優秀な人間とそうでない人

皆さんが思う「優秀な人」とはどういった人を想像しますか?多くの方は「仕事ができる人」と考えると思います。

実際のところ上に登っていく人は、仕事で結果を残している人であったり、自分の仕事を問題なくこなしていける人達が多いと思います。

仕事で結果を残している人には、それなりの地位を与えないとモチベーションが出ないですからね、仕事のできる人間が上がっていくシステムになるのは当然のことです。

ですが、このシステムだと後々にある問題が出てきます。「自分の仕事ができる」という人が上に上がるのはいいとして、「人に仕事を教えることができる」という人であるかはまた別問題です。

ここで「優秀な人」と「仕事ができる人」という違いが出てきます。

働いていると必ずお手本になる存在がいます。「上司」であったり「先輩」であったり

そういった存在がいるおかげで会社が大きくなったり、売り上げの出せる店舗になったりと、「教育」というのは、その職場を多きく成長させる為にとても重要な要素です。

部下や後輩、「後ろを続く人たち」を成長させれない会社に未来はないでしょう。逆に「後ろに続く人たち」を正しい教えを行える人間こそが「優秀な人」であり、こういった人のおかげで会社が大きく繁栄したり、成功者や偉人になれたりするのです。

「人を伸ばすことができる人」=「優秀な人」となるわけです。

自分の仕事が出来るのは当然として、周りも伸ばしていける人こそ大きな力を持てるようになります。たった一人の人間がいくら優秀でも大きな功績は残すことはできないですし、会社を大きくすることも社会的な大成功もありえないでしょう。

世で言われる「成功者」というのは個人で評価されがちですが、その人一人で成功することができたかというと、そんなことは絶対にありえません。

そして、それと同時に仕事に関する永遠の課題と言ってもいいでしょう。人を育てられない会社というのは必ずと言っていいほど衰えていきます。

今回はそんな「教育」に関して、うまく向き合う事ができる「優秀な人」と「そうでない人」の違いと、「優秀な人」の立ち回りとはどういったものか、という事を紹介していきます。

仕事を長く続ければ続けるほど後ろからついてくる人間というのは増え続けていきます。そんな環境に身を置く中で、自分がどういったように立ち回るかはとても重要になっていきます。

人生において、自分の後ろに誰もいない、なんて期間の方が少ないと思います。「優秀な人」として立ち回れるようにしておきましょう。

リーダーは距離を取られがち

仕事

やり方を聞かれた時に何を考えながら教えていますか?そもそも何かを意識しながら教えていますか?

「教育」というのが難しい原因の一つとしては、その人との「感覚」に違いがあるからなのです。

「感覚」という抽象的な表現になってしまっています。それ故に疎かになってしまうのですが、とても重要なことです。感覚が違うだけでその人との考えに大きく溝が開いていきます。

できる人とできない人の感覚といのは大きく違います。教え方であったり、教えている内容がどんなに良くても、教わっている側と教えている側に溝ができてしまうと、その教えた事は無駄になってしまう事が多いです。

「私にはできないなぁ」と思われてしまったらもう終わりです。その人はあなたのいう事を聞き流してしまうでしょう。

そもそも仕事ができる人といのは、周囲に一目置かれているが「かなわないなぁ」「すごいなぁ」「自分はあんなふうにできないなぁ」とその無力感から無意識に距離を取られていることが多いです。

この現象は割と起こりがちです。リーダーの威厳を漂わせて張り詰めた空気が漂い、いつまでも心許される相手にならない、という状態です。

そうなってしまうと、後続のリーダーが育たなかったり、周りが一向に成長しない、ということが起こります。「手を貸してもらう癖」がついてしまうと、自分で仕事を片付ける能力を得ようともしなくなります。

人が成長するには「自己肯定感」が必要になります。教える側がただの「できる人」で居続ける限りは、周りに格差を見せつけてる状態のままです。そうなれば自己肯定感は薄れていきます。

そういった自分の立ち位置を意識できるようになるだけでも行動パターンは大きく変わると思います。まずは相手と自分の距離感を意識して、自分が周りにどう思われているか考えるようにしましょう。

仕事ぶりを見せつけるな、という事ではありません。仕事ができることはいい事なので(笑)ただ、そういった距離感をまずは意識していないと教育はむずかしくなりますよ、ということです。

具体的な解決策は次の項目になります。

意識すること
・教える時に何を意識しているか
・教える側と教わる側の「感覚」は違う
・相手に「できない」と思われたら話を聞いてもらえない
・「できる人」は周りから無意識に距離を取られる
・「できる人」は周りの自己肯定感を下げる
・手順だけ教えて手を貸し過ぎると育たない

相手の感覚に合わせる

会議

人の教える時に自分の感覚を押し付けていませんか?相手に手順だけ教えていませんか?

よく言いますが、「相手の目線に合わせる」というのは重要です。こちらも意識を変えていきましょう。

教える際は、まず相手の話を聞きましょう。

どうしたいのか、何がわかっているのか、何がわからないのか、と相手に話をさせることが重要です。こちらからあれこれいうのは良くないです。

「こちらからあれこう言う」これが結構よくなかったりします。相手は一応話を聞こうと頑張るとは思いますが、ほとんど思考停止と一緒です。

ここで重要になってくるのが雰囲気やオーラです。話しをする側もここで遠慮していては意味がないですからね、話をしてもらいやすい雰囲気を作る、というのはとても重要です。

「こんなこと言ってもいいのかな?」ってレベルのことでもしっかり話してもらえるような雰囲気を作りましょう。

これは本当に重要です。「話を聞いてくれる人」というのは人との距離感を縮めてくれます。

上記の項目で説明した「仕事ができる人」による距離感や、周りの自己肯定感を下げる事の解決にもなります。

「話を聞いてもらえる」というのは「自分の助けになってくれる」という認識になります。そうなれば教えてもらいながらでも「自分が成しえた」という感覚になり、自己肯定感も得られます。

教えてもらいながらだとどうしても、「あの人がいないと無理…」ってなってしまいますからね、教えてもらう側の話を聞いてもらいながらだと、「次は自分一人でもいけそう…いけるようにしたい!」という思考になりやすいです。

とても簡単なことです。「話しやすい雰囲気を作る」「相手に話してもらう」「話をちゃんと聞く」これだけで大きく変わります。

「話しやすい人」というのは、厳しさや威厳を無くすと思われるかもしれませんがそんなことはありません。

逆にそういった人に注意されると一気にピリッとしますよね?注意することをちゃんと注意する分には問題ないです。

自分を変える必要があり、そういったことが苦手な人には大変かもしれませんが、難しいことではありません。まずは意識から変えていきましょう。

ポイント
・話しやすい雰囲気を作る(重要)
・話すより相手に話をさせる
・多く相手の話を聞く

相手に関心を持って向き合う

営業成績がよくなかった部下との話会いにおいて、普通の場合なら、何が悪かったのか、どうすればいいか、などの話をすると思います。これも重要なことです。

しかし、「人を伸ばす」という点ではこの対話ではたりません。仕事の技術面がよくなるだけでは人としての成長効果は薄いです。

ここで必要になってくるのは、「なぜ営業成績がよくなかったか」だけではなくて、「この結果をどう感じているか」という対話も必要になってくるのです。

「なぜ営業成績がよくなかったか」だけでは、一時的に成績がよくなるかもしれませんが、その人自身の成長を促しているとはかぎらないのです。

その人を伸ばしたい場合は、「何を思って行動したか」「今どのような技術や知識をもっているか」「どのくらいのモチベーションで臨んでいるか」などの、相手の状況から結果を考える必要があるのです。

こういった完全な仕事の内容だけでなく、その人の状態、をしっかり浮き彫りにして把握することが重要になってくるのです。相手も自分の考えや取り組む姿勢などを意識化できるので変化を生みやすいです。

仕事の内容を含めた相手のことも意識して接するようにしましょう。いつも「行動」と「結果」くらいにしか意識を向けてないのではないでしょうか?心あたりがあれば「相手」も意識してみてください。