傷心中の心理

この記事タイトルを見た時に、正直言って現実で聞くことはない「傷心につけこんで!」みたいなことを思った人もいるでしょう(笑)

否定はしませんが一応この記事の観点としては、「弱っている時の人の心理」を解説するものです。

実際気になりませんか?失恋中などの「人は傷ついてる時に恋に落ちやすいのか」ということを

「落ち込んでいるからって恋愛は別だろう」「少し時間が経てば冷静になる」と考えて、実際に影響するほどではないと思う方もいるはずです。

ですが実際の所、人というのは理性よりも感情に影響されることが本当に多いです。人は「感情的」すなわち「心理的」な生き物といっていいでしょう。

そんな生き物だからこそ「傷心」している時の心理というのは気になるものなのです。世の心理学者がいろいろと調べています。

傷心している時に人はどうなるのか、という調査はいろいろとされていますが、今回はその一つの「傷心している時は惚れやすいのか」という内容で解説してきます。

何となく卑怯な感じもしますが、心理学というのは人の事実です。卑怯もなにもありません。そしてその知識が実際に生かせれるのであれば、それは「卑怯」なんて思考で実行せずに処理することよりも価値のあることです。

なんかちょっといい感じに言っていますが、意中の相手が傷心していたら人の心理を糧にしてでも落としてやろうということです(笑)

傷心している側にもメリットもあるのでセーフということで(笑)実際に海外で行われた実験を基に解説していきます。状況があてはまる方は是非読んでみてください。

失恋中は人を好きになりやすい

気持ちを打ち明ける

まず記事タイトルの内容として先に結論を言ってしまうと、「失恋中の相手にアプローチすると成功しやすい」です。

相手には申し訳ないですが、意中の相手が落ち込んでいたらそれはチャンスと言っていいでしょう。積極的に優しくしてアピールするのは人の心理的観点から言うと効果的です。

何となくでわかると思いますが、人は心が沈んでいる時の方が異性を好きになりやすいです。「精神的に弱っている」とうのは恋愛にもかなり影響します。

人間というのは「寂しくてつい…」で浮気してしまうような生き物です。「寂しくて…」というのはドラマなどの話しではなく現実でも平気で起こります。

そんな心の弱い生き物が失恋している時優しくされたとなれば、どんなに理性的な人でも心に芽生える物があるでしょう。全く気にしていない相手でもかなり気になるものです。

「意識させる」ということの影響は大きいです。全く気にしてなかった相手であったとしても、自分がボロボロになっている時に優しくされたらその人のことで頭がいっぱいになる可能性は高いです。

これは「人間の特徴」と言っていいでしょう。誰にでも当てはまる心理です。

その中でも特に女性はその心理の影響を受けやすいです。「心」が行動にも精神にも影響しやすいので、強く迫られれば普段見向きもしないような人を好きになってしまうこともりあります。上手くやられると依存されるまでいくこともあるでしょう。

「女性の方が」と言いましたが、男性にも全然影響します。「捨てられた喪失感」「立ち直れずに引きずり続ける」といった状況に男性はなりやすいので、たとえ理性が働いていてもその場の流れを止めきれない、ということが多いです。

傷心中は誰でも異性を好きになりやすい

ナンパを利用した心理実験

海外で行われた心理実験にて、落ち込んでいる際に異性からアプローチを受けるとどうなるか、という趣旨の実験が行われました。

実験内容
最初に被験者(女子学生)は事前に性格検査を受けており、メインの実験は診断結果を聞きに来る際に行われました。

診断結果を聞きに実験室に訪れても関係者の姿はなく、代わりにいたハンサムな男性から「これから食事に行きませんか?」とナンパをされます。

ナンパされた後、女子学生たちは性格検査の結果を聞きに行きます。その一部の学生に対して「あなたの性格はよくなく、人には好かれない」と、とても残念な結果が告げられます。

その後に再び男性にナンパさせると、性格が悪いという結果を告げられた女子学生の多くが男性の誘いに応じるという結果になった。
1性格診断の結果を聞きに来る
2診断結果を聞きにきた女学生に対して後々食事に行こうとナンパする
3診断結果がさんざんだったと女子学生に告げる
4結果を聞かされてショックを受けている女子学生に再びナンパをすると成功率が上がった

どんな人であろうと自分の性格に問題があると言われるとショックを受けるでしょう。そんな落ち込んでいるタイミングで優しくされたり声をかけられると、通常時とは全く違う感じ方をすることになります。

被験者は結果を聞いて自分を否定されたように感じ自己嫌悪に陥っている状態です。そんな時に誘いなんて受けたら「こんな自分を見てくれている、なんていい人なんだろう」と感じでしまうのです。

心を開きやすくなってしまうのも仕方がないと言えます。この結果から、自分の評価が下がっているタイミングは相手の評価が上がりやすくなる、ということが実証されたのです。

人は恋愛をする時に「自分の価値」をかなり意識します。「私には釣り合わない…」はどちらの意味でも皆一度は思うことではないでしょうか。

そんな思考の基となる「自己評価」を常に持っていると思いますが、それがずっと同じ状態ではなく、メンタルの状態に比例して上がったり下がったりすることもあるといえるでしょう。

「落ち込んでいる」=「自己評価が下がる」と考えるとわかりやすいです。恋愛の成功させるタイミングとしてはうってつけの状態となるのです。

下心が気づかれにくい

人の思考

まず最初に言っておくと、恋愛を成功させる場合はあいての気持ちを必ず配慮する必要があります。下心まるだしで行けばちゃんと嫌われるでしょう。

しかし、傷心中は相手の心の内に気が付きにくくなります。要は下心などを感じづらくなるのです。

メンタルが弱っている状態だと相手のことを考える余裕がなくなります。思考が自分に向き続けるので相手のことを考えなくなるのです。これはなんとなく経験があるのではないでしょうか。

そんな状態で「大丈夫?元気ないよ?」と声をかけられるくらいなら心配している以外に思うことはないでしょう。どんな思惑があろうと大概は優しさを感じるだけで気にはしません。

思考は「自分を救ってほしい」という状態に近いので、相手が望みそうなことを考えて言動をするといいでしょう。通常時よりは心を開きやすいです。

多少の下心はあるかもしれませんが、「気になる相手が弱っていて優しくしたくなる」というのは真心といってもいいでしょう。本当に助けになってあげる心構えで行きましょう。

良くない言い方にはなりますが、意中の相手が誰かと付き合っている場合は大人しく待ってみるのもありかもしれません。

その人が失恋で落ち込んだ場合は自分が一番助けになってあげましょう。

失恋中の人とは恋人になりやすい、落ち込んでいる人が簡単に人を好きになってしまう仕組み