前書きと、記事の内容及び結論

初めに、簡潔な記事の内容と結論を説明させていただきますと、「人工甘味料」より「砂糖」がよい、ということもなく、「砂糖」より「人工甘味料」がよい、ということもありません。

しかし、「人工甘味料」は一般的に「カロリーが無い」及び「血糖値に影響しにくい」とされており、糖尿病の危険のある方が飲みすぎてしまっている傾向にあります。

下記で詳細を記載させていただきますが、実験によって「人工甘味料」により糖尿病になる危険が増す、という結果も出ています。

「人工甘味料」だからと言って、気にせずに好きなように摂り過ぎるのは危険、ということを知ってほしいです。糖尿病のリスクが、強い甘味からくる「心理的」な理由、又は直接的な原因も存在する可能性があるということです。

今の段階では明確にされていないことも多く、疑問をもったり、ある程度の知識を持ったうえで、適度に利用しつつそういったものをできるだけ利用しないよう自分の生活を改善するようにした方がいいです。

もちろん、「人工甘味料」がダメならと、諦めて「砂糖」摂るしかない、というわけでもありません。

下記項目から説明させていただくように人工甘味料が「悪いように働く可能性」も、少しだけでもいいので意識していただければ幸いです。

明確な答えがでておりませんので、一つの考えとして見ていただくようお願いします。そこそこ極端な意見を述べているにも関わらず、完全に否定することもできないが故に軽ー-く議論されているある本の情報でもありますので(笑)

糖分に満ちた私達の生活

砂糖

私達の生活には「糖分」が高い食べ物がとても増えましたね。あまりにも糖分に囲まれた生活をしているせいで、海外では気が付かないうちに一日で「スプーン40杯分の砂糖」を摂っている、なんて言われたりもしています。

オーストラリアで大ヒットした『あまくない砂糖の話』というドキュメンタリー映画です。あまりに真実に迫り過ぎたのか、日本では映画館での放送が無かったそうです(笑)

その映画を観ながらも、私達の片手に清涼飲料水をもっているのですらか、もう今更知っても無駄なくらい、糖分の無い生活には戻れないところにまで来ていることでしょう。

この映画が伝えている恐ろしい真実としては、糖分を摂っているつもりなくても摂取させられている 、というところです。

お菓子は当たり前に砂糖が大量に使われていることが分かります。食べている人はそんなことは承知の上です。

では、普段そういった明らかに砂糖を含んだモノ、を食べない人が糖尿病の危険がないか、となると、今の時代では全く当てはまらないです。

お菓子やジャンクフードだけではなく、「ヨーグルト」「シリアル」などの、砂糖をそこまで連想しない食べものだけでもスプーン40杯分の砂糖を摂取しているのです。

「普段お菓子なんて食べないのになんで!?」ってなる方は割と多いです。ましてや、普段から砂糖を取ってる自覚がある人は、自分が思っている以上の砂糖を摂っていることも多いでしょう。

そういった生活を少しでも続けてきた結果、糖尿病患者は爆発的に増えました。おかげで最近は「0カロリー」「糖質制限」「糖の吸収を抑える」なんて商品が人気になりましたね。

糖質中毒
・朝目覚めると身体がとてもだるくなり、砂糖が入ったものを欲しくなる
・砂糖を摂ると脳に快感が湧く、45分ほど気分が高揚した状態となる
・砂糖を摂らずにしばらくすると身体にだるさを感じるようになる
・強烈に砂糖を求めるようになる

人工甘味料

糖を抑えられたとしても、美味しくない商品は売れません。とは言っても「砂糖」つまり甘味は美味しさの基です。簡単になくす事はできないです。

そこで利用され始めたのが「人工甘味料」です。血糖値を上昇させることなく「甘味」を作り出すことができます。

主に利用されいているのが、「アスパルテーム」「アセスルファムリウム(アセスルファムK)」「スクラロース」などです。

よく、こいった論争に挙げられるものとしては、「アスパルテーム」です。正直言って私自身がもうアスパルテームが使われていない生活は難しい段階まできています(笑)

私達が飲むコーラにや清涼飲料水には当たり前に入っていますし、美味しいと思って買っているヨーグルトなどにも入っています。

健康をちょこっと意識して食べているヨーグルトも普通にかなり甘い、けど気にしない、なんて今は当たり前になっているあたり怖いですね。

どういったモノにどういった人工甘味料が使われいてるのか?

