デートで損をする人

デートをする際はいろいろなことに注意し、常に相手のことを考え、気遣いできることを意識して好印象であろうとしますよね。

間違いなくそういった意識は大事なことです。自分勝手な人は男性だろうと女性だろうとまず嫌われてしまいます。そうならない為の注意は誰しもがするでしょう。

しかし、気遣うあまりになんか「当たり障りのない」デートになってしまっていませんか?しいて言えば「なんとなくつまらない・刺激が足りない」みたいに思ったことはありませんか?

男性の方であればこんな言葉を聞いたことがあると思います。

「優しいだけの人はモテない」

人というのは嫌な生き物です(笑)優しくされる、思いやりを持たれる、だけでは好感を持つことはできないのです。これは女性にだけよく言われますが男性にも言えることです。

女性だろうと男性だろうと、優しくされるだけでは好きにならないのです。

このことは誰しもが何となくはわかっている事だと思います。しかし、優しいだけで好感度があがらない、と納得しただけでは道理が通らない部分が出てきますよね。

「だからって優しくしないわけにはいかないじゃん」「そうは言っても皆「優しい人が好き」って言うよね?」と思った方が多いと思います。

そうです。結局の所そういった「優しさ」は必要になります。重要なのは優しくするタイミングなのです。

感覚としては「優しさ」と言うよりも「デレ」に近いかもしれません。デート中相手にずっと好意や思いやりを伝えても人の心は動きません。

好意、優しさ、思いやりにも相手への「伝え方」が重要なのです。好き好きされたから余計好きになる、ってことはあまりないですよね。それどころか何となく冷めていくことが多いです。

なので今回は「デート中の相手への好意を魅せ方」を人の心理的観点から説明していきます。

併せて「相手との関係を深める話題の出し方」なども解説していきますので、是非最後まで読んで参考にして頂ければ幸いです。

冷たい態度と熱い態度

カップル

最初は冷たく

常に相手の言うことに頷く、沢山褒める、ずっとニコニコする、こういった要素をデートで心がけている人は多いのではないでしょうか。

「相手の気分がいいように」と心がけるのが相手の心を掴むことの近道、という風に考える人が沢山います。

しかし、上記でも言っているように実はそんなこともはありません。必要な要素ではありますが、相手の心を掴むためには只管良い事をするのではなく、タイミングを工夫する必要があります。

実は、デートの前半は冷たく、そして徐々に熱く、を意識すると人の心は揺れやすいです。

「え…冷たくするの」って感じる人もいるかと思いますが、最初っから好意全開いるよりは絶対に相手の心が揺れるデートにできます。

冷たいと言うよりは少し素っ気ない感じでいるほうが良いアンバイになるかもしれません。

最初は「クールに淡々と」って感じでいましょう。お互い最初はどっちかというと浮足立っている状態に近いです。

緊張やら警戒やら不安やらで気持ちが入ってもいないし、一番盛り上がっていない状態です。まずは落ち着いて心から楽しめるリラックス状態を目指す方がお互いの為になります。

そんな落ち着かない中で相手に詰めても詰められても気持ちが入らないですよね。ちょっとフラットな状態の方がちょうどいいのです。

気持ちが落ち着いていない状態の時に、リラックスできる・リラックスさせてくれる人が相手だとどう感じますか?

だいたいの人がとても好意的に感じるはずです。これがいわゆる「包容力のある人」「大人の人」「落ち着いている人」になるのです。

男性に求められそうなことに感じますが、これは女性にも必要なことです。

「この子といると落ち着くな」「この子といると安心するな」と思われる女の子はモテます。特に今の時代の男子にはかなり刺さります!(笑)

男子はプライドの塊です。その割にメンタルはさほど強くなく、常にいろいろと心配しているので、安心できる女性を求めているのです。

さらにこれは男女に言えることですが、「見るからにモテそう」な人はさほどモテないのに、「少しだけモテそう」みたいな人がえげつないほどモテます。

この原因もやはり「安心感」が関係しているのです。いろいろと心配するのはいやですからね。

徐々に熱く

上記では「安心感」や「リラックスできる」といった要素が必要になると説明しています。

しかし、やはりそういった要素だけを求めたデートだと「なんかつまらなかったな…」と思われるようなデートになってしまう可能性が高いです。

相手にとって忘れられないようなデートにするには後半にかけて徐々に熱くするようにすることが重要なのです。

ここで前半冷たくしていることが生きます。前半冷たくしているから「もしかして楽しくないのかな?」「少し素っ気ない気がするな」「好かれているのかな?」と疑問に持っていますよね。

そんな不安になっているタイミングで、「優しくされる」「笑顔を沢山向けられる」「好意的な発言や行動をする」といったことをされるとどう感じますか?

間違いなく最初から好意的な態度をとられるより数倍のインパクトがあるでしょう。

前半素っ気なくした分沢山笑いかけましょう。帰る時間が近づいてきたらどんどん気持ちを乗せて魅力を振りまきましょう。

その前半と後半の熱力の違いはとてもよい刺激になります。相手の気持ちを動かしてこそデートとの意味があるでしょう。

ポイント
◇最初は冷たく
・クールに淡々と
・落ち着きを見せる
・相手もリラックスできる態度
・最初から好意をみせない

◆後半にかけて熱く
・素っ気なくした分やさしくする
・沢山好意的な言動をする
・思いっきり魅力を振りまく

関係が深まる話題

人の思考

デートの時ってどんな話をしますか?相手を知れること、自分の好きなこと、相手の好きなこと、楽しそうな話題、日常的な話題、出先での感想といろいろあると思います。

しかし、やはり当たり障りのない話題は関係を深めるのが難しいです。ポイントは「仲のよい人」とするような会話をすると、より親密な関係になりやすいです。

そうは言っても、まだまだ関係の浅い状態で仲の良い人とするような会話をするのはハードルが高いでしょう。

なので、「そこまで仲が良くなくてもできる」かつ「より親密な関係になりやすい」話題は「共通して嫌いなモノ」 を話すことです。

「嫌いなこと話すの…?なんで?」ってなるかもしれませんが、実は2006年に「同じ相手を嫌うことで結ばれる絆」と題した研究が行われており、人は好きなものが同じ場合よりも、嫌いなモノがおなじ場合の方が親密になる、という結果がでています。

「共通の好きなこと」を話題にするよりも「共通の嫌いなこと」を話題にする方が親密になれるのはかなり意外に感じますよね。

ですがこの研究結果には少し納得した部分もあります。最近はSNSの普及により「共通の趣味の人と付き合いたい」という人が多くて、実際にカップルになる人が多いですが、割と上手くいかない人の方が多かったりします。

上記の理由からと言いたいわけではないですが、「共通の好きなこと」はそこまで大きな効果を発揮しない、ということが少しは言えるのではないでしょうか。

それに対して「共通な嫌なこと」に関しては、研究結果がだされていて効果は折り紙つきです。

「嫌いなことをどうやって話題にするの?」って思う人もいるかと思いますが、割と好きなことを話題に出すくらいの難易度とそう変わりません。

実際、身の回りの人の嫌なこと、好きではないこと、って結構意識しますし、好きなことくらい頭に入れやすいですよね。

まぁこれは「知識として頭に入れておく」くらいでいいことです。これからは「共通の好きな話題」よりも「共通の嫌いな話題」を意識してみましょう。

デートで相手の心を掴む心理術、優しいだけの人はモテない、関係が深まる話題の出し方