ゲームが子供に与える影響と犯罪率について、暴力的なゲームは脳に影響を与えるのか

ゲームが子供に与える影響

ゲームと犯罪と風潮

2000年代入りたてくらいですかね?「ゲームは子供に悪影響だ!」なんてことがよく言われていました。ゲームを子供にさせるのよはくないという風潮が結構強かったです。

ニュースなんかでも、「容疑者はゲームに…」みたいな報道をしていることもありましたね。まるでゲームが原因で犯罪が起きた、みたいな報道がされたりしていました。

こんな感じですかね↓この記事はフジテレビの報道の仕方について書かれた記事です。

「2019年」の割と最近の記事でかなり驚きました…報道の内容文自体はゲームが原因と言っておらず「文章の切り抜いている部分に意図的なモノを感じる」というものですが、昔は報道の内容でも下記のような印象操作がありました。

特に暴力的であったりゲーム内で犯罪行為が可能なものは、子供が影響されて犯罪を犯すようになる、という見解をする人がそこそこいたのです。

今ではそんな言い方をするメディアは殆どないでしょう。皆さんわかっていると思いますが、結論から言ってしまうと「ゲームと犯罪率は全く関係が無い」です。

ゲームのせいにすれば、上記の記事でもコメントされているような講義や批判を集めることになるでしょう。正当性のあるソースが今は多くあります。

影響が無いと言われるようになっているのはわかると思いますが、実際「どのように確認したのか」「本当に影響がないのか」という部分がハッキリしない方もいると思います。

なので今回はそういった部分を詳しく解説していきたいと思います。ゲームによる脳への影響であったり、自分の子供に影響がないか気になる方は参考にしてみてください。

暴力ゲームと犯罪率の統計データ

ゲームと犯罪率の関係性

ゲームが影響で犯罪を誘発しているのであれば、単純に考えてゲームが売り上げを伸ばすと犯罪率が上昇することになります。

ペンシルバニア州にあるヴィラノーヴァ大学の「パトリック・マーキー」は、その観点から細かい考察と調査を行い、データから犯罪率とゲームの関係を確認できる統計データを作成し、「暴力ゲームが犯罪と結びつかない」ということを証明しました。

内容としては、凄く簡単に言ってしまうと「ゲームの売り上げ」と「犯罪率」を見比べたものになります。「暴力的なゲームの売り上げを伸ばしている期間に犯罪率はどうなったか」です。

研究データの詳細は下記になっております。

上記で言いましたが、確認したいことを言語化すると、

「ゲームで犯罪率があがるなら、ゲームの売り上げが伸びると犯罪率も上昇するよね?」

というかんじです。結果としては「ゲームが年々売り上げを伸ばしている期間、暴力犯罪は減少していた」となりました。

「件数が下がっている」ということになれば、ゲームが犯罪を誘発していると決めつけるのは難しいですよね。

いろいろと考慮しているとは言え、このデータにも様々な原因があり、この結果が必ずとも正しいとは言い切れないでしょう。

しかし、だからこそ「ゲームのせいで犯罪率が上がるということも言えない」と説明するには問題の無いデータになるのではないでしょうか。

完璧なデータとは言えなくてもこじつけを否定するには充分なデータになっていると思います。

Violent Video Games and Real-World Violence: Rhetoric Versus Dataより引用

ゲームの売り上げデータで見ると犯罪率は下がっている

上記の研究データから、「むしろ同じ期間で暴力犯罪は減っている」結果が出ています。さらに最も減少していたのは「殺人事件」であったそうです。

この結果から「ゲームによる犯罪の抑制」という考えをする人も出てきたそうです。私としてはさすがにそれはないかと思いますが、「そう考えられなくもないかな…」くらには思えました。

集まった意見の中には、「意識を置く場所が増えることにおり、犯罪的な考えから意識が遠のく」という考えがありました。

確かに何かにハマっていれば気が紛れますよね。ストレス発散にもなれば生活の糧にもなります。もちろんこれに関しては逆のパターンも同じくらい考えられるところですが、、

もちろん「ゲームが原因で…」というパターンは起きているとは思います。しかし、だからと言ってゲームは悪いと決めるのは確実に間違っているでしょう。

ナイフで人を傷つけてもナイフが悪いと言わないように、どんなモノであっても使いようです。

「ゲーム脳」という状態は無い

ドーパミン 脳の画像

上記でも散々言っているように、ゲームをしているからと言って「知能が下がる」「脳に悪影響」「犯罪意識を持ちやすい」「現実との区別がつかなくなる」といった、生活に影響がでるようなマイナス要因が出ると考えるのは間違いと言っていいでしょう。

以前はいわゆる「ゲーム脳」などと言われ、何の根拠もくなく能力や健康に悪影響があるという考えを持つ人たちが多くいました。

もちろん依存などで日常生活や健康に影響がでるのとは話が違います。「やり過ぎ」によるデメリットは多くのことに働きます。ゲーム依存によるものであれば悪影響が出るのも当然でしょう。

しかし、普通にゲームをしているだけでは身体に何も起こりません。液晶を眺めることにより視力が衰える可能性はもちろんありますが、脳機能まで衰えるということはありません。

液晶画面を見ることによる視力の衰えに関しては、今を生きる人全員に関係のある問題でしょう。「ゲームばかりしているから」は、もうそこまで関係のない段階です。

それどころか最近では液晶画面を用いた学習法がどんどん増えてきています。高性能であるタブレットなどの便利な機能を利用しながら行う学習法は確実に学習効率を上げる為、これからもどんどん増えていくでしょう。

今ではあまりありませんが、ゲームや漫画といったコンテンツは教育上で迫害されがちでした。いつでも必要なのは、感覚で情報を捉えるのではなく一度自分の意識の中で情報を留めて、認識に時間をかけしっかり考えて物事を捉え判断する能力を身に着けることが大事なのだと思います。

子供の興味をスキルに

子供の興味 学び

自分の子供がゲームなどのコンテンツに興味関心があるのであれば、積極的にそういったものをスキルとして習得できるようにすることがオススメです。

最近は特に電子機器に携わるコンテンツがどんどん成長しています。ゲームも深く関係しており、そういったものを作成するコンピューターの知識やプログラミングのスキルの活躍できる場がとても多いです。

なので自分の子供の好みを活用し、主体性を持たせつつ将来に役立つスキルを身に着けてもらおうと、ゲーム制作やプログラミングやデザイン関係などを学べるサービスがとても人気になっています。

オンラインで学べる 「ITeens Lab」

特にオンラインで学べるものが人気です。ITeens Lab(アイティーンズラボ)などですね。

「ITeens Lab」の場合は本格的な3Dゲームの制作を学べるクラスや、そのゲームに繋げるモデリングを学べるクラスであったり、PC関連の知識とレベルに合わせた実践的なプログラミング学習やグラフィックデザイン・イラストや音楽制作から動画制作クラスと幅広く選択できます。

・3Dゲームの制作クラス
・ITパスポート試験合格講座クラス
・動画制作クラス
・音楽制作クラス
・デザインクラス
・3Dモデリングクラス
・女子限定プログラミングクラス
・プログラミング初級、中級、上級
・コンピューター基礎
・パソコン操作基礎

やはり最近では「動画制作」のスキルを子供のうちから身に着ける人も増えてきています。今ではどんな世代でも「YouTube」を利用しますし、ゲーム実況などもかなり人気です。そういった動画に関する知識を子供のうちから学べるのはかなり強みになるでしょう。

「ITパスポート」の国家資格取得を目指すクラスもあり、直接的に将来に役立つ知識とスキルを身につけれるクラスもあります。

こどもの興味関心はとても貴重です。その関心を活かせる期間は限られていますし、自由にのびのびと能力を伸ばせる期間も限られています。

そういった期間を有益に過ごして将来の役に立てたい、と考えることがある方は是非下記からアイティーンズラボのページを覗いてみてください。

子供の興味をスキルに

公式サイトはこちら

ITeens Lab(アイティーンズラボ)

ゲームが子供に与える影響と犯罪率について、暴力的なゲームは脳に影響を与えるのか

シィダ

「脳」をテーマに情報を5年以上発信しており、人生が豊かになるような脳科学の記事を書いています。最近では「人工知能(AI)」に興味を持ち、「ChatGPT」や「Stable Diffusion」を触っています。AI画像生成が趣味で、「X(旧Twitter)」に挙げて遊んでいるの良ければ覗いてみてください。

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