「ミスが多い私にはこの仕事は向いていない…」
「細かかったり慎重になる仕事を確実にこなせない」
「マルチタスクが本当に無理」
「ADHDかもしれない…責任が重い仕事はとてもじゃないが手を出せない…」

しかし、向いていなくて仕事ができないとわかっていても、それが仕事を辞めてしまってもいい理由にはならないので続けないといけない。

誰しもが一度は似たようなことを思ったことがあるのではないでしょうか。結局、真面目考えれば考えるほど、現実から逃げることはできないのが辛いところです。

今回は主にADHDに対しての話がメインになります。ある程度の即効性を持ち、うっかりミスなどを減らすのに役立つ方法を紹介していきます。ミスが多い、注意してても防げない、そんな人は参考にしてみてください。

メモ・手帳の活用

メモ 手帳を持つ女性

よくあるビジネス本みたいな方法に感じるかもしれませんが、この方法はやはり効果があるからこそよく言われるのです。

使ったところで効果を感じれなかった方は、おそらく正しく活用できていないです。

ミスしたところを書き込む、やることを書き込む、こんな単純な使い方でもいいのでしっかり記載し、こまめに確認する癖をつけましょう。

「やることを把握した時点で記載」「作業に入る前に確認」のルールを守るだけでもとても役に立ちます。特に「作業に入る前に確認」は大事です。

どんなミスをしたか、どんなことに注意をするか、という点を再認識して、意識できるようになるだけで安定性は変わります。

この作業で覚えている覚えていないは考慮しないでくだい。大事なのは「書いて脳からアウトプットする」ということです。

この行為をすることによって脳が把握し、メモがなくても頭に残るのです。「結局メモいらなかったな」なんてことは決してないので、勘違いしないようにしましょう。

「脳」を正しく使う為にはメモが有効だということを理解しておくとよいです。

ポイント
・こまめに確認をちゃんとする
・作業に入る前に確認
・覚えきれる、覚えているは関係ない
・脳を正しく使うことを意識する

手帳のルール

手帳を上手に活用しやすくなる方法を纏めています。「手帳を使うと良いと聞いたから」みたいな感覚で使用するのではなく、しっかりと効果と実用性を出せるように意識して使いましょう。

使っているフリ、使っている感、だけを出しても誰も得をしません。「やっぱり効果がなかった」と思ってしまわないよう、自分で効果を出す気持ちで活用しましょう。

◆毎日仕事を始める前にやることに目を通す

◆細かく詳細を記載しなくてもいいが、自分が全く覚えていない状態からでもわかるよう簡潔に記載する。

◆ごちゃごちゃして、何が何だかわからない状態にはしない。
・これは結構多いので注意、書くのも見るのも億劫になってきます。
・箇条書きがオススメ

◆書かなくても問題がなさそうなこともできるだけ書く。
・「書いて脳の外に出す」という行為は、かなり脳のリソースを削減できます。思考がいっぱいいっぱいになるのを予防することが可能です。
・やることを意識しないで済む状態がとても脳に良いことをしっかり理解しておく。

メモを取ることに抵抗がある方は下記の記事を読んでみてほしいです。

スピードより正確性

仕事ができる男性 スーツ姿の男性

仕事の大前提です。当たり前のことです。しかし、わかっていてもスピードより正確性を優先できないのが仕事ですよね。

ですがそれでも正確性を優先しましょう。周りの目があるかもしれません。上司に小言を言われるかもしれません。急がないわけにはいかないかもしれません。

それでも自分が確実にできるスピードで仕事をこなすことを意識しましょう。もちろん確実とはいいませんが、周りも「この人はこのくらい時間がかかる」と認知して気にしなくなることが多いです。

