勝負事の大きな要素

勝負事にはいつも運や実力以外のものが付き纏います。しかもその要素はとても大きく勝敗に影響します。

それがなんにかというと、大体の場合は「精神状態」「思考」「感情」といったものです。どんな実力も持ち主でも精神面の影響を強く受ければ、せっかくの実力が台無しにするようなプレイングをしてしまいます。

まぁ、そういった面も実力の一部といえばそうなんですが、それをわかっていてもそこを考慮できないでプレイしている人は沢山います。

特に賭け事に関しての影響は尋常じゃないです。どうしても感情が高まって先んでてしまうような仕組みになっていて思考をコントロールせず大敗に繋がりやすいです。

そしてさらに勝敗という結果だけでなく大金を失ってしまう事が多いでしょう。

上記からわかるように勝負事に挑むのは「精神面の強さ」が重要になってきます。

賭け事やスポーツなどだけでなく、ゲームの格ゲーやFPSなどでも同じ事が言えますね。メンタルが壊れた時の勝てなさは本当異常なほどです。

ですがこういった「精神面の強さ」は日々の練習などで培っていくより「正しい考え方」を理解することで大きく成長します。

そういった精神面の強さに直結す正しい考え方…「勝てる考え方」を紹介せて頂きます。

自尊心を捨てる

精神的揺らぎは「自尊心」からきます。まず自分がどういった考えから精神的に調子を崩しているか理解するところから始めましょう。

負けに繋がる思考

‐取り返そうとする‐

負けが続くと全員が思う事です。「トントン」にしようとする事はとても良くないです。これも大きな自尊心からくるものです。これも負けたまま、損したままで終わったと思いたくない、思われたくないというプライドが働いている事になります。

負けが込んでるときに持ち直すことがないのは自分が一番わかってるはずです。感情が前に出過ぎて集中力は切れてるし、無理にやり続けている影響で飽きがきてプレイはどんどん雑になっていきます。

「負けている」と気づいた時点でほんの少しでも自尊心を許せれば避けられることです。


‐個人的な恨みで注意力は散漫になる‐

個人に自分の取られたものを奪い返そうと固執すれば確実に周りは見えなくなります。麻雀やポーカーにありがちなことですね、何事にもまわりがみえなくなっている奴から敗退していきます。

ちゃんと損得計算をして一人に固執せず常に周りが見えるように気をつけましょう。


‐いい所を見せつけようとする‐

無駄に気が張り純粋な実力を発揮する妨げになります。ましてや相手に手の内を晒して得することはありません。勝負事にはストイックな意思を持って挑みましょう。カッコつける為にやるのではなく勝つ為にやるんです。そうやって勝てる奴が一番かっこいいです。

‐勝ち目のない勝負をしない‐

格上には挑まない、というわけではありません。勝てる算段をつけて戦いに挑みましょう。ただ経験の為に挑んでは負け癖が付きます。勝つつもりでやらないと勝つ為に経験値は得られません。

勝てる算段がない場合は一時撤退して被害を最小限にしましょう。そして勝てる相手は絶対に逃がさないで利益を沢山取るよう強く意識して立ち回りましょう。

感情を排除する

前節では如何に多くのプレイヤー達が誤った自尊心やイメージなどを判断の要因にしてしまっているか。という点の解説でしたがこちらでは注意を払う「感情」について説明します。

ポーカープレイヤー達の格言として

「多くのプレイヤーが、ポーカーの決断に感情を挟ませてしまうが、意思決定の過程に感情がいかなる影響をも与えてはならない。」

勝負事において感情がいい影響を及ぼす場合はありますが、基本的には自分の純粋な実力を発揮する上で感情は不要なものになります。

特に上記で言っている「ポーカー」に関しては、自分の手法による回数から成す確率で勝敗がきまるので安定した自分のプレイング求められる為、余計な感情は判断の邪魔になります。

これはゲームでも当てはまりますね。格ゲーやFPSはレートが存在するので一切負けない事が重要というより安定した勝率がとても重要になってきます。

負けに繋がる感情

‐怒り‐

どんなことでも「怒り」は負けに直結するような致命的な感情ですね。怒りに飲まれると思考の通わない動きをすることが殆どで、単純な読まれやすい立ち回りになります。悪循環に陥りやすく正気にも戻りにくいので少しでも怒りを感じたら別の行動に移すことや意識的に考えを変えるようにするのが有効です。

とにかく大事なのが小さな怒りに気づいて早い段階で対処することが重要です。大きくなったら基本的には取り返しがつかないです。


‐フラストレーション‐

自分が今フラストレーションを抱え込んでいるか常に意識する必要があります。溜まっていると早まった行動に出やすくなります。我慢する場面で我慢が利かないと勝敗を決しかねない致命的なミスにつながる場合があります。自分がコントロールできる範囲をちゃんと把握しておきましょう。


‐惨めさ‐

負けている、落ち込んでいる時は正しい判断ができなくなっている状態が多いです。自分の行動にも自信が持てなくなって勝負所を見失ったりします。勝負の最中に落ち込んでもデメリットしかないのでマイナス感情の思考は止めましょう。


‐幸福感‐

基本的にマイナスに働くことは無いのですが油断に繋がりやすいです。チャンスだと思い安易な行動を取りがちになる場合もあるのでマイナス感情より危険な場合もあります。調子がいい時ほど一度思考を巡らせる癖を付けましょう。


同情‐

思いのほか危険な感情です。自分の利益を失う可能性だけでなく、相手にとても失礼な場合があります。どんな時でもベストを尽くすのが一番です。


‐プライド‐

先ほど散々言った自尊心です。勝負事に何も役に立ちません。それどころかプライドを守ろうとした時に殆どの場合が弱くなります。いい事無いので何よりも先に捨てましょう。


‐神経過敏‐

本番を前にしたとき神経質になりすぎる人は沢山います。神経質になると集中が乱れ決断力が下がります。常に心に余裕を持つようにしましょう。「全てを賭ける!」じゃ余裕が無くて身動きが取れなくなります。そこは「ベストを尽くす!」に変えましょう。

まとめ

以上が勝つ為の考え方と捨てるべき考え方、負けない為に捨てる感情と勝つ為の思考でした。「自尊心」といらない感情を捨て、勝てる思考を保てるようにしましょう。

勝負事で勝ちにこだわるのならばまず要らない感情や思考を捨てることが重要です。「冷静」に考えれば当然の答えを道蹴るはずです。ですが感情が邪魔をして冷静で居られなくなるのが人間です。

まず「感情の扱いは難しい」という事をしっかり把握する事が第一歩です。

コントロールが効かなくなる前に対処するのがポイントです。その為にもまず勝負を始める前に思考が崩れる要因や崩れた時の対処法をしっかり把握していれば問題ないです。

その為にも上記に記載した「考え方」を参考に手頂ければ幸いです。

勝てる人の思考を紹介する本

無駄な負けを無くし、勝っている人間の思考がどういったものになっているか詳しく解説している本です。

ポーカーで勝てる思考の紹介をしているのですが他の勝負事に言えるような重要な事が書かれていてとても為になります。そしてかなりボリュームがあるのでとても読みごたえがあり、多くの事を学べます。

勝負事に身を置く人なら是非一度は読んでみて欲しいです。間違いなく「勝てる思考」に近づくことができるはずです。

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