くらいの意識は常に持って生活するようにした方がいいです。今の私達は自分がどんなものを食べているのかわからないでいることが多すぎるのです。

人工甘味料は血糖値が上がる

2015年に「ネイチャー誌」にて、人工甘味料の実験が行われました。人工甘味料をマウスに与えた際の変化を確認する実験です。

・実験内容
「アスパルテーム」「スクラロース」「サッカリン」の3種類の人工甘味料を溶かした水を与えたマウスと、普通の砂糖を溶かした水を与えたマウスで比較した。
実験結果
人工甘味料を溶かした水を与えたマウスの血糖値が、普通の砂糖を溶かした水を与えたマウスの血糖値より高かった。

この実験では、砂糖より人工甘味料の方が血糖値が上がる、という結果になっています。

ですが、摂取してる糖分などのデータ的な面から考えても、砂糖より人工甘味料の方が糖質を抑えられることが明らかだし、殆どの人がそのように言っています。

ではなぜこのような結果が出てしまうか、と言う点は私にはわかりません。情報を疑うもいいですし、私が得た知識やデータが間違いか認識の相違がある可能性もあります。

上記でも軽く言いましたが、人工甘味料を摂取していることにより、強烈な甘味から過剰摂取に陥った、などの心理的かつ間接的なことが原因かもしれませんし、成分からインスリンの働きや腸内環境の変化による直接的な影響も考えられます。

人工甘味料により耐糖能が低下する

上記の実験に続いて、腸内細菌の実験も行われました。人工甘味料を与えたマウスと普通の砂糖を与えたマウスの、それぞれから腸内細菌をとり、腸内を無菌状態にしたマウスに移植すると、人工甘味料を与えられているマウスの腸内細菌を移植された方が血糖値が高くなった、という結果も出ています。

また、健康な人が人工甘味料を摂り続けていると、腸内細菌のバランスが崩れてしまい、インスリンがブドウ糖を処理する能力が低下する、という論文も発表されました。

インスリンがブドウ糖を処理する能力が低下することにより、糖尿病の危険が高まってしまう、ということを言っています。

「糖尿病になりたくないから!」と言って人工甘味料を沢山摂ってしまい、逆に糖尿病のリスクが増している、状態になってしまっているのです。

リーキーガット症候群の危険

人工甘味料が腸内細菌に影響することがわかり、「リーキーガット症候群」というものが危険視されています。

リーキーガット症候群は、腸内粘膜の襞に小さな穴が空くことを指します。過敏性腸症候群や炎症性腸疾患にも関連があると言われています。

食べたものが胃で消化され、いらないものは老廃物として排出されますが、リーキーガット症候群の場合は、そういった不要なものまで取り込んでしまう危険があるのです。

毒素をとりこんでしまっているので、様々な病気を引き起こす原因となってしまいます。

あくまで可能性の話しですが、まったく否定できないので、一応人工甘味料を控える理由にはなります。

人工甘味料以外に注視すること

人工甘味料 砂糖 ジュース

人工甘味料の危険性を説明してきましたが、私達は人工甘味料を注意する前に普通の甘味料について知っておかないといけません。

特に、普段何気なく口にしている清涼飲料水に含まれている甘味料については注意が必要です。

上記でも説明したように、「糖質を摂っているつもりはないのに、気が付いたら沢山摂っていた」ということにならないように、どういったものにどういった糖分が入っているか把握しましょう。

多くの商品が、誰が見てもわかる通りの「糖質」で表記しているわけではありません。

特に清涼飲料水は危険度が高いのにわかりづらいです。食べる・飲む前に商品の成分表をみる癖をつけうるようにしましょう。

知らないうちに取りがちな甘味料の表記
・果糖ぶどう糖液糖
・果糖液糖
・異性化糖

人工甘味料と血糖値の関係、人工甘味料は糖尿病になる危険性について