緊張・口下手でも会話が続く方法、無理に話さなくても会話は続けられる
「緊張して上手く話せない」「相手を意識しすぎて緊張する」「会話が続かない」などの経験をしたことが一度はあると思いますし、これからもあると思います。
会話が苦手って結構致命的な弱点ですよね。生きているかぎり会話をしない日なんてそうそうないでしょう。
特に、異性相手に緊張してしまうのは、かなり辛いところです。かなりかっこ悪いですし、自己嫌悪から自己肯定感も下がりますし、さらに会話への苦手意識を持ってしまいます。
今回、相手に好まれやすい会話術を紹介しますので、「会話で緊張してしまう」「口下手で上手く話せない」という方は、是非参考にしてみてください。
「自分に自身を持つ」とか、「会話のストックを持つ」とか、「いろいろな経験をする」などの、精神論やら手間のかかる方法ではなく、かなりシンプルな方法で明日から使える実用的なテクニックです。
フォローアップクエスチョン
会話で「フォローアップクエスチョン」というテクニックを使うと、会話に困りづらくなります。今では知っている人も多いかもしれません。
簡単に言ってしまえば、相手が1つ話したらこちらからもう1つ質問をする、という会話テクニックになります。
メリットの多い会話方法で、会話が上手い人やモテる人も、この会話方法を基に会話をしていることが多いです。
簡単なやり方
最初の質問は何でもいいです。状況にあった質問でもいいですが、「普段何をしている人?」とか「休みの日は何をしているの?」とかでも大丈夫です。
最近多い返答であれば、「ネットフリックスで映画を観てるよー」とか「ずっとゴロゴロしながらYouTube見てる」とか「一日中ゲームしてる!」などなどですね。
あとはそういった回答に、「何観るの?」「どんなゲームをするの?」と質問を重ねるだけです。
できていない人
この方法を聞いて「なんだ、大したことない普通のことじゃん」と思う方もいると思います。
そうなんです。普通のことなんです。しかし、この会話の流れを「意識する」「基本にする」ということが出来ていない人が会話に苦労するのです。
無理に、「おもしろいこと言わなきゃ…」「好みそうな話題を…」「会話を弾ませたい!」なんて意識しすぎている人は、恐らくいつもグダっていると思います。
まずはこの会話の流れを把握しましょう。この会話の基礎ともいえるテクニックをちゃんと念頭に入れて置くことが大事です。
話さなくていい
このテクニックの一番優秀な点は「自身の会話力は必要ない」という点です。
会話が下手な人が無理して話したところで良い結果にはなりません。まず、仲の良い人でなければ緊張して上手く話せない人も多いでしょう。
その点このテクニックは自分が率先して話す必要はありません。相手に気持ちよく話てもらい、こちらは聞くことに徹するのみです。
そもそも、気兼ねなく話せるわけでもないよくわからない相手に対して、相手好みの返答やおもしろいことを言おうとすること自体が間違いなのです。
会話は、面白いことを言って盛り上げるのではなくお互いに息を合わせて盛り上がるもの、ということを意識しておきましょう。
その為にもまずは、相手の話しを聞かなければ始まりません。
好感を持たれやすい
質問を投げかける行為は「自分に興味を持ってくれているんだ」という捉え方をされます。こちらが意図せずとも、一つ心を開く行為になるのです。
もし、ここで嫌がれられるなら、それは会話力どうこうの話しではありません。嫌われているので会話するべきではないです。
口下手同士でも質問を答える形であればとりあえず会話が進行するので、お互いにとっても都合がいいのです。
女性に好印象
特に女性は「話を聞いて貰いたい」という気持ちが強いです。「自分の話しを聞いてくれる人」というだけで好感度アップに繋がります。これは質問する側が男性でも女性でも違いはありません。
異性として、友達として、でも好感を持たれやすいので、女性の話しはできるだけ聞いてあげることに注力しましょう。
特に「聞き上手の男性はモテる」とも言いますし事実です。「話し上手な男性」を目指すのが難しい方は、是非「聞き上手な男性」を目指してみてください。
注意点
もちろん注意点もあります。相手を質問攻めにしないことです。この方法を聞いた時に想像した人も多いでしょう。
途中で軽くでもいいので感想を挟むようにしましょう。だいたい質問は「3連続」くらいまでです。2回目の質問くらいで感想を言えるのがベストですね。
2回目「何買うの?」→「最近はランニングシューズを買ったよ」
感想「なんか意外!運動する人なんだね」
1回目「休みは何するの?」→「よくカラオケに行くよ」
2回目「何歌うの?」→「K-POPばっか歌ってる(笑)」
感想「イメージ通りだ(笑)」
上記のようなイメージです。2回くらい質問すればそこまで苦労せずにそれらしい解答が出来るものです。特に面白いことを言うのでもなく、普通に感想を言ってあげればいいです。
本当に何気ないのになんだか好感が持てますよね?やっていることはただ話を聞いて感想を言っているだけなんです。