普通に考えて、「早くてミスがある成果物」と「仕上がりが遅くてもミスのない成果物」なら、「仕上がりが遅くてもミスのない成果物」がいいに決まっています。

ちゃんとやっていればスピードも後から確実に上がっていきます。変に自身をなくしたり注意され続けるよりはずっとましです。

再度言いますが、もちろん「それができれば苦労しない」ということはわかっています。

なので「スピードより正確性」という、あくまで意識、心構え、をより持つようにしましょう。

早ければいいというものではないですよね?「仕事が早い人」より「ミスの少ない人」の方が簡単になれますし、評価も悪くありません。

なぜかみんな「急がなきゃ」と仕上がりよりスピードを優先します。評価が重要なのもわかりますが、まずはそのスピードが出せる実力をじっくり付けるつもりでいましょう。

考えなしに手をつけない

スーツ姿の女性 走る女性 働く女性

仕事は着手する前から考える必要があることが殆どです。

今やるべきことか?どのくらいで終わるか?必要なものは揃っているか?全体把握はできるいるか?などなどあります。

仕事にもよりますが、優先順位なら確実に存在しますよね。そういったことを考えずに、「すぐ終わりそうだし」「気になるから」「人に言われていることだし」と様々な理由で手を出しがちです。

とりあえず、何も考えないで着手せずに、一呼吸でもいいので、一瞬手を止め、考えて着手するようにしましょう。

感情や勢いで進めていると脳がついていかないのは当然です。どれだけ優秀な人でもそれは変わりません。

実際、優秀な人とは、それができるかできないか、の違いなだけの人も多いです。「能力」ではなく、「仕事の仕方」であったり「考え方」が違うだけの人もいるんです。

闇雲に進めるだけでは上手くいかないことをしっかり理解しましょう。

あきらめて確実に

仕事はどんどん溜まっていくものです。先ほども言いましたが、あらゆるものに手を出すと元の仕事の進行度がわからなくなります。

確かに優先順位もあるし計画通りにいかないことが殆どです。後回しにせずにその場で片づけた方がいい場合もあります。

それを踏まえた上で、自分の仕事に優先順位の軸を持つようにしましょう。

優先する軸があれば「基本的に優先すること」「例外で優先すべきこと」をすぐに判断できるようになります。

「すぐ片付きそう!」って手を着けたら大変なことになるのはお決まりですからね。

薬局で買えるサプリメント

サプリメント 薬 薬局

ADHDに関する医療薬であれば、「コンサータ」「ストラテラ」などになりますが、気軽に服用できるものではありませんよね。薬自体も強く、個人輸入もしてはいけなかったはずです。

なので、私としてはまず、「サプリメント」を活用してみることをオススメします。過度でなければリスクも殆どなく、なんだったら健康になるものばかりでしょう。

もちろん「薬の代用」、というわけではありませんが、一度試してみるモノありだと思います。今の時代、身体的な問題の解決の第一候補として、まずはサプリメントを試すのが周流ですからね。

近年サプリメントの重要はかなり高くなっており、種類も多く効果を期待できるもの多いです。健康志向で考えて使ってみるのも良いでしょう。

多動症とサプリメント

そもそも、「ADHDにサプリメントが効果あるの?」って思うと思います。実は近年は研究が進み、発達障害者の血液中の成分に特徴があることが発覚しました。

発達障碍者の血液中の成分は「亜鉛」「タンパク質」「鉄」が低い傾向があるそうです。さらに、その成分を補いさえすれば、症状の緩和に繋がると言われています。

多動症の子供は貧血気味であり、サプリで補ってあげると、大体数の症状が治る、という症例あり。

そうであれば、同様に不足している分をサプリメントで補えばよいだけです。実際に試して効果を得られている方もいます。

「亜鉛」「タンパク質」「鉄」であれば、食生活に気を使うだけでもカバーできますし、まさにサプリメントでも補えるラインナップです。

大した値段が関わるわけでもありませんし、健康的な生活にも必要不可欠な成分です。試しに賢く正しく摂取してみてはいかがでしょうか。

注意として、サプリメントは改善の為の「+α」のつもりで留めてください。薬でも同様ですが、「飲んで改善、それで終わり」という意識では、基本的にどんなことでも良い方には向かないでしょう。

