名前で呼ばれて嫌な人はいない

「名前を呼ぶ」というのはとても効果のあることです。こんな話を聞いたことがありますか?

一度来てくれた客様を名前で呼ぶことにしたゴルフ場やホテルなどのサービス業にて、名前呼びを始めた期間からリピーターが増えるようになった

人は自分の名前を呼ばれることによって、特別な存在として扱われているように感じます。

これはホテルやゴルフ場などのサービス業以外にも言える事です。どのような仕事で相手を名前で呼ぶことはプラスに働くことが多いのです。

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日本は名前呼びをしない

上記で記載したように、名前呼びには特別感を相手に与えます。逆にそれをきにしてか、日本のビジネスにおいて個人の名前呼びを控える傾向になります。

○○部長を呼ぶときは「部長」と呼びます。取引先の○○商事の○○さんは「○○商事さん」と、個人で呼ぶことはなく、会社名で呼ばれることが殆どです。

日本人は名前で呼ぶことに不快感を感じてしまうのか?

上記のようにすら思えてきますね。ですが、そんなことはありません。間違ったことを言っているわけではないですし、嫌われるようなことはまずないでしょう。

やはり、日本人独特の思考が働き、特別感を意識しすぎているのです。

「馴れ馴れしいのではないか…?」なんて思ってしまうんですよね。馴れ馴れしいもの何もないです。呼び捨てにしたわけでもないし、無駄によそよそしくする必要もないです。

自分が言われた時のことを想像して見て欲しいです。

「○○会社さん」と呼ばれるより、「○○さん」と名前を呼ばれる方が普通に嬉しいです。ちゃんと自分の存在を認知してくれてると感じることができます。

確かに名前呼びではない方が都合がいい理由はあるかもしれません。しかし、そういったものが無い場合は名前呼びにしてみても良いと思います。

不安であれば聞いてみる

もし、名前呼びをするのが不安な方は一度確認を取ってみましょう。

初対面で名刺交換などをした際に、「○○さんとお呼びさせていただいてもいいですか?」と、聞いてみましょう。

特に女性からそう聞かれて断る人はまずいないです。

注意点として、呼び方には気を付けてください。たとえ男性が年下で合っても、女性から「○○君」と呼ばれるのはあまりいい気がしません。

目をしっかり合わせるだけでも好感度は上がる

私達は無意識のうちに「視線」で、自分の心理状態を表しています。

簡単に想像できるものとしては、「視る」だと興味があり、「逸らす」の場合だと疚しい感情や後ろめたさを表し、「閉じる」だと拒絶する、といった感じで認識していると思います。

「目を閉じる」という行為は、「自分を閉ざす」こと、つまりは外界を遮断するという意味をもち、外から来ているものを一切受け付けない状態を意味します。

逆に、「相手としっかり目を合わす」という行為は、「あなたを認める」という気持ちを伝えることができます。

これは心理的なものなので、相手が目を合わせてきていることを意識していなかったとしても効果があります。

目を合わせようとしない人は相手に不信感を与えてしまうので、無駄に恥ずかしがって目を逸らしたりしないようにしましょう。

握手でも好感度は上がる

皆さん握手をすると好感度が上がりやすい、という事を知っていますか?

パーソナルスペースを警戒されることなく侵すことができるので相手との距離を縮めやすいです。少し悪い言い方ですが(笑)物理的距離感と心の距離は連動しやすいのです。

選挙前に候補者が街に立って市民と握手を行うのを見たことがあるでしょうか。

実は握手をした場合と演説をただ見ただけの時の感じ方を比較すると、握手をした時の方がその候補者が好意的に受け止められるようになることが分かっています。

とりあえずやってるだけかと思ってしまいますよね(笑)ちゃんと目論見が合ってやっているのです。

物理的に距離を縮めると仲良くなりやすい

見知っている相手に対しては、距離を縮めることで親密になれることもあります。

物理的な距離感と心の距離感は連動しやすいからです。今まで意識していなかった異性が、距離が近くなったことで意識し始める場合もあります。

勿論、逆に警戒されてしまう可能性もあります。パーソナルスペースは相手との親密度で変わるので、それを侵してきたのならふつう通りに警戒されます。

相手にその気が無ければ、ひたすら不快に思われてしまう危険性もあるので、相手の反応を見間違えないようにしましょう。

嫌がられているサインを見逃さない

上記では好かれる行動のみを紹介していますが、勿論例外もあります。そんな時に重要なのは相手が嫌がっていることをしっかり感じ取ることです。

「好かれるこうとだから」と相手の反応を見ずに強行し続けても間違いなく嫌われるだけなので注意しましょう。

眉が動くと嫌われている可能性あり

これはとても簡単に判別できます。人っていうのはなんでも顔に出ちゃうものです。そしてコントロールが難しいものです。

「笑ってください」なんて言われたら、表情筋をコントロールするのではなく、面白かったことなどを思い出したりしますよね。意識して笑うのはとても難易度が高いです。訓練が必要になります(笑)

それぐら顔のコントロールは大変なのです。そうなると不快になった時の顔は容易に想像できますよね。

人は不快な時に眉間にシワが寄ります。

もちろん相手に悟られるようなレベルの反応は、よほどのことが無い限りしないと思うので、この場合は眉が動く・少し寄る、という感じで現れます。

ピクッ くらいでも残念ながら嫌われている可能性は出てきます。嫌われているかどうかの相手を対面する時には「眉」を意識して見てみてください。

物理的に離れた距離感

話をする際に、座れる場所が自由に選べる環境において、引いた位置に座る、距離を置いて座る、という距離を置いた行動をとられた場合は嫌われている可能性が高いです。

ここで一部の人に出て来る思考として、「照れている」「意識しすぎている」という感情による影響で距離を取ってしまう、という事を考慮している人がいると思いますが…

残念ながらそれは照れ隠しではなく、嫌われている可能性が高いです。

「距離を取る気持ちの方がわかる」「自分も距離を取ってしまう」という人も結構いると思いますが、心理実験においてその確率以上に、親愛度による距離感と、生理的嫌悪感に距離感には差が出てきやすい、という結果が出ています。

距離を置かれたら嫌われている可能性がある、というのはわかりやすい事実です。

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