男性脳と女性脳の違い、男性と女性には脳の使い方に違いが存在する
男女で感じる脳の違い
男性と女性では身体的な違い以外にも大きな違いを感じますよね。考え方や言動などに違いが無く、身体的な違いだけであったとしたら、今の「男性」「女性」という言葉の使われ方も大きく違ったでしょう。
特に大きく感じる違いに関しては「内面的」なものが多いと思います。
脳の仕組みだけでなく、女性はホルモンバランスが乱れやすい為、たとえ同じ脳の使い方をしていたとしても男性とは考え方や性格は全然変わると予想できます。その点も踏まえて考えると「違い」を明確にするのはより難しくなるでしょう。
私の個人的な考えなのですが、もし、男性に月経が訪れたとしたら、男性の精神構造的に突然泣き出したり暴力的になることも考えられるのではないか?と思えます。
私は女性ではないので心身の変化をよく理解できているわけではないのですが、ホルモンバランスの乱れによる影響は、それほどに精神に大きく影響するということです。
「男性」「女性」の脳の違いを話す上で、上記のことは外せないので説明させていただきましたが、知りたいこととしては、「男女の脳の作りに違いはあるのか」「男女でどうのように脳の使い方が違うのか」ということですよね。
ホルモンバランスからくる要素以外でも、男女で脳の仕組みは違っています。その中でも今回は脳の仕組みの違いによる男女の「感情表現」に違いについて説明していきます。
異性への身体的に認知や知識があることは、よりより人間関係を形成する為の大事な要素になります。相手への「理解」を深める一つの知識として、この記事の内容を参考にしてみてください。
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脳の部位の大きさ
男女で最初に思いつく違いとして、恐らく「思考法」だと感じる方が多いのではないでしょうか。
男性は「理性的」に物事を考える
女性は「感情的」に物事を考える
上記のような印象が一般的な男女の脳の違いで出てくるものでしょう。これもちゃんとした理由があり、男性ホルモンや女性ホルモンなどの影響でつくられる各箇所の脳の大きさや機能によるものと言われています。
まず、赤ちゃんの時には男女で脳の大きさに違いは見られません。ですが、大人になると男性は「1400~1500グラムほど」女性は「1200~1250ほど」と差が出てきます。
会話する時の脳の使い方
この脳の違いは構造的にもあり、右脳と左脳を繋ぐ「脳梁」が女性は男性より大きいそうです。
脳梁(のうりょう、corpus callosum、CC)とは、左右の大脳半球をつなぐ交連線維の太い束である。大脳の正中深く、すなわち大脳縦裂の底、側脳室の背側壁に位置し、左右の大脳皮質の間で情報をやり取りする経路となっている。
ウィキペディアより引用
この脳梁が男女の脳の違いを大きくしており、脳を使用する際の全体の使い方に影響があります。簡単に言ってしまうと、女性の方が右脳と左脳繋ぐ部分が大きいので、女性は脳全体を使うことが多いのです。
例えば会話をする時に、男性は会話に必要な「言語中枢」がある左脳を使って会話を行います。それに対し、女性は脳梁が大きいことにより、会話中も脳全体を使って会話をするのです。
「脳全体を使ったら左脳だけの場合とどう違うの?」
「左脳だけより脳全体の方が良さそう」
脳の使用する部分を聞いて、上記のような疑問がでてきたのではないでしょうか。とりあえず言われている影響としては、
左脳だけの男性は理論的に必要なことだけを話そうとし、脳全体を使っている女性は感情的な要素が会話に影響しやすくなるそうです。
必要がない会話であっても、沢山話し込んでしまう人に女性が多いのはこれが理由だそうです。
正直言ってどっちが優れているのはかわかりません(笑)感情を乗せ気持ちを考慮して会話ができる女性脳の方がいいとも思いますし、やはり理性的に必要なことだけ会話できる男性脳の方がいい場面も多いでしょう。
・大人になると男性は「1400~1500グラムほど」女性は「1200~1250ほど」と差が出る
・右脳と左脳を繋ぐ「脳梁」が女性は男性より大きい
・男性は左脳を使って会話する
・女性は脳全体を使って会話する
・女性は感情的な要素が影響しやすい
男女で脳の成長度合いも違う
女性と男性の脳の成長度合いにも違いあるのを知っていますか?
男子より女子の方が脳が早く発達すると言われており、女性の方が早く成熟した大人の精神を得ることになります。
これは中高生までに多い傾向となります。男子はいつまでも子供みたいなのに対し、女子は落ち着いた少し大人びた態度を取るようになりますよね。
女の子の方が早く脳が発達することにより、男の子の方に精神的に幼さを感じる期間が長く感じます。
これは言語などを司る脳の部分の発達が違うことにより起こっています。女性の方が正しく読みやすい文章が書け、言葉遣いもしっかりしているイメージがありますよね?
上記でも触れましたが、脳がいろいろなことに影響を受けやすいこともあり、会話中なども次々と話題が浮かんで一つの話題に留まらなくなります。
一方、脳の空間記憶を司る部位は男子の方が早く発達します。地図を書いたり、設計図を作成したり、物を組み立てたりするのは男の子が得意で好きなイメージがありますよね。
空間認識も高くなるので、やはりスポーツなども得意になりやすいです。とんでくるボールの位置も判断しやすいし、フィールドの選手の位置を把握する能力などにも当てはまります。
言われてみれば納得するような男女の違いは、こういった脳の一部分の違いだったりするのです。
・空間記憶を司る部位は男子の方が早く発達する
男女の感受性の違い
上記の脳梁のように他にも脳の部位の大きさに違いがあり、「偏桃体」という部位も男性より女性の方が大きいです。
扁桃体(へんとうたい、英: Amygdala)は、ヒトを含む高等脊椎動物の側頭葉内側の奥に存在する、アーモンド(扁桃)形の神経細胞の集まり。情動反応の処理と記憶において主要な役割を持つことが示されており、大脳辺縁系の一部であると考えられている。
ウィキペディアより引用
偏桃体は記憶や感情の処理を担っており、聴覚や視覚などからの外部情報は、この偏桃体を通して脳の各部位に伝えられるようになっています。
その情報が偏桃体を通る時にいろいろな感情を読み取っていますので、その偏桃体が大きい女性は男性よりも感受性が鋭くなる、というわけです。
感受性が鋭くなることにより、感情表現の幅も大きくなります。こう聞くと男性は女性に比べ人の気持ちを読み取る能力が乏しいことに納得ができますよね。
好意を判断する
偏桃体から海馬へ神経が繋がっており、海馬から得た情報を偏桃体で判断し、好きか嫌いかを決めることができます。
因みに流れとしては、その「好き」と判断された感情を愛情まで引き上げるのが前頭葉の働きとなっています。前頭葉は意思、思考、創造と、脳を使い判断を行う上でかなり重要な器官になります。
「愛情」の部分が男女に差が無いのに対して、「恋愛脳」などと呼ばれるのが男性でなく女性が多いのも、この「偏桃体」が原因だと考えれば少し納得しやすいですね。
「偏桃体」の大きさが違う=感情への影響が大きく変わる、と考えれば、この部分だけとっても男女の脳の大きな違いといえます。
男女の浮気に対する考え方
脳の作りの違いは男女の性格の違いにも大きく影響しており、男女の浮気の認識にも違いが生じると言われています。
男性は愛情が無くてもセックスできるが、女性は愛情を求めてセックスをすることが多いです。性欲の違いと思われがちですが、それだけではないのです。
女性は身体よりも心の浮気を許せないと感じ、男性は心よりも身体の浮気が許せないと感じる事が多いです。
これはなんとなく共感できるのではないでしょうか、男性側が他の女性に目移りすることに女性は怒りますが、男性は関係さえ持たれなければ、女性が他の男性を眼で追ってもさほど気にしません。
男は子孫を残すことを重視しますが、女性は保護してもらいたいと考えることを重視します。他の女性に元に行かれては守ってもらえなくなってしまう、という思考が働いているのだと考えると納得できるのではないでしょうか。
・浮気は肉体関係を嫌がる
◇女性は家族を守ってもらうことを考える
・肉体関係より気持ちを持っていかれることを嫌がる
目的の違う会話
男女の考え方の違いでよく起こる問題で外せないのが会話のすれ違いです。
愚痴を聞いてほしい女性に対して正論で返してしまう男性、これは誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
そもそも、男性というのは「会話には明確な”目的”がないといけない」と思っています。そのせいで女性の「気持ちを共有させたい為にする会話」は「無意味なモノ」と捉えてしまうのです。
案外「付き合ったら彼の対応が変わってしまった」といのはこれが原因かもしれませんね。
付き合う前は恋愛をしているので男性も「感情」で接しています。感情で接している間は女性と考え方が近くなるでしょう。相手が気持ちよく話ができるように聞き手に徹し共感します。
しかし、関係が成り立ってしまうと男性は会話に「感情」ではなく、理由を付けるようになってしまいます。それを自覚していない男性は「何か間違ったこと言ってる?」という感じになってしまうのです。
正直言って私もわかってしまいます(笑)必要のない会話に対して少し面倒だと感じたり、理由を付けたがってしまうような時があります。
だからと言って相手の気持ちが理解できないわけではないですよね?重要なのは男女ともお互いにそういった違いがあるということを自覚することが大事だと思います。
男性は、女性が話を聞いてほしいと思っていることを理解し、場合によっては愚痴聞いてあげる。
女性は、男性がそもそも目的の無い会話をしたがらないことが多い、ということを頭に少しでも置いてもらえれば、お互いバランスよく付き合っていけるのではないでしょうか。