解決するには自分の行動意識努力が不可欠です。それを前提に活用しましょう。

・「亜鉛」
・「タンパク質」
・「鉄」

※サプリメントの効果は個人差があり、商品でも様々です。過度な期待をしないで使用してください。私は医者でもありませんので、あくまで参考程度に把握して頂けますと助かります。

頭を冷やす

見上げる女性 頭に手を当てる女性

まず、脳というのはPCのような「精密機器より繊細な物」ということを把握して欲しいです。気合や頑張りによってどうにかなるモノと考えないでください。

何だったら気合などで頑張れる気になるのも脳の仕組みの範疇です。熱暴走を起こさないように自分から意識してコントロールですることが必須となります。

「使えば使う程、熱を持ち正常に動作しなくなる」
「定期的に熱を冷ます必要がある」

この二点をしっかり理解して置きましょう。PCだって車だってだいたいの大掛かりな動作をする機械には冷却機能が付いています。

質が悪い点は「脳は疲労を感じない」 という点です。この点をしっかり覚えて欲しいです。

脳科学では基礎的なことです。脳は疲労を感じない分、変に無理をさせてしまいがなのです。その結果が「頭が回らない」「思考力の低下」「ストレス」「頭痛」などの症状で表れます。

他の部位と違い、無理をさせたタイミングでわかりやすく動かなくなってくれないので注意しましょう。

脳の冷まし方

まず脳を休ませる方法は「睡眠」ですね。しかし、仕事中に眠ることはできないです。とりあず最高の回復方法は睡眠ということだけは把握しておきましょう。

一応仕事中でも「仮眠」ならとれますからね。「15の仮眠」でも本当に本当に脳が回復します。休憩時間もスマホを弄り続け居ている方は、是非一度仮眠を取ってみてください。効果は絶大です。因みにスマホはかなり脳を疲弊させます。

遠くを見てボーっとする

脳の回復は、脳を使わないことで可能です。ポイントは何も考えないことです。できるだけ思考すらしないことが望ましいです。

頭空っぽに遠くを眺めましょう。遠くじゃなくて目を瞑ってもいいです。ボーっとすることが大事です。ちょっと周りの目が気になるかもしれませんが、小まめに行うことをオススメします。

「何も考えない時間」「脳を停止させる時間」をちょくちょく意識しましょう。どんなものでもつけっぱにしないですよね?途中休みをはさみますよね?その感覚を脳にもてれば大丈夫です。

鼻からゆっくり深呼吸

「呼吸」と「脳」の関係性は深いです。スポーツでも呼吸法をとても大事にします。リラックス・回復を行う時も深呼吸をしますよね。呼吸は人間のパフォーマンスを引き上げる為にとても大切です。

一呼吸をするだけでも、脳を一旦リセットできるので、上記のような脳の休息にも役立ちます。呼吸にのみ意識をおき、不要な思考を止めることが可能です。

「鼻からゆっくり息を吸う」
「吸った空気をお腹に溜める」
「ゆっくり口からはく」

本当にこれだけでもいろいろな恩恵を得ることが出来ます。精神的にもゆとりを持てますし、冷静な思考を取り戻せます。

この動作を「頭にこもった熱を冷ます」つもりで行いましょう。忙しないと時ほど効果を発揮し、とてもリラックスできるはずです。

気分よく深呼吸を行えるように「鼻のメンテナンス」を普段からしっかり行うことをオススメします。鼻が詰まっていては深呼吸しづらいのですからね。逆に、鼻が通っているだけでも、脳に酸素が通りりやすく頭が回りやすいでしょう。

鼻が詰まりがちな方は、是非鼻洗浄を試してみてください。とてもスッキリして快適に過ごせます。