話せる時間は30秒
相手が話を気分良く聞いてくれる時間って知っていますか?実は話す時間は「30秒間」が理想とされています。
1分以上話していると、聞いてる側が少しだけしんどくなってきます。
おしゃべりで一歩的に話し続ける人っていますよね。本人としては「相手の話しもちゃんと聞いてる」と思っていることが多いです。
恐らくこんな人は「1分以上話し続ける人」になっていると思います。周りになんか雑談がダルかったり、楽しくなくて疲れる人はいませんか?もしかするとこれが該当するかもしれません。
時間をあまり気にしすぎても不便なので、なんとなく頭に入れて置く程度にしておきましょう。感覚で問題ありません。把握してさえおけばそこまで意識しなくても加減できるはずです。
ゆったり話す
会話において「ゆったり・ゆっくり話す」は結構重要なポイントです。落ち着きのある人に対しては誰でも話やすくなります。
早口の人って自分の言いたいことだけ言って話を聞いてくれていないように感じますよね。ゆっくり話す人は自分の話しを聞いて、考えて会話をしてくれている印象を受けます。
実際、話す側としてもゆっくり話せば発言の質はあがります。焦ったり面白いことを言おうとテンパっている人は早口になりがちです。
あれこれ言う必要なく・発言の質も上がり・相手から好印象を得れる、ゆっくり話すだけでメリットが沢山あります。
ここで「ゆっくり話さなきゃ…!」ってなると、また余計な思考とぎこちなさが出てしまうので、あくまで「早くならずに落ち着いて話す」くらいで意識しましょう。
共有できるところを探す
少し難しいですが、質問するにしても返答するにしても、「共感できるな」「共通の話題になるな」という部分をピックアップするように意識しましょう。
人は共感されると嬉しくなる生き物です。話がいもありますし、もっと楽しくいろいろと話てくれるようになるかもしれません。
もちろん無理に共感しようとしたところで、嘘っぽさやぎこちなさが出てしまうので、本当に自分が共感できる部分を汲み取れるよう意識して話を聞きましょう。
また、共通の話題になるように仕向けて話すのもかなり有効です。
例えばですが、あなたが趣味が食べることなのであれば、最初の質問に食べ物関連の話題を振ってみてください。
自分の得意分野ですし、オススメしたり質問に答えたりと、会話をコントロールしやすいです。それでいて相手の話しを主体に話せば、質の良い返答もできます。
相手の会話の中に自分と共有できそうな話題がないか探してみましょう。話題にする際は、流れを遮らないように注意してください。
乗り気じゃない返事が来た場合
会話が続かない状況と言えば、相手がの返事が乗り気じゃない時ですよね。
「いいえ」「別に」「違う」「いや」などの否定でだけの返事で終わらせられたら、こちらも返事に困って変な空気になってしまいます。
そんな場合はそっとしておいてあげた方がいいかもしれませんが、乗り気じゃないのが分かっても、できれば会話を続けて場を持たせたい状況もありますよね。車の助手席とかだと逃げられません。
そんな返答に困るような返事が来た場合も、しっかり相手の言葉を受け入れて、思ったことを伝えみましょう。
例えば助手席に乗っていたとして、ぶら下がっていたキーホルダーの話題を振ったとします。
「このキャラクター好きなんですか?」
→「いいえ」
→「……」
会話が終わって気まずくなりますよね。それでも自分の思ったことを言ってみましょう。
「このキャラクター好きなんですか?」
→「いいえ」
→「飾っているので好きなのかと思いました(笑)プレゼントですか?」
このように質問を重ねれば、会話が止まってしまうよりは気まずくなりません。これでも嫌そうなら止めた方がいいですが、なんやかんや話が進むパターンの方が多いです。
褒めたおす
褒められて嫌な人なんかいません。褒められて機嫌が悪くなる人は、その人に問題があるか、褒める内容が良くない場合です。
褒める時は少し大袈裟でも問題ありません。質問したことの返答に誉め言葉を付け加えましょう。
褒める時は理由をつけるよう意識すると、よりそれっぽくなります。相手もよいしょしてると感じづらくなるので、できるだけ理由をつけるとよいです。
2段構えだと褒めやすいです。
「凄い!頭いいんですね」
「かっこいい!とってもオシャレ」
「綺麗!スタイルいい似合う」
褒めるのって凄い簡単なんです。それでいて効果的です。相手の良いと思ったところは惜しみなく褒めたおしてあげましょう。
まとめ
・質問を主体に聞き上手になる
・話すことが苦手な人は、内容を意識しすぎている
・聞き上手はモテる
・話す時は「30秒以内」で1分を越さない
・ゆっくり落ち着いて話す
・共感できるポイントや共通のポイント探す
・どんな返答でも受け入れて思ったことを聞いてみる
・沢山相手を褒める
基本的には相手に話もらうことさえ意識できれば、あまり会話には困らないと思います。後は褒めていたら相手も気分がよくなって、会話が弾みやすくなります。
会話に苦手意識がある人は、とりあえずリラックスして、相手の話しを聞くスタンスでいきましょう。