失敗によるストレスを減らす方法、反省するより心を軽くすることが優先
ストレスを感じないことが大事
仕事で失敗した時って本当に最悪な気分になりますよね、「自分は無能だ…」「周りはちゃんとできているのに自分だけができない」「向いてないのかな…?」なんて自己嫌悪に陥ります。
これの何がいけないって、自己嫌悪に陥ることにより能力の低下を招くことになります。脳は自己肯定感が下がるとスペックが落ちてしまうので、
ただでさえ自分ができるかできないかのレベルのことをしているのに、脳の能力値が下がってしまえば、さらに失敗が増えますよね?これが失敗が続いてしまう原因なのです。
失敗したことにより、気分が落ち込んだり強くストレスを感じている時は、反省することを意識するよりメンタル面を安定させることが重要になります。
落ち込んでいる時に「反省しよう」なんて考えても、失敗したことを思い返して、さらに自己嫌悪に陥るだけです。まずはストレスを感じないように回復することを優先しましょう。
では、「ストレスを感じないようにする」にはどうしたらいいか、となるはずです。今回は反省するよりも優先的に行うべき、失敗によるストレスを軽減する方法を紹介していきます。
項目的には「失敗を人のせいにする!?」より説明していきますので、本題から見たい方は上記の「Contents」より選択して見てください。
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間違った反省の仕方
一般的には失敗することにより、強いショックを受けることで反省し、次は失敗しないよう成長すると思う傾向にあります。
確かに人は「痛み・苦痛」には敏感です。嫌な目にあい、その時に受けたストレスが大きければ大きいほど学習しやすくなることでしょう。
しかし、私たちの日常における失敗の大半はただストレスを感じることで学習し失敗しなくなるようなことではないのです。
言ってしまえば難易度が高いことをしているのです。「気を付ける」程度で次から失敗しなくなるようなことではないのです。
失敗した時に、「この苦しみを受け入れよう…!」「大きくショックを受けて反省しよう…!」
こう思っている方は恐らくもう一回同じミスをすることになるでしょう。
もしくは、時間が経って油断したころにまた同じミスをするようになるでしょう。人間とはそういうものです。気持ちだけで失敗を改善できるようになることは少ないのです。
では、失敗した時にどうすればいいのかというと、「改善策を考える」ことが大事です。
ハッキリ言ってしまうと、「思い返す」という行為にそこまで意味は無いのです。本当に反省するというのは、その場で改善策を考えること、を指すのです。
ただ思い返しても嫌な感情が蘇って、ストレスを溜めているだけです。改善策を考えることにより初めて学習した、と言えるでしょう。
上記のように間違えた反省をする人がとても多いです。失敗は誰でもします。しかし、そこで「改善策を考える」という発想があるかないかで大きく結果は変わることでしょう。
「自分だけ何度も何度も同じ失敗をして成長しない…」と、自己嫌悪に陥り、自分の能力の低さを嘆く人は仕事が続かなかったりします。
それはとても勿体ないことです。もしかすると続く人と続かない人のある違いは、「改善策を考える」という正しい反省のしかたを知っているか知っていないか、という違いだけだった場合もあるのです。
ただただ自己嫌悪に陥いることが反省ではない 、ということを覚えておきましょう。
・難易度が高いとストレスを感じるだけでは改善しない
・気持ちだけで失敗を改善できることを少ない
・思い返すだけでは反省にならない
・改善策を講じることで始めて反省していると言える
・改善策を講じれるか講じれないかの違いは大きい
失敗を人のせいにする!?
上記では、失敗したことを気に病むよりもまずは、メンタル面を安定させること、及び正しい反省の仕方が大事、ということをお伝えしました。
そして、失敗した時のストレスを感じづらくする方法としては、「失敗を周りの環境や人のせいにする」という思考回路を定着させる方法です。
ここで「それじゃあ反省しないだろ」「また同じ失敗をする」と考える方は、一度上記の項目「間違った反省の仕方」を読んで欲しいです。
反省するのに必要なのは、失敗した自分を追い詰めることではなく、改善策を講じることです。
また、「人の迷惑になる」「人のせいにするのは良くない」と思った方も安心してください。今から詳しく説明していきますが、そういった思考回路を利用してストレスを緩和させる心理テクニックです。
決して人にミスを擦り付けるようにすることではないので、最後まで読んで見て欲しいです。
恐らくこの記事タイトルを見て開いている時点で、読んでいただいている方たちは、誠実で責任感の強い方たちだと思います。
そういった方は自分で背負い込みするぎる傾向にあるので、今から説明する方法をほどよく取り入れてくれれば、良いストレスコントロールが可能になるはずです。
楽観的になれる実験
フロリダ大学の心理学者で医師でもあるジェームズ・シェバードが行った心理実験なのですが、
知能テストを控えた大学生をいくつかのグループで分けて、ある飲み物を与えます。一方のグループには「飲み物にはテストの成績が悪くなる成分が入っている」と伝え、もう片方のグループには「飲み物の成分はテストに影響が全くでないもの」と伝えます。その後両方のグループにテストを受けてもらます。
テスト終了後、結果を楽観的にとらえられている割合を調査しました。勿論成分に違いなどはありません。
「成績に影響が出ない」と伝えて飲んだグループは40%が結果を楽観的にとらえた
後者は前者よりも20%以上も少ない結果となりました。言葉一つで大きな差が出ています。
前者は「テストの成績が悪くても、どうせ飲み物のせいだからな、自分の能力が悪いわけではない」と、自分の実力を考慮することなく、飲み物の成分のせいといい訳をすることができる為、楽観的でいられています。
実験結果から得られる教訓
この実験から得れる教訓として、失敗しても悪いのは自分だけでなく、自分が失敗してしまう環境や周りの責任でもある、
という自分だけを責めないで、気持ちを簡単に切り替えることができる思考を持つようにすることです。
これはストレスを溜めない方法としてとても有効です。人だけでなく、「運」「コンディション」「天気」「タイミング」などなど、いろいろなものに置き換えれます。
失敗した時点で自分を責めたりせずに、一度気持ちをプラスに持っていきましょう。失敗しない人間なんていないし、本当に運が悪い時もあります。とりあえずマイナスに持っていってはいけません。
そして、感情をプラスに持っていったら解決策や改善策を考えましょう。
「運が悪くても想定はできた」「こういった環境ならそれを考慮しないと」と、どんな理由でも改善策を考えることはできます。
普段から「もっと頑張らないと」「もっと集中しないと」「もっと気を付けないと」が先に出て来る人は要注意です。
自分一人に責任を押し付け過ぎていませんか?自分だけが悪いと思っていませんか?もっと頑張ろうと思っていませんか?精神論は続かないし効率が悪いです。
楽をする工夫や心を軽くする工夫は反省するのと同じくらい重要なことです。頑張るだけが正しいことではない 、ということを頭に入れておきましょう。
社会を如何に生き抜いていくか、ということに思考を費やすことも大切なのです。
・楽観的でいられる理由を自分で考えて持つ
・感情をプラスに持っていってから反省する
・「もっと気を付けないと」で考えるだけではダメ
・精神論は続かないし効率も悪い
・頑張るだけが正しいことではない
・楽する工夫や心を軽くする工夫も大事
・生き抜くことにも思考を費やす
失敗した時にすること
原因を確実に把握する
解決策や改善策を講じると言いましたが、「何が原因で起こったか」というのを確実に把握している必要があります。
逆にどんな理由で起こったかハッキリ理解していれば、わざわざ解決策を考えなくても回避できる場合も多いです。
これはどんな理由であっても原因をハッキリさせるのがポイントです。
「集中していなかった」「注意が逸れてた」など、ハッキリしない理由に対しても無理やり理由を付けましょう。
「昨日ちゃんと寝れていないから集中できなかった」「やる気がなくて注意が逸れていた」など、根本的な理由はちゃんとあるはずです。
そこをハッキリさせていれば、解決策は見つかるでしょう。
上記項目にて、周りのせいにしたり環境のせいにしたりと言いましたが、
周りのせいにするにしてもちゃんと原因だけは把握しておきましょう。「運」でも「周りの人」でも「環境」でもです。
そこを改善、及び対策しない限りは、同じ状態が続いてしまうからです。
周りから情報を集める
役割はあれど、周りもある程度は同じ仕事をしているはずです。でも全然失敗しない人って必ずいますよね。
それをただ単にその人のスペックが高から、という理由で片づけてしまうとあなたは一生成長することができないでしょう。
必ずなにか工夫をしていたり、注意していることや心がけていることがあるはずです。よく観察して参考にしてみましょう。
失敗が多い人の特徴は周りが見えていないことがとても多いです。
なんだったら直接アドセンスしてもらうのもありでしょう。悩んでいることを伝えれば失敗した時もカバーしてもらいやすいです。
確認をする癖が無い
若い人の多いのですが、仕事を流れと勢いでしている人はミスが多かったりします。
馴れていないことあり、早く仕事を終わらして評価を得ようと無理をしていることが多いからです。しかし、それ自体は悪いことではありません。
ですが、ここで失敗続きになると自信を大きく失ってしまい、成長していく人と差が出てしまうこともあります。やはりそうならない為にはミスを少なくすることが重要です。
今一度、自分がしている姿を思い出してみてください。ここでしっかり確認ができている人は他に何か原因があることでしょう。
しかし、「確認を怠っていたかな?」って感じる人も多いと思います。ちょっと見る、だけでも仕事の安定度は大きく変わります。
「確認癖」が一度ついてしまえば、かなり有能になれますよ。人は「仕事が出来る人」より「失敗が少ない人」に信頼を寄せるものです。