強い怒りを鎮める方法、アンガーマネジメントに効果を感じられない人へ、即効性のあるストレス緩和方法

ストレス 怒り 怒る

ネットで見る怒りへの対処法

ストレスが溜まり過ぎたり、嫌なことが重なってしまい、ついカッとなって誰かに八つ当たりしてしまったことは誰にでもあると思います。

「反省しよう」「もう八つ当たりなんてしないように気を付けよう」と考えた時に、私達はネットで解決方法を検索しますよね。

そんな時に出て来る対処法としてよくあるのが下記のようなものになります。

・深呼吸する

・その場を離れる

・〇秒間我慢する

・思考を止める

怒りを持続させない為にも有効な手段だと思います。人によっては効果が薄い場合もありますが、カッとなってしまった際の処置としても頭に入れておいた方がいいです。

「怒りは持続しない」という特徴があるので、その特徴を生かした怒りの頂点をやり過ごす為の時間稼ぎ、として紹介されているパターンが多いですね。

一番頭にきている状態さえやり過ごせば、怒りによる被害を抑えつつ正気に戻りやすくなります。「6秒間我慢する」って方法をみたことがある人は多いのではないでしょうか。

その他の少し難しい対策法として、紹介されているパターンは下記のようなものが多いです。

・自分を客観視する

・固定概念を捨てて柔軟な思考を持つ

・マインドフルネスを活用をする

・怒りが溜まる前に書き出す

こういった方法は「アンガーマネジメント」という、感情を上手くコントロールしようとすることを指しますね。ビジネスマンなどが仕事を怒りで失敗させてしまわないよう意識する方が多いです。

特に「マインドフルネス」は、実践する方も増えていて、普段から取り組んでいたら大きな効果を発揮することができます。

マインドフルネスも「客観視」することが基になります。感情的になっている人を傍目で見ていると自分はより冷静になりますよね。その現象を利用して自分で自分を冷静的に見ることにより、自己理解を深めて怒りを抑えることができます。

そういった「自分の今への認識」を普段から行うことで、感情に作用されない安定したメンタルを得ることができます。私もマインドフルネス瞑想に関しては、あらゆる精神的なモノへの対処法としてお勧めしています。

効果を感じられない

しかし、上記の方法は私達が求める対処法ではありませんよね?

多くの方が求める対処法として、自分が怒り出した時にできるだけ早く正常な状態に戻る方法ですよね。

得に私にとっては「6秒間我慢する」とかは、まったくと言っていいほど効果はありませんでした。

そもそも最近の意見では、「6秒間我慢するのは逆効果」という意見もありますね。完全にこの対処法を否定するわけではありませんが、私の個人的な感想としては逆効果説を推します…

「怒りが持続しない」ことに関しては、脳の仕組み的にも完全に同意なので、聞く分にはいい方法だと思うのですが…実践した際に効果が感じられなかったので(笑)

マインドフルネスを利用した対処法も、普段から瞑想などを取り入れていないと効果がないので活用できない人の方がはるかに多いでしょう。

いい方法ではあるのですが、マインドフルネスに必要な「呼吸」は「精神の安定」を咄嗟に出すには、日常的にトレーニングが必要になるので、最初に行う対処方法としても適切ではありません。

なので、今回は実際に効果のあった怒りを抑える方法を紹介していきます。

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拳を握る

拳

まず「怒り」という感情はとても強くて、コントロールするのが困難な感情だということを理解しておきましょう。

一度怒り状態になってしまったら、自分で意識的に冷静になろうと思ってもまず不可能です。そんな状態で深呼吸したり、思考を止めたり、数秒間我慢するなんてそもそも無理なのです。

なので、感情的になった時にできる行動は限られます。恐らく、感情のままに行動した場合は、モノに当たったり、大声で罵声を吐いたり、泣き出したりと、とても人前でできるような行動ではありません。

しかし、なぜそういった行動に出てしまうのかというと、残念ながらそれが一番早く抱えているストレスを緩和できる方法だからです。あなたの脳がそのストレスをいち早くどうにかしようと対処した結果、抑えきれずに出てきてしまった効率の良い最善の方法だからです。

なので条件としては、「怒った時にでもできる行動」「人前でも隠しやすい行動」となります。

その二つを踏まえたストレスを緩和できる行動として効果があるのが、「拳をしっかり握る」という対処法になるのです。

怒りが頂点に達した時は、握りこぶしにだけ意識を集中されましょう。余計な思考が巡ると無駄に怒りが湧いてきます。

「力を込める」という行為は感情を乗せやすいです。残念ながらモノを壊してしまう感情を利用したものに近いですが(笑)

これなら人前でも目立つことなくできますし、最悪バレてしまっても怒っているのが相手に伝わるくらいです。大暴れしたり、大声を上げたりするよりはずっといいでしょう。

ポイントは「一番強い感情をやり過ごす」ことです。握り拳だけで解決しようとは考えないようにしましょう。

握り拳で怒りの感情を力に乗せて少し耐えた後に、上記でも紹介されいるような深呼吸やマインドフルネスなどのアンガーマネジメントを行いましょう。

「拳を握った程度でどうにかなる?」と思う方も多くいると思いますが、あくまで他の対処法を生かすための握り拳です。

上記でも言いましたが、怒りの感情はコントロールが効くようなものではありません。「少しでもましにする・被害を抑える」という応急処置くらいの考えで認識してほしいです。

やはり一番は怒らないように対策しておくことが大事です。基本的には怒った後にどうにかできると思うわないよう注意しましょう。

ポイント
・怒りはコントロールできるものではない
・怒りきっている時は殆どの対処法が実行不可及び無効化される
・最初の対処法は「怒った時にできる行動」「人前でも隠しやすい行動」であるべき
・怒りきっている時はまず、拳を意識を集中させて握る
・拳を握って、一番強い感情をやり過ごす
・少し耐えた後に他の対処法を行う
・「少しでもましにする・被害を抑える」という風に考える
・怒ってからでは遅いので、そもそも怒らないことが大事

睡眠に勝るストレス対策は無い

起きる

ある日突然ストレスが限界に達する、ということは基本的にはないでしょう。ストレスが蓄積してしまっているから、コントロールできない怒りに襲われるのです。

正直に言って、睡眠に勝るストレス対策はありません。

沢山寝れば大抵の嫌なことはどうでもよくなります。しっかり寝ればあなたの許容範囲は二倍にも三倍にもなるでしょう。

逆に、怒ってしまう原因は全部睡眠不足のせいにするのもありです。ちゃんと寝た翌日には「なんであんなことで起こっていたんだろう」「こう考えればよくないか?」といろいろ頭も回ります。

寝る時間が無い人はお昼時間を犠牲にしてでも寝ましょう。

たった「15分」の睡眠でも効果は絶大です。夜の睡眠とは効果の出方が違うので、「15分の睡眠量のかさまし」なんて考えず、お昼に行える「回復」「リフレッシュ」「リセット」と考えましょう。

脳を最高のコンディションに戻すことが可能です。夜の睡眠とは別の回復作業の為の睡眠となるので、朝起きるのとは感覚も違います。

詳しくは下記の記事でも解説しているので、よければ読んでみてください。

もし、「お昼に寝る時間もない」という方は、生活環境を変えましょう。それはもう完全に別問題になるので(笑)

シィダ

「脳」をテーマに情報を5年以上発信しており、人生が豊かになるような脳科学の記事を書いています。最近では「人工知能(AI)」に興味を持ち、「ChatGPT」や「Stable Diffusion」を触っています。AI画像生成が趣味で、「X(旧Twitter)」に挙げて遊んでいるの良ければ覗いてみてください。

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