相手に嘘をつかせない心理術、握手をするだけで嘘をつく確率が半分以下になる

心理戦

人の心は手に表れる

人の心は強く「手」に表れます。より適した言い方をすれば「手の動き」に表れます。ちょっと握手以外の手の動きの話しになりますが…

講演中に演壇縁をぎゅっと握っている人を見たことがあるでしょうか。

掴んでいる場合は「不安や自信の無さ」「心理的支え」を欲している場合があります。不安だったり怖いと何かに縋りたくなりますよね、たとえそういった部分を出さないようにしても、やはり抑えているものは何かしらの形で出てしまうことがあるのです。

不安や心理的支えが欲しいと何かをぎゅっとする

他にも、強く自分の意見を主張する時は指を曲げた状態になることが多いです。

猛獣の威嚇にも似た行動ですね。脅かしや攻撃のサインとしての意味を持ちます。「そんなことあるか!」「イイヤ!○○だね!!」と、相手に伝える時のことを思い出してみて欲しいです。

自分の指を曲げて主張している姿が思い浮かんだ人もいると思います。

強く意思を主張する時に指が曲がる

握りこぶしなんかもわかりやすいですね。同様に攻撃的な印象を与えます。この現象は面白い事に、相手の意識に関係なく効果があります。

視た人が「握りこぶしになっている」「指を曲げている」と意識していなくても、視界に入っていれば潜在意識はこの変化を感じ取り、何らかの反応を呼び起こすのです。

これは、人間には必要な、潜在意識の中に残っている本能です。この本能が働かなくなってしまっては、生物として終わりを迎えるでしょう。

誰かが言ったことに対して、自分が攻撃的な反応、つまり握りこぶしを作っているのに対して、その原因がなぜなのかわからない場合があるかもしれません。

それは、相手の些細だが明白な身振りに、意識をしないうちに勘づいていることがきっけかになっているのです。

このように相手の手の動きや自分の手の動きは強く心理的な影響を受けます。

ここまで影響する手の動きが、相手と自分の手を繋ぐ「握手」という動作になれば、どれほど心理的な影響がでることでしょうか。

上記のような威嚇や不安などの感情とは違ったタイプの心理になります。どういった作用があるのかは下記から説明していきます。

握手をすると嘘を付けない

握手

私達には握手なんて何気ない行動の一つで、特別な影響などないようなものに感じると思います。

しかし、どのように手を差し出すのかも、私達の内面についても重要な情報を教えてくれるうえに、強い印象を与えるものなのです。

もとより、「握手」という行動は武器を隠し持っていないことを示す為にあったらしいです。ハグも同様の理由からです。確かに、昔は今ほど安全が確保された世界ではなかったので、そういった証明をする動作が重要になっていたのも想像できます。

嘘と握手の実験

握手に関して、影響力を確かめる為に行われた実験をご存知でしょうか。

心理学者ピーター・コレット 著書『うずまく人ほど、うわの空-しぐさで本音があばかれる』にて行われた実験があります。

実験第一段階
電話ボックスにわざと25セント硬貨を忘れていき、彼の次に電話ボックスを利用した人たちを観察しました。
 
すると全員がこの硬貨を自分の通話に利用したのです。
 
彼らが電話ボックスから出ると、一人の学生が話しかけ、「25セント玉を忘れたのですが見ませんでしたか?」と尋ねます。
 
返答は半数以上が嘘をつき、「硬貨を見ていない」と答えています。
 
・実験第二段階
第二段階では、学生は電話ボックスから出てきた人とまず握手をし、それから同じ質問をします。今度は嘘をついたのは「24%」だけとなりました。

なんと、握手をすると嘘をついた人が半分に減っていたのです。

このことから、握手をすることで、一種の責任感が生まれ、嘘がつきづらくなる効果があることがわかりました。

握手というほんの一瞬の一時的で物理的な繋がりが、相手の心理に大きく影響しているのです。

同じ動作をし、目線を合わし、握り加減の共有や時間の長さの調整など、一瞬とはいえ、様々なプロセスが起きているからとも言えますね。

握手で知れる感情の表れ

成功者

「握手にやり方」にも相手の心理が見て取れます。

相手が強く握ってくる

手を強く握ってくる人はすべてを自分のコントロール下に置き、優位に立とうとしてる可能性が高いです。強さを見せようとする対抗相手になると推測できます。

弱く短時間の握手

弱く短時間の握手は数パターンあります。自身の無さや立場の弱さなどを表している場合もありますが、「関心が無い」「一応握手している」という場合もあります。

プラスのイメージは少ないですね。うわの空のこともありますし、関心が無い分相手を軽んじている傲慢な人であることも考えられます。

手を握ったまま離さない

何か感じ取ってもおうと考えている可能性があります。何らかの要件があったり、交渉をしたいとを思っている場合があります。

片方が相手の手を両手で握る 腕や肘を触る

この動作は友好的なように見えますが、まず第一に優位を示すサインであり、次に愛想の良さの証でもあります。

愛想の良さはひしひしと感じてとてもわかりやすいですね。ですが、すべてをしっかりと自分の手中に収めたい、と思っている可能性があります。

何気ない握手に意識を通わせるだけで、相手から得られる情報は多いです。上記に記載した以外でも細かい動作や状況や雰囲気も加えればさらにいろいろと感じることができるでしょう。

あいさつは握手だけではありません。上司から肩を叩かれれば「俺の方が強い」と表現されているのは簡単にわかることだし、手を広げて横から叩かれれば、上の人からであっても、とても友好的なことがわかります。

「相手がどんなつもりでその動作をしたのか」を少し意識するだけで見えるものは大きく変わります。感じるだけでなく、認識と意識ができれば、あなたの行動に大きく影響してくるかもしれません。

シィダ

「脳」をテーマに情報を5年以上発信しており、人生が豊かになるような脳科学の記事を書いています。最近では「人工知能(AI)」に興味を持ち、「ChatGPT」や「Stable Diffusion」を触っています。AI画像生成が趣味で、「X(旧Twitter)」に挙げて遊んでいるの良ければ覗いてみてください。

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