恋愛離れ

最近は若者の恋愛・結婚離れの話しをよく耳にしますね。収入が安定しない、趣味に時間を使いたい、などの理由から結婚して家族にお金や時間をさくよりも、自分を中心に生活したい、という考えが強くなっているからだそうです。

「昔の人は恋愛に執着しすぎ」なんて意見もあります。昔よりいろいろな娯楽ができている分、そういった流れになってもおかしくなかったのかもしれませんね。

ですが今回は「恋愛をすることによる脳の影響」についての解説記事になります。

「恋愛なんて面倒」と思っている方も多くいるかもしれませんが、「脳」の観点から恋愛というものを見ると、案外多くのメリットがあったります。

「恋愛」と「脳」に関しての一つの知識として読んでみてください。

恋は脳を元気にする

コミュニケーション 会話が続く

医学博士ダニエル・G・エイメンの著者『元気な脳をとりもどす』にて、人が恋をすると脳にどういった変化が起こるのかを説明しています。

人が恋をすると、脳の神経伝達物質のドーパミンを分泌する箇所が喜びでみたされるそうです。そうなると全身にドーパミンが行きわたり、幸せな気持ちにります。

脳幹も活性化され、フェニルエチルアミンという物質の放出により神経細胞間の情報伝達機能が加速します。

フェネチルアミン (phenethylamine) は、アルカロイドに属すモノアミンである。フェニルエチルアミン (phenylethylamine) とも呼ばれる。この群に属する物質は向精神作用がある物質が多い。フェネチルアミン誘導体には広範・多様な化合物が含まれ、神経伝達物質、ホルモン、覚醒剤、幻覚剤、エンタクトゲン (entactogens、「内面的なつながりをもたらすもの」の意味。共感性を起こす)、食欲低下薬、気管支拡張薬、抗うつ薬などに用いられる。

Wikipediaより引用

好意を寄せる相手にドキドキしてしまう、胸が高鳴る、といったことが身体に起こるのは、この「ドーパミン」と「フェニルエチルアミン」によるものなのです。フェニルエチルアミンは恋愛ホルモンなんて呼ばれていますね。

精神的興奮作用があり、上記を見るとまるで麻薬のような効果ですよね。その点をエイメン博士は「恋は強力な麻薬なのだ」と述べているそうです。

よくある比喩表現の仕方をしていますが、この人が言うと本当に麻薬と同じような作用の仕方をしているように感じます(笑)

麻薬による快楽はセックスの3~4倍だと言われていますので、一番の快楽を求めるなら恋愛がおススメなのかもしれません。

好意を示すと幸せになれる

幸せ 向かい合う 笑顔

恋をするだけでなく、「相手に好意を示す」ことでも脳に変化をもたらします。

では好意を示すことにどんな意味があるのかというと、相手に気がある素振り見せてその行動が上手くいくと、脳の喜びを司る部分が活性化します。

そうなると次の行動に繋げようとするのでさらに沢山のドーパミンが分泌されます。ドーパミンが放出されていけばどんどん幸せになっていきます。

「好意を示す」という行動は、とてもよい「脳活」になるのです。

「好意を示す」という行動の利点は、リスクがあまりない割にはメリットが沢山あることです。もしあなたが口火を切って相手に話かけたとして、それが上手くいかなくても何も失いません。

さらに人には「好意の返報性」といものが存在しています。好意の返報性は人が持っている「好意に対しては好意的に対応したがる」という心理です。

人はどんな人であっても、自分に好意を持っている対しては好意的になってしまうのです。その意識を働かせる為にも、相手に好意を示すことには意味があります。

この心理について詳しくしたい方は下記の記事も併せて読んでみてください。

成功して恋人同士になったとしても、相手には好意を示し続けるでしょう。そうなれば脳は幸せを感じ続けることなります。「○○がいる、幸せ」となるのはこういった仕組みが脳に働いているからなのです。

生粋の恋愛脳の持ち主は「想い人」や「恋人」を途切れさせません。少し言い方が悪いですが、特定の人と関係が終わっても次の人をすぐに狙っている場合もあります。それもドーパミンの放出を止めたくないからなのかもしれません。そう考えると少し納得がいきます(笑)

精神が安定する

落ち着く

弱っている時、元気が欲しい時、なんとなくやる気が出ない時、ショックなことがあった時、生きてたらこういった場面の連続です。

そんな時に恋人がいれば状況は大きく変わるでしょう。どんな薬よりも効果のある精神安定剤になります。

なかなか家族には言えないことって多いですからね、日常的なことであれば多くの場面で頼りになるのは恋人になるでしょう。相談しにくい悩みであっても大概のことは恋人が一番話しやすいです。

なんだかんだでこれは大きなメリットでしょう。余裕が無い時に多少のわがままも聞いてもらえますし、迷惑をかけてしまうようなレベルでの手助けをしてもらいやすいです。

不幸なことによるストレスは希望や幸せによって乗り越えることが可能です。固い言い方になってしまいますが、脳の観点からみても、他の人から供給される幸せは恋人が一番効率的かつ効果的になるのです。

見聞が広がる

出かけるカップル

恋愛をすると今まで関わってこなかった他人と密接な関係になることになります。

基本的に特別な関係にならない場合は、似たようなジャンルの人と付き合うことが多いですよね。特に遊び方が全然違う人と付き合いがあることは少ないです。

全然違う遊びかたをする友達がいたとしても、興味が無ければ断ることの方が多いでしょう。

しかし、恋人となるとそれは大きく変わります。興味が無かったことでも付き合いで覗いてみる機会は絶対と言っていいほど増えるでしょう。

一人でだったら考えられないような所や趣味に連れ出されることも増えていきます。音楽なんかはわかりやすく影響しますね。「車で流れているのを聞いていたらハマった」なんて話はよく聞くことでしょう。

長い時間一緒に居ると自分が今まで持っていた常識にも違いを感じる場面があると思います。同棲なんてしたら驚きの連続の人もいたでしょう。

関係が深くなればなるほど結婚などの話しをし始めます。そうなれば相手の人生観も理解してないといけなくなります。

その際には、「何それありえない!」なんて思うような考えを聞かされることもあるかもしれません(笑)

ですが、今までに考えもしなかったような様々なことを知ることができます。これはメリットと思ってよいでしょう。少なくとも私は多くの考えや知識を得れることは幸せだと思います。

「恋人なんていらない」と考えている人ほど、もう一度でも初めてでも、試しに恋人を作ってみてはどうでしょうか。大きく考えが変わるかもしれませんよ。悪くなれば別れればいいのですから(笑)

今は誰でも簡単に出会える

最近は「恋愛の積極性」がどんどん弱くなりつつありますが、今の人が思っているよりも出会いを強く求めている人も当然のように沢山います。

受け身な人が多くなっていることも事実ですからね、気になる人がいるのなら、自分のことをそこまで気にしないで積極的になるくらいがちょうどいいです。

出会い方は昔よりマッチングサイトを利用する人もかなり増えています。最近のアプリは趣味がある人も探しやすくサービスもサポートもどんどん手厚くなっています。

興味があっても自分の積極性に自信の無い方はアプリから始めてみてはいかかでしょうか。サービス歴も長くシンプルで使いやすいので言えばワクワクメールなんかが無料で利用できます。気になる方は下記から覗いてみてください。

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恋愛をすると脳が元気で幸せな状態になる、恋をするだけで幸せになる仕組みを解説