遅刻癖は直させるものではない

あなたの周りには、よく遅刻をする人はいますか?遅刻してくる人っていつも同じ人ですよね。

そんな人って、もう周りから「遅刻する人」って認識されているので、注意もされなくなり直すつもり自体無い人もいます。

寛容でそこまで気にしてない人も多いと思いますが、そこそこ許せないと感じる人もいるはずです。

質が悪い人だと、「10分なら遅刻じゃないだろ」「俺に関してはもう5分は遅刻じゃないな」なんて考えている人もいますからね。

ちゃんと約束通りに来ている人は毎回損をしていることになります。そう思うとなんか許し難いですね(笑)

その人がどれだけいい人であっても、人によっては「残念な人」と認識することでしょう。

だからと言って、「遅刻するなよ」「遅刻癖直せ」なんて注意するのも面倒ですし嫌です。

相手は気分が悪くなりますし、自分は小さい人間だと思われてしまう可能性もあります。大人であれば、そもそも人に注意なんてすることは少ないでしょう。

遅刻してくる奴に対して、こいつはこういう奴だ、くらいに思って付き合っている人が大半です。

「縁を切る!切れ!」って考える人もいると思いますし、実際に切っている人もいるでしょう。しかし、「縁を切るのは違うなぁ」って思う人の方が多いと思います。

だからといって自分も遅刻するのは嫌だし、やはり遅刻されるのも嫌です。

なので理想としては、相手を注意などすることなく遅刻させない、が理想的になるはずです。

注意されていることに気がつかれなければ、自分の印象を悪くさせることもなく、相手の気分も悪くさせることもないでしょう。

例えば、職場でも遅刻癖のある後輩を毎回注意していたら、「小うるさいやつだなぁ」なんて思われます。

正しいことを言って注意しているにも関わらず、そんなこと思われたらこっちがストレスを感じますよね。

ですが、言われた側の7割くらいは、「少し遅刻してくるぐらい別にいいだろ」なんて思っていたりします。憎らしいですね(笑)

相手は怒られたストレスを緩和する為に注意したあなたを悪役に仕立て上げるでしょう。残念ながらこれも人の心理です。

なので、やはり理想は相手に予め遅刻をさせないように手を打つことなのです。

今回は相手を「遅刻させづらくする」心理テクニックを紹介します。あくまで心理的なものなので、通じない場合も多くあります。

特に遅刻する理由が性格的、又は意識的な問題ではない、何かしらの原因がある場合は通じないです。

しかし、使ってみると案外大きな効果を得れる可能性も勿論あります。とても簡単にできるテクニックなので上手くいけばかなり得です。

周りの遅刻癖に困っている人は「ちょっと試してみようかな」くらいの感覚で試してみてください。

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時間が中途半端だと遅刻できない

時計 時間

相手に遅刻させたくない場合は中途半端時間に約束をしましょう。

人は具体的な数字を見ると強く意識してしまう特徴があります。切りのいい数字、わかりやすい数字、認知しやすい数字では無く、具体的な数字です。

例えば、いつも待ち合わせに遅れてくる人に対して、「12時に集合ね」と言っても、必ず遅れて来るでしょう。「あれ、だいたいお昼過ぎくらいに、じゃなかった?(笑)」なんて言われて誤魔化されます。

「12時」とか「6時」とかは、特にボカされやすいです。「お昼ごろ」「夕方ごろ」って具合に変換されている場合が多いです。

ここで時間を変換してみましょう。「12時集合」であれば、「11時55分」にしましょう。

こんな感じで具体的な細かい数字を言われると、相手は「お昼ごろ」とか「12時くらい」なんて認識せずに、「11時55分に約束している」という認識をもちます。

このように時間を中途半端にすることによって、遅刻なんて悪癖を最大限に阻止することが可能です。

上記を読んで少し感じたと思いますが、人は具体的な数字に対して緊張感を持ちます。無意識の内に「なんでこの数字何だろう…こんな半端な数字にするのは何か理由があるのか…!?」と強く思考します。

その時間を指定した意味まで勝手に考えてしますのです。そうなれば頭に約束の時間が強く残ることになりますよね。

「なんでそんな半端な数字なの!?」と言われれば、「なんでだと思う?遅れないでね」なんて会話になるかもしれません。

そうなればさらに約束の時間が印象的になりますよね、もし、それで遅れてこようものなら、逆に相手は勝手に反省するまであります。

お互いがその約束の時間を強く認識していることを共有しているからです。

こちらはただ半端な時間を指定しているだけなのに、相手は「わざわざこの時間を指定した」という感じに思えて仕方ないのです。

ポイント
・人は具体的な数字を強く認識してしまう
中途半端な時間を指定すると遅刻できない
(12時であれば、11時55分などにする)
・相手が半端な数字に疑問をもつ
・強い印象をあたえている為、遅れた場合は反省させやすい

印象を与える具体的な数字

数字

上記で説明した、具体的な数字であったり、中途半端な数字だと印象に残る、というのは割と利用されている心理トリックなのです。

通販番組なのでよく見ると思うのですが、異様に具体的な数字が出てくると感じたことはないでしょうか?「凡そ」であったり「約」など使われずに、「3.8」みたいな細かい数字が使われています。

あれは正確な数字を伝えようとしているわけではなく、視聴者の印象に残りやすいようにしているのです。

例えばですが、ダイエットの通販番組で「半月で4.3キロダウン!」みたいな表記を見たことがありませんか?

小数点以下の細かい数字までだされると、「本当にこれだけ落ちたんだ!」って感じてしまいます。具体的であればあるほど、勝手に信ぴょう性が増すのです。

さらに、中途半端な数字は視聴者の記憶に残りやすいです。「約3キロ痩せてます!」って言われるより「2.98キロ痩せてます!」って言われた方が情報量も多くて頭に残ります。

「3キロ痩せる」なんて、いろいろなところで聞きそうな数字で、情報に特別感を感じないですよね。

何か数値を印象付けたい時は、より細かく具体的な数字で伝えるようにしましょう。相手の脳に強くインプットさせることができます。

気にかけるフリをする

上司 部下

相手が遅刻してきたら、「大丈夫?なにかあったの…?」本気で心配するフリをして見ましょう。

あくまでこちら側は「大した理由もなく遅刻なんてする人じゃない」と思っている様子をし続けます。

これをすればこちら側が相手を攻めることなく罪悪感を煽ることができます。

正直これは待たされたこちら側のストレス発散にもなります(笑)「なんで?」「どうして?」「心配したよ?」と大袈裟に相手を追い詰め続けましょう(笑)

相手が開き直って「普通に寝坊した」なんて言っても、「仕事遅かったの?」「疲れてる?今日やめようか?」なんてさらに追い詰めるのも状況によってはありです。

こちらも自己中に振舞う

相手が毎回遅刻してくるなら、こちらもそのつもりで動きましょう。「こいつならいいか」とギリギリまでベッドでスマホを弄ってだらだらしていいです。

この記事を読んでいる人なら、普段遅刻をするような人ではないと思いますが、やはり同じ目にあわせて、自分がされているのと同じように扱うのが一番です。

ここで相手が文句を言ってこようものなら好都合です。普段の不満をぶちまけましょう(笑)

相手を変えるより、自分の都合のいいように相手に適応するのも一つのテクニックです。

予定がポシャってしまうのは相手も望んでいないはずなので、どこかで改善しようとする可能性もそこそこあります。