着さない?」と思う方もいると思います。正直言ってそれに関してはその通りです。

ですが、それでも相手の攻撃性を煽るよりは、ちゃんと会って話をする方が円満に別れることができる可能性が高いのです。

何より、これだけ重要な話です。ちゃんと会って話をするだけの誠意が必要になってくるでしょう。

・チャットですませてはいけない
・目に見えない相手に攻撃的になりやすい
・目に見える相手に感情的になりにくい
・別れ話は直接するべき

別れ話の際にしてはいけないこと

正直に理由を言ってはいけない

相手と誠心誠意向き会うなら本当のことを言った方がいい、って思いますよね。確かに悪いことではありませんが、人の心理的観点から言うとそれは悪手です。

正直に言ってしまうと、別れたくなる理由には、あまり堂々と言える理由ではないことが多いですよね。「気持ちがなくなった」「他に好きな人ができた」なんてことが殆どです。

そんな理由をわざわざ話すことはありません。何だったら嫌がらせです。後々のことを考えて言うならまだしも、そういった特別な理由が無い場合は相手に気を使った理由を伝えるようにしましょう。

不用意に相手を傷つけるようなことはしない方がいいです。

相手を肯定してはいけない

上記でも軽く触れましたが、相手を肯定しすぎるのは良くないです。その場を乗り切りたいからと相手を無理に持ち上げるようなことはしないでおきましょう。

「それならなんで別れるの?」
「そのくらいのことなら気を付けるよ」

なんて引き止められる可能性が高くなります。

前提として、しっかり別れることが最優先です。相手を否定することを躊躇ってはいけません。相手を否定し、やっていけないことを真摯に伝えたうえで感謝の気持ちも伝えましょう。

変に場を取り繕うと、せっかく出した勇気が無駄になる可能性があります。

断る時にも使える

「最後に感謝の気持ちを伝える」という心理テクニックは別れ話以外の場面でも使うことができます。無意識に日常的に使っている人も多いのではないでしょうか。

例えば「人からの誘い」を断る時にも使えます。

誘いを断るのってちょっと気が引けますよね。せっかく誘ってもらっているのに「行かない」だけ伝えたら、何も悪い事をしていないのに嫌われてしまう可能性もあったりします。

だからと言って「ありがとう。また誘って」なんて毎回言っていたら、興味もないのにいつか行かないといけない、という無駄な感情が募っていきます。

なのでここは、「誘ってくれてありがとう」だけで留めておきましょう。

感謝の言葉さえ伝えれいれば、相手に不快な感情を与えずにすみます。こっちもそこまで気負いせずに断りやすいです。

意外と「感謝で締める」ということを意識してできていない人も多いです。断るのが苦手な方は「感謝で締める」というのを意識してみてはいかがでしょうか。

シィダ

「脳」をテーマに情報を5年以上発信しており、人生が豊かになるような脳科学の記事を書いています。最近では「人工知能(AI)」に興味を持ち、「ChatGPT」や「Stable Diffusion」を触っています。AI画像生成が趣味で、「X(旧Twitter)」に挙げて遊んでいるの良ければ覗いてみてください